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学校へ行きたくない仲間たちへ

まず、このnoteを見てくれてありがとう。
君たちには30万人の仲間がいる(全国の不登校の人数※2022年文部科学省のデータ)という、自分だけではないという安心を得てもらいたくて、この情報を伝える。

人生において、不登校は大きな問題になるきっかけとなる場合もあるし、ならない場合もある。
私個人の意見は、不登校を経験したおかげで自分と向き合ったり、人とは違う、自分らしい道を見つけたりすることで、振り返った結果、経験して良かったと思う人が多い。

その理由を伝えたいと思う。

その前に私がどういう人間か、軽く自己紹介をしたい。
私自身、不登校の経験はない。
しかし、それよりももっと恐ろしいことを経験しているつもりだ。

想像して欲しい。
大人になり、働き始めて、なかなかうまくできなくて、だんだん朝起きるの辛くなり、明日には会社が爆発していないかと毎晩考える日々。
鬱病になり、とうとう身体が動かなくなって、会社に行けなくなる。
復職も失敗、精神病院に入院する。

そんな経験をしているのが、私。
社会というレールから、かなり離れたことのある人間だからこそ、不登校は全然まだまだ大丈夫と言える。

そんなヤバい人間の言葉なんてと思われるといけないので、補足すると、私は今、経営者をしていて、生きづらさのある子どもや若者たちの社会復帰の支援事業をしている。
県知事が視察にきたり、全国から同業者や、政治家なども見学にきたりするような新しい支援をやっていて、新聞にも何度も掲載頂いている。

なので、一応は専門家であるし、生きづらい経験をしたある意味先輩である。

話を戻そう。
そもそも学校で得られる知識は、殆ど社会では役に立たない。
怒られそうだが、少なくとも私はそうだった。
これを見て、勉強しなくて良いんだと勘違いされても困るので、補足すると、学校で勉強する必要は必ずしもないが、生きていくためには勉強し、その知識がスキルとして身に着くまで、思考錯誤する必要があるというのが正しい。

そもそも何故、勉強するのかというと、自分の人生において、幸せに生きていくためにするものだと私は思う。

また学校批判かと思われるかもだか、日本の教育制度は世界に比べて古い。
今、社会では答えのある問題を解くよりも、より複雑な課題に対して、自分なりに仮説を立て、それが正しいのか、正しくないのか、それともどっちでもないのかという、検証したり、試行錯誤する能力の方がよっぽど大事だったりする。

現にGAFAなどの、世界トップクラスの会社は学歴を重視しなくなっており、日本でも東大卒の人が、必ずしも優秀だという認識は変わりつつある。

ある経営者は自分の子どもに、今日は何を失敗したのか、夕飯の時に聞き、失敗してないというと、それは挑戦をしなかったということだと叱り、失敗すると褒めた。
その子は父よりも優れた大人になったという話である。

今、日本の子どもや若者たちの間で、失敗=悪いこと→何もしない
ということが起こっており、これはかなりやばい。

今でこそ、人前で講演をしたりするが、それまでは散々悪口を言われたり、足を引っ張られたりした。
枕を涙で濡らした数も多い。

それで心が折れた人を沢山みてきた。
折った人は、大抵学ぶのを辞めた、ダメな大人である。
SNSにはダメな大人が多いので、注意が必要だ。
人の揚げ足を取って、悦に浸る大人にはならないで欲しい。

また親ガチャなんて言葉もあるが、残念ながら大人と言っても、子どもが不登校になった時の正しい知識なんて、学校では習わないので、上手く出来なくて当たり前で、虐待はダメだが、それ以外の失敗は許し、味方につける方がお勧めである。
本当にダメな親だった時には、信頼できる大人を探そう。
これもSNSではなく、医療者か福祉の支援者、カウンセラーなど、専門知識がある大人がよい。
私のお勧めは経営者だ。
人とは違う視点を持っており、良いヒントをくれるギバーであることが多い。

不登校になった自分はいったいどうすれば良いのか?

まずは、今通っている学校以外の学校に転校することを考えたり、通信制の学校を調べてみよう。
昔と比べて、フリースクールやホームスクーニングなど、学べる選択肢が多いことを知ること。
世界の大学の授業なども無料で学べることも多い。
後は本がお勧めだ。
始めはライトノベルでも良いので、本に触れる習慣を持とう。
親と関係を良くして、旅行に出かけるのも良い。

そこから自分に合いそうなものを選ぶといい。
良くないのは、失敗を恐れて、何も選ばない、何もしないということ。
ゲームも良いが、時間を決めた方が良い。
ゲームは楽しく、ネットで人と繋がり、孤独を紛らわせることができる。
しかし、やり過ぎると社会復帰に必要な身体の調子を壊し、それが長引くと脳が炎症し、親に暴力をふるったり、下手すると措置入院させられるリスクがあるため、程よく楽しもう。
何事もちょうど良いところがある。

先延ばし癖は、下手をすると10代~20代の人生で最も楽しい時間を奪うことになるため、お勧めしない。
世間体や、周りの目を気にすると、一番大切にしないといけない、自分自身の人生の舵を失うことになるので、気にしない方が良い。
彼らは口は出すが、みんなの人生の責任は取ってくれない。

人と違うことは良いことだ。
今いる環境では、良くなくとも、違う環境では良いことになることはかなり多い。

私は発達障がいのADHD特性がある。
人と同じことが嫌いで、変わっていると言われると嬉しかったりもする。

小学校では掛け算の暗記が苦手で揶揄われたりした。
学生時代は友人に恵まれ、勉強を教えてもらい、何とか卒業できた。
社会人一年目で鬱になり、何度も死のうと考えた。

何故、今、この仕事をしているのかというと勉強を教えてくれた友人が過労自殺でこの世を去ったからだ。

今、これを読んでいる皆には違う選択肢や未来がある。
勉強や運動が苦手だったり、人間関係が上手くいかない。
いじめられている。
ダメな大人ばかりで、社会に絶望しているかも知れない。

でも悪い大人ばかりではなく、良い大人もいるということを知って欲しい。
歴史に名を遺した偉人や有名人の多くは、学校生活で躓いた経験がある。

  1. トーマス・エジソン - 発明家。学校での授業に馴染めず、母親から家庭教育を受けました1

  2. アルベルト・アインシュタイン - 物理学者。学校の軍国主義的な校風に馴染めず、15歳で退学しました2

  3. キアヌ・リーブス - 俳優。失読症や家庭の問題で学校に通えず、ホームスクールで教育を受けました2

  4. チャーリー・シーン - 俳優。映画制作に夢中になり、不登校になりました2

  5. 白石麻衣 - アイドル。中学時代にいじめを受け、不登校になりました1

  6. よしあき - モデル。小学校でのいじめが原因で不登校になりました1

  7. スティーブ・ジョブズ - Appleの共同創設者。高校時代に学校を辞め、後にリード大学を中退しました3

  8. ビル・ゲイツ - Microsoftの共同創設者。ハーバード大学を中退しました3

  9. マーク・ザッカーバーグ - Facebookの創設者。ハーバード大学を中退しました3

  10. リチャード・ブランソン - ヴァージン・グループの創設者。ディスレクシア(読字障害)で学校に馴染めず、16歳で退学しました3

不登校は決して人生の終わりではなく、新たな可能性の始まりだと私は思う。

もし、これを読んで峯上と話をしてみたいという方がいれば、下記に問い合わせください。

ここまで読んでくれてありがとう。
少しでも、選択肢が増え、その中から皆が選んでもらえると嬉しい。

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