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将棋教室を丸4年やってきた感想を書いてみる

こんにちは、ポールです。

2019年4月からひょんなことからスタートした将棋教室ですが、
2023年3月で丸々4年となりました。祝丸4年!!祝って!!

いやー、あっという間と言えばあっという間だし、
すごく長い間やっていると言えば体感的にはその通りだし、
週1でやっている教室ですが、毎回毎回密度の高い時間を過ごさせて貰っています。

もう4年なんですよね。大学だったら卒業です。
論文も別に書いてないし、生徒にレポート提出求めず私が逆にレポート提出してるけど。
こんだけ子供見てたら教職課程ぐらいの単位取れてないですかね?
なにか頂けませんか将棋連盟様?!

最近の話だと、藤井聡太先生が棋王戦を制して六冠目を取得しましたか。
4年前教室を始めた当初はまだ無冠で、、っていうか16歳ですよ。その頃からバリバリ頭角表して、これまで安定して活躍されている。
教室に人が少しずつ増えて行ったのも、その影響は少なからずあったかもしれない。陰ながら感謝をしておくとします。いや、大きいよねブームって。

あと、Abemaトーナメントは今年も開催されますね。

今回もドラフト会議が待ち遠しい限りなんですが、当然ながら私の注目所は森内俊之先生の競合ですよね。忘れもしませんよ、去年のドラフト1位3チーム競合からのチーム藤井。画面の前で文字通り悲鳴上げてひっくり返ってましたよね。

昨年は予選で敗退してしまいましたが、今回もドラフト1位候補の筆頭です。当日はスコーンを焼き正座をして結果を見守ろうと思います。


さてさて、なんだかんだで4年ですよ。
我ながら飽きっぽいクセによくやってますよ本当に(苦笑)
ここ数年続いたコロナの影響もようやく落ち着いて来て、少しながら息苦しさも無く将棋がやれるというものです。場所によって外してOKだったりしてますが、ウチの教室も今は基本マスクは任意で対応しています。
子ども達は既にその子によって取る取らないに気持ちの持ちようもあるので、特段強制はせず、いつも通りノビノビとやらせています。

毎日クソ忙しい中で、この1年も大いに変化のある1年でしたが、まずは環境を提供して頂いているカルチャーセンターの運営の皆さま、教室の手伝いに来てくれている皆様、近隣の道場の関係者様方々、生徒さんの親御さん、そして通って頂いている生徒の皆さまに感謝申し上げます。いつも本当にありがとうございます。

とりあえず周りの協力無くしては、こうして続ける事は出来ません。
っていうかこの1年で人が増えすぎなんですよ。入れすぎなんですよ。どうなってるのよ、聞いてないわ。
前回も少し書きましたが、昨年夏前くらいから体験がズドドドドドと入り、そのまま入会がドバババババっと入って現在いつの間にやら20人弱と過去最高になっています。

傍から見ても、やってる側から見ても全体見渡すのは、えっ無理じゃね?って思うくらいには嬉しい?悲鳴を上げてる次第です。まぁしかしその中でやってなんぼのものと思うので、その中でやってきた事などは書き残しておきたいと思う。

その他にも色々起こった事はあるので、今回も備忘録的に残して行きましょ。

①大人数対応をひとりで回した時の工夫

1、詰将棋選手権方式

教室では最初の30分は問題を出しそれに取り組んでもらう。
1クラス10人近く、特に子供だと問題を出しても集中力が全然続かないわけです。さてそこで話をしたのが詰将棋選手権の話。
藤井6冠の詰将棋選手権の話をしたところ興味を持ち始め、よしじゃあ過去問やってみるかとなり、チェスクロで時間を計り、「よーい、はじめ!」の合図で一斉に皆スタート。

試験やテストというワードだと拒否反応示すので、割とこうして自然と取り組んでくれるのはこれまでの感じだと以外だったので収穫は収穫。
別に競うものでもないですし、「時間延長して!」とリクエスト来るくらいには積極的にやってくれたのでまずは良かった部分。

問題は基本自分一人で解かなきゃしょうがないんですが、隣の子と相談したりという事もあったので、ちゃんと一人で頑張るという意識付けにも良かったのかな。
なんにせよどういう感じにすれば取り組むのかが分かったという部分では収穫ですね。

2、応援要請

普段ひとりでやっているので、全員を同時に見るのは分身するしかないんですよ。半分こ刀、バイバイイン、影分身の術あたりが欲しくなるわけです。
元々4年前のスタート時はマンツーマンでやっていたので、本来であればそうしたいところなのですが、現状常にそういくかというとそうはいかない。

