米CPIの上振れで1ドル=150円台!為替介入の可能性は?/2月14日
左手は添えるだけ…株は買うだけ…昨日の米CPI(消費者物価指数)の上振れで売られたというよりは、オーバーシュート、行き過ぎていたのが少し押し戻されたといったところでしょう。まぁ日経平均とかあからさまに高過ぎましたから。
昨夜発表された米1月CPIは、注目の前月比コア指数が+0.4%(予想+0.3%)となったことで、インフレ懸念から米金利上昇、ドル高・株安という流れに。コアが予想から+0.1%上振れた程度でインフレ再燃もちゃんちゃらおかしいというか。
まぁ直近の株価の値動きとしては、インフレ低下からのFRB(米連邦準備制度理事会)の強烈な利下げがあるという前提に、AIバブルへの期待感から上昇してきたわけで、片方のエンジンが不調に。これで21日のエヌビディアの決算が予想を下回れば、大きな調整につながることでしょう。
もっとも、そもそもとしてインフレ再燃というほどではないというか、CPIもトレンド的には順調に下げてきているわけで。したがって、インフレ再燃と評価するには、今後数ヶ月間のトレンドを確認してからという話になります。去年もそうでしたが、原油高などで一時的なインフレ上昇はあっても、流石にギチギチに金利を引き締めた状況でインフレが上がっていくわけもなく。
米国の平均時給もボチボチ頭打ちなわけで、ここから相当景気が上振れてインフレもさらに高くなってみたいな展開でもない限り、利上げもないと。
そういった意味では、株価にとっては単なる押し目以上の意味を持たないように思います。
38,000円前後が目先の高値にはなりそうですが、エヌビディアの決算が問題なければ調整はせいぜい5%で36,000円前後を底として考えておけば良いかなと。
エヌビディアがコケると10%の調整コースもあるので、最大34,000円レベルを見ておくと。とりあえず、軽く持ちつつ37,000円前後で追加して、36,500円から多めにポジを追加していくトレードで問題ないように思います。
というわけで、今日もドル円を解説していきます。出し惜しみはしないので、ぜひ興味あるサービスがあればブログのバナーを活用してください。
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◆為替介入はしばらくない!浅い押し目、浅い損切りでしょついていくしかなさそう…
問題は為替なんだよなーと。こうなってくると、1ドル=160円も見えてきそうな。ちょっとこれはこれでやり過ぎなので、流石にここから入っていく場合は、損切りも明確にしないと死んじゃいそうですからね。
今朝、1ドル=150円到達を受けて、神田財務官、鈴木財務相の両名から相次いで口先介入が発表されました。瞬間的にドル円は下げたものの、あっさり前戻しですからね。
とにかく、CPIの上振れによるドル買いが150円達成のきっかけとはなりましたが、底堅い円売りが支えとなっているので、繰り返しているようにしばらく大崩れはなさそうですね。繰り返している通り、マイナス金利解除後の利上げができない時点で、もはや円を極端に買うトレードはできないという話でしょう。
まぁ今週の米小売とか、新規失業保険申請件数がゴリっと下振れれば、また利下げだよねという話になってドル安にはなるでしょうが、それで下げても2-3円でしょうからね。とりあえず、円高トリガーが引かれない限りはどうにも下げない流れです。
スカスカの真空地帯をすっこ抜けて150円台後半まで上昇。まぁ下がればすかさず押し目といったところではあります。とりあえず、150.00円の大台節目を意識して150.00-150.20円レベルでは軽めに買いたい。
150.00円前後で停滞するのであれば軽くポジったまま様子見ですが、ズルズルと下げるなら、日足のレジスタンスとなっていた149.50-149.60円割れで一旦損切りでしょうか。粘るなら追加で買って149.00円割れで損切りというパターンもありです。
いずれにせよ、円高が来ないと継続してショートは難しいですからね。スワップ的にも重たいので、基本は押し目買い継続かと思います。
ちなみに為替介入に関しては、1ドル=150円程度ではまだまだないと思います。155円を超えて初めて現実的になってくるのかと。去年程度の水準で日本が問題なく耐えられることは証明されていますので。
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