シャイニング・バスターズ（2023年度4月）

【寸評】

　4月終了時点で同率2位に3チームが並ぶ混セの中、首位に立ったシャイニング・バスターズ。チーム防御率がリーグ2位の3.49で、先発、中継ぎ、抑えにウィークポイントがない。特に与四球率、被安打率がリーグ1位であり、投手陣が安定している。打線は4番の比嘉が不調であるが、チーム打率はリーグ3位の.284、得点135はリーグ2位と不調の4番をカバーしている。

【投手】

・先発投手

　勝呂が月間MVPランキング2位に入る好調ぶりを見せた。防御率2.16はリーグ3位で、4登板のうちすべてQSを達成し3勝を挙げた。疲労も見られているため、一度疲労回復のため、抹消の予定。一方エースの竹澤は5登板のうち2勝3敗と苦しんでいる。開幕先発ローテだった赤坂、岩波は不調で登録抹消。代わって登録された田村、坂根は好投を見せており、今後にも期待がかかる。

・中継ぎ、抑え投手

　セットアッパーの日高は9登板で5ホールド、防御率0.90と期待通りの投球を見せている。もう一人勝ちパとして起用している花村であったが被打率が高い状態であるため、配置換えとなった。開幕1軍であった稲村に代えて入った牧谷は元は先発投手であったが、ビハインド中心の登板だが、6登板で無失点と素晴らしい投球を見せた。今後勝ちパで採用される見込み。

【野手】

　トップバッターの西出と4番の比嘉が苦しんでいる。西出はパンチ力がありながら足でかき乱すこともできる選手だが、打率が.225と低いばかりか、長打率も.292と鳴りを潜めている。4番の比嘉はチャンスに強いスラッガーだが打率.198、得点圏打率.212と精彩を欠いている。明らかに不調であるが二人とも起用を継続し、復調を待つ予定。2人を不調をカバーするように、草間、大村が打率3割をゆうに超えるハイアベレージを残しており、好調さが伺える。

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