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⑤貧血を予防しましょう

12月9日(水)
こんにちは。
先週、知人に筋トレについて熱く語り、ちゃんと栄養についても指導してきました。
水曜日担当古澤です。
#このページを紹介し忘れた
#痛恨のミス



さて今日は第5弾の貧血予防についてです。

近年スポーツ貧血という言葉はかなり話題ですね。
特に水泳の大橋悠依選手は大学2年生の時に謎の不調に見舞われ、日本選手権は最下位となられてしまいました。
その後、血液検査の結果貧血とわかり、食事を徹底的に見直し、2017年の世界水泳では最優秀選手を獲得しています。


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https://www.tv-asahi.co.jp/sekaisuiei2019/swimmer/woman/ohashi_yui.html


ちなみに陸上長距離日本代表選手の25%は貧血であるとも言われているそうです。
中高生でも陸上競技や剣道、空手、バスケ、バレーに多いと言われています。


貧血の原因は鉄分不足と言われていますが、その理由として鉄分はヘモグロビン(Hb)を生成します。Hbは酸素と結合して体内に酸素を運んでくれますが、鉄分が不足してするとHbを生成できず、酸素を運搬しにくくなります。
すると脳や筋肉への酸素供給や足りずクラっときてしまうわけです。


ですが、それだけでなく貧血は足底への衝撃によって赤血球が破壊されることでも生じます。
これを「溶血性貧血」と言います。


そして女子中高生となるともう一つ要因があります。
女性は月経もあるため、貧血にはなりやすいことも頭にいれておかなければなりません。


ということはどこで補うか。
鉄製剤を注射することは近年、ドーピングの観点からあまり積極的にはおすすめされていません。
では、どうするかというと普段の食事です。


対策としてはもちろん鉄分補給ですが、鉄分とビタミンCを一緒に摂取することで吸収率は向上しすると言われています。
鉄分の多い食品はバジル、レバー、パセリ、卵の黄身、油揚げなど。
ビタミンCの多い食品はアセロラ、パセリ、ゴーヤ、ブロッコリー、赤ピーマンなどです。
また、タンニンは鉄と結合しやすいので緑茶や紅茶、コーヒーは避け、飲水はほうじ茶や麦茶に変えることも良いです。

なかなか食事を全部見直すことは難しいと思いますのでまずは食事の際に、飲み物を変えてみるだけでも良いかもしれませんね。



ここからは僕が一番伝えたいことです。

僕は常々、選手たちだけでなく顧問や監督に話しているのは「女子選手は身体の小さい男性アスリート」ではありませんという事をお話ししています。
スキルを教える、怪我を予防するだけでなく、身体を知ることも大切な役割なのです。

頭が痛い、体調が悪い、顔色が悪いこと、体力がないこと…
一括りにして「根性がない。練習量が足りない。」と言わないこと。
女性コーチや監督でも同じです。
症状は人によって違います。あなたは大丈夫だったかもしれませんが、選手は大丈夫ではないかもしれません。
そこに気付いて導いてあげることもcoachの役割だと考えています。



セクハラなど世知辛い世の中ですが、選手のために勉強することもコーチの大切な役割ですので頭に入れて頂けると幸いです。


ではではまた来週。

次回は⑥女子アスリートの三主徴について
をお送りします。
#男性も知っておいて損はなし


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