1次試験が終わったら必ずぶち当たる壁について・・・
※当記事はInterior Coordinator Salon代表 「Paul」のラジオ台本となっています。該当のラジオはこちらです。
当チャンネルでは、独学でインテリアコーディネーターを目指される方に有益な情報をお届けしたり、現役ICである私自身の経験を基にお話をさせて頂いています。
■テーマ「1次試験が終わったら必ずぶち当たる壁について・・・」
1次試験が終わったら前回の放送でも話したと思うのですが、HIPSなどのスクールで「無料の合否判定」を受ければ、おおよそ1週間程度で自分の合格率が分かります。
そして、この判定で1次試験の合格が濃厚と分かった場合、皆さんなら次はどうする予定でしょうか??
当たり前の話ですが、2次試験の勉強をしますよね??
仮に教材や製図道具をネットで調べて揃えたとしましょう。
はい。ここで皆さんがぶち当たる壁がやってくるのですが、大半の方が
「何をやったらいいか解らない・・・」
こういった状況になるかと思います。
というのも、1次試験は明確な答えが存在する、いわゆるクイズ形式の問題なのですが、2次試験はもっと抽象的よりです。
例えば、「4人がけのダイニングセットを描きなさい」という指示があったとして、まずテーブルの寸法がパッと出ますでしょうか??
おそらくは出ないですよね??
さらに言うと、4人がけのダイニングテーブルは既製品でも色々なサイズがあります。例えば、「幅1200×750」のものや「1400×800」のものなど様々なものがあります。
皆さんならどっちを描きますか?
おそらく、そう問われても悩むのではないでしょうか??
この正解は「どちらでも大丈夫です」
ただし、設問をしっかり読む必要があって、「ゆったりと食事を楽しみたい」などのことが設問に書かれていれば、大きめを描いた方がいいですし、人の動線を確保するのに大きいものを置かない方がいい場合であれば、小さめのものを描いた方がいいと言うことです。
なので、正解が幅広く存在している上に、その場での判断力も多少は問われる試験なので、それこそが皆さんを悩ませる結果につながるかと思います。
それでは、次のチャプターで製図道具と過去問を購入した後に具体的に何をしたらいいかをお伝えします。
■チャプター2
まず、購入するものは基本的に「製図道具と過去問」でいいかと思います。
ちなみに、「はじめてのインテリア製図」とか製図の練習本なども売られているのですが、私自身も独学で勉強していた時に購入して、使い方が分からず、結局ほとんど手をつけずでしたので、特になくてもいいかと思います。
なので結論、過去問と最初の勉強のとっかかり方さえ掴めれば、他の教材はいらないかと思います。ただし、1点「ハウジングエージェンシーから出ている予想問題 徹底研究」はかなりおすすめです。過去問を解いた後に取り掛かるとかなり効果的です。
と言うことで、はじめの取り掛かり方なのですが、まずは問題文をしっかり読んで「平面図」の模範解答を見ましょう。
確認事項としては
家具や照明計画など、設問に対してどのように描かれているのか(この時点では何故その家具配置になっているのかなど考えるといいかと思います)
↓
模範解答に描かれている家具の寸法を、お手持ちの三角スケールで実際に測ってみましょう。(ここで三角スケールの使い方を実際に覚えます。ちなみに、この試験では1/50を使います)
↓
三角スケールなどの道具を使って、過去問と全く同じような配置で真似して描いてみましょう。(この真似して描くことによって、ベッドやソファ、椅子など家具の書き方を覚えます)
このように、独学で始める場合は真似をして覚えていくことが鉄則です。時に遠回りになってしまうこともありますが、描いて慣れるしかありません。
他にも照明計画ではダウンライトやブラケット、ペンダントライトなどを円で表したりしますが、その大きさなども模範解答と同じ大きさのものを真似てしまえばいいわけですね。
1枚描くごとに少しずつコツを掴んできますから、とりあえずは最初10枚描いてみましょう。
ただ、真似をしていても必ずつまずく場所、解らないところが出てきます。そういった場合は動画で調べるとか、なんとか解決しなければなりません。
なので、この2次試験は「心配性な正確な人ほど行き詰まりやすい内容」かと思います。かといって、大雑把でも不合格になるので難しいところです。
とにかく、独学の場合は模範解答の家具サイズや描き方、配置の意味などを理解することから始めてみてください。
ということで今回の内容をまとめてみたいと思います。
■まとめ
・2次試験の勉強では過去問と製図道具を買い、過去問が終わったら予想問題に取り掛かる
・模範解答を通して学ぶ(具体的には寸法とかも全てパクりましょう)
・心配性な方ほど行き詰まりやすいので、そこまで神経質にならずに取り掛かりましょう
ということで、独学で勉強したい方もよければ当サロンの9月から開始する「初心者用 平面図の描き方講座」という120分の単発講座がありますので、こちらに参加する事をおすすめします。
こちら、概要欄にも一応リンクは貼っておきます。
今回も最後までお聴き頂きありがとうございました。
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