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ゼロから始めた将棋教室を1年やってみた。

知っている方はこんにちは。
はじめての方は初めまして。ポールです。

タイトルにもある通り、少し前より将棋教室をスタートしています。


2019年4月から初めて早1年。
日々頭を悩ませつつ、思ったよりもあっとゆうまなの1年でした。
今回はもうすぐ1年を迎えて、実績や感想なんかを書いていければと思います。

教室初めた経緯云々はこちらでも書いていますので、
ついでにご覧くださいませ。

1、実績

①人数

・初回…1名スタート
・参加人数…
合計10名(+9名)
・体験のみ…3名
※2020年3月14日現在

結果としては、望外の結果ですね。
宣伝広告やネームバリューも無い中で、正直ここまで集まるとは思ってなかった次第です。
おかげで中の人は忙しさでてんやわんやしてました。嬉しい悲鳴ってヤツですね。

人数比率としては大人と子供ちょうど半々という所。
凄くバランスよく年齢層が散らばっています。
参加者の方々もいい方ばかりで恵まれているなぁと思います。


②実施回数

年間40回実施(毎週土曜日)
開催時間:2時間×2コマ

普段の仕事は土日は基本お休みなので、私の都合が付く限りはほぼ毎週という感じ。
私自身が転職してすぐに始まった教室なので、どれだけ継続出来るか不安な部分はありましたが、なんとか1年完走と至りました。


③協力者数

累計…5名

1人でスタートした教室でしたが、教える人員として開始当初からお声がけ頂いて続けて頂いている方や、個別でお誘いしたり、直接私の方まで連絡頂いたりと、様々な面で助けて頂きました。

正直、今の人数を1人で回すのは方法は考えれば…捻り出ると思うのですが、体力がもたないw
私だけじゃ成り立たなかった1年でした。
本当に感謝しております。


④購入備品

ねこまど盤×7枚、プラ駒×4セット
大盤(マグネット)×1セット
どうぶつしょうぎ×1セット
色付きマグネット、おはじき
※提供品:プラ駒×1セット

まとめてみると結構買っていた…。
教室を知った方からの駒を頂いたりも。有り難い限りです。
ねこまど盤は盤駒ワンセットのものを購入。途中で色違い(青、黒)も実験的に購入。結構使ってくれている。男の子には黒が人気。

どうぶつしょうぎを買ったのは、体験で来る本人と付き添いの親御さんや兄弟が時間を持て余してしまう時が散見されて、簡単に導入編として遊んでもらう用に。ひとつあると重宝します。



⑤詰将棋創作数

1手詰 50問
3手詰 100問
5手詰 20問

7手詰 10問

回の途中からテキストを作成して効率化。
その際に自分へのノルマとして、毎度詰将棋を用意した。なんだかんだ積み重なってこんな数字になっていた。

しかしどこかで見た事ある様な簡単なモノばかり。
創作にも少しは慣れてきたし、もう少し凝ったものも考えてみたい。


2、課題

①教える側のスキル

これは私の問題で、現状の棋力で不足の部分。
教えられる所は教えられるが、「もっと上手く教えられたんじゃ無いだろうか。。」とか毎回毎回反省してる次第です。
自身の棋力が少しでも還元できるように、知っている事のまとめやアウトプットの仕方を工夫し、分かり易く伝えられるようにする必要がある。


②参加人数

現状、1コマの定員が6名。教える側は毎度1~2名体制。
拡大の要望はあるのだが、現在の対面式で教えるスタイルを維持するにはこの位が限度である。
やり方を見直せば枠を広げる事は出来るのだけれど…


③テキスト作成

参加者は全くわからない状態からのスタートなので、
視覚的にも分かり易い資料作りが必要だなと痛感してます。

さすがに口頭だけだと伝わりにくい部分もあるので、資料に落とし込んで考えてもらうというプロセスは踏んだ方がいいなと。

教える側のリソースも、細かい部分を教える方に集中できるのが大きい。
作った資料もまだ全然少ないですが、項目毎に充実させたい。


3、感想

ほとんど勢い見切り発車という難儀なスタートを切った割に、思った以上に人が集まり、想定以上の結果になりました。

ひっそりと(?)始めた教室でしたが、
こうして何とか手の届く範囲の方に教える事が出来ています。

「何のネームバリューも持たないアマチュアが教室持ってやっていいのか」という葛藤もありました。が、こうゆう局面で私は意外と楽観派でして。
「ベストを尽くして需要が無かったら閉店ガラガラすればいいかな」くらいの気持ちで構えていたので、割とスタートの決断は早かったです。
需要無ければ淘汰されますからね。


自分が教室を始めて一番の収穫と思う事は、
将棋を覚える機会を創出出来たという事ですね。

時々「自分が教室断っていたら、この方々はどうしてたのだろう」と考える事があります。
恐らく現行の教室は存在していません。立ち消えになっていたでしょう。
地域に将棋教室はありません。遠出をするしかない。
まして大人が参加できる教室も数少ない。
他の趣味に行ってしまったかもしれない。

そう考えると、こうして人の集まる場を作れたのは、
ちょっとは価値があったのではと、しみじみと嬉しく思ったりしています。

よくお客さんから聞くのです。
「将棋ブームだったけど思ったより教室とか少ないのねー」と。
明らかなる供給不足なんですよ。
そんな中で開いたので、人が集まるのも必然(計画通り)(大嘘

供給不足の大きな要因としては、教える人が少ないという事。
教える場所が少ないという事なのか、「教えてみたいけど機会が無い」という層が潜在的にいて表に出てきてないのか。

色々要因はあると思いますが、
教える人の発掘、育成、環境醸成って必要と思う今日この頃です。


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さて1年目が落ち着いて終わるかと思いきや、
流行り病のおかげで悩まされる事態に。

各所のイベントや道場がお休みをしておりますが、
私の所は引き続き休み無く続行です。
手洗いうがいは徹底で、健康第一。体調気になる方はお休みでOK。
カルチャースクール側でも消毒など実施。
開催の要望もあり、来れない方は質問のメール対応など、
対策はしっかりしつつ出来る限りの事をしております。

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さて次の1年ですが、目標は現状維持ですね。

人数は定員間近なので埋まればラッキーくらいの気持ちで、
気楽に構えて果報を寝て待つくらいでいたいと思います。
定員人数増やす要望も出てるのですが、あまり考えておらず。
出来る範囲の中でやりたいなと。

教室の方針としては、厳しい事は無く基本ゆるめです。
人それぞれに希望と必要に応じて対応していきます。
最初に教える格言は「角の利きは3万回確認」です。はい。

ただ、折角休日の貴重な2時間使って受講に来てくれてるのだから、お客様にとって充実した時間に出来るように準備しつつ、教える自分たちも楽しく出来るよう頭を使っていく次第です。

また普段の仕事がまだ落ち着いてない部分もあるので、
教室開催の継続性についても考えて行かないとですね。来てくれている方がいる限りはこのあたりも整備していかないと。まぁこの辺りは可能な限り。

あとは企画事をなんかやりたいなと。
案と環境は整っていると思うので、あとは勢いだけかなと。
やらなきゃ損損。やってみなきゃわからんですよね。


自分自身いつまで続けられるかわからない中ですが、
力を入れ過ぎず、頼るところは頼って、関わる人々に感謝をしつつ
ゆったりわいわいにぎやかに続けたいなと思います。

最後に改めて、皆本当にありがとう。精進します。

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