はい、という事で人を増やしました。
というか正確には、正式に応援を依頼してお手伝いをして頂いています。

将棋教室のお手伝いというとボランティアで来てもらう~という手段もあったかと思いますが、普段教えている生徒さん方々に責任持つ必要もありますし、ちゃんと報酬という形でお支払いして教えて頂きます。

(これまで教えにいってなんも貰ってないぞ!ブーブー!という方はごめんね!2022/12月に決めたのでそれ以降での対応ってことでヨロシクです。)

その分お願いする教える方のレベル感も分からなかったので、検証を重ねた上で棋力的には一応の線引きはしています。既にお声がけをしている人もいますし、これからお声がけしたいなと思っている人もいます。
またやってみたいなという方もいらっしゃればご相談の上で受け付けますのでDM等でお問い合わせください。

試しにやってみて、うんやっぱり人手って大事だなと身に染みて思う次第で。
できる事が全然違うし、上手な方だと素直に自分が勉強になる。教えるのに関してはずぅーーーーーーーーーーと独学なので素直に新鮮で嬉しいんですよね。

何より身体の疲れ具合が何倍も違うですよ。
2時間2コマ連続でぶっ通しだと、前よりは慣れたとは言えフラッフラなんですよ。それが全然ないのは本当に有難い。
知らない人が来ると子供達も気が締まりますしね。自分の為にも色々協力仰いで参ります。皆さまよろしくね!

3、道具の追加

スタート当時、前任から引き継いだ普及用のゴム盤があったけれど、全部ねこまど盤とプラ駒のセットに総入れ替え。やっぱり指し感が良いのですよね。
しかしながら3~4年も使っていると盤の端っこが剥がれたり劣化が激しい所は悩みどころ。またこの1年で人も増えた事で、追加の購入もしています。

2023年4月に値上げをするようなので今のうちに購入。
チェスクロも欲しいところなんですが、予算の関係で断念。もう3個くらい欲しい。

んで道具として思わぬ追加もある訳で。
なぜか知らないうちに盤が増えてるパターン。

教室のご近所の方から頂いたとの事。まぁ有難く。
というか、なぜか予算をかけていないのに、この4年で木の盤が既に4台あるんですよね。2台は脚付きですよ。脚付きは「これでやりたーい」という子もおり必要に応じて活用しています。

しかし場所取るね!!悩ましい!!保管方法及び利用方法にも悩ましい。どうやって活用しようかというのはこれからの課題。折角あるならうまい事活用したいところ。
直近で貰った盤には駒台と駒も一緒に頂いたので後は脇息と座布団そろえれば良い・・・?まぁうまいこと考えましょ。

②生徒の変化

ウチの教室は1コマ2時間×2コマで開催している。前のコマで子供(~小学生)、後のコマで大人(中学生~大人)というクラス分けをしています。
というかこうした分け方をしたのは実は最近で、年齢でキッチリ分けたのは小学生の子の進学による部分思いもよらぬキャンセル待ちの発生した部分がある。

えっ、キャンセル待ち・・・?甚だ疑問である。
他に・・・無いの?教室?実績ない一般男性がやっている教室だよ?
全国大会とか出てないよ?全国区なのは身長だけだよ?
極めて親御さんが心配である。
そんな私の心配を他所に問い合わせは未だに入っている模様である。

1、小学生


先も書きましたが子供が急に増えて、治安的には思った以上には落ち着いてはいるかな?というくらいです。自信はないが挨拶・マナーだけは厳しく締めてかかるようにしてね。

新しく入ってきた子は、モチベーションの高い子低い子それぞれ。
話を聞かないなんてしょっちゅうなので、その中で覚えてもらう事は覚えて貰わないといけないわけで。

何事も覚える為には反復が必要、という事で月毎にテーマを持って前週にやった事を「さてこれ覚えてる?」と思い出させて実戦させてみたり。
大事なところは1人にアシスタントとしてお手伝いして貰って見本になってもらったり。
まず自分でやろうとするまでが難関なので、経験させて覚えて最低限使えるようにしよう、というのが今年の四苦八苦していた部分ではあります。

やる子はちゃんと取り組みますし、その中でバランスを取りに行くのは・・・まぁ苦労していました。
まぁしかしねばり強く教えていると、ハッとする手を指してきたりもしてくれるので週一でも何か発見をしてくれればいいなと思っています。

棋力という部分では、皆確実に伸びていると思います。
どんどん指し込むことで身になる部分もありますし、教えた事を実戦して取り組んでいる子は着実に前に進んでくれているので、頼むから皆話を聞いておくれ(切実)

2、中学生~大人

今年は中学生が少しだが入ってきている。中学からだと部活動などで将棋など出来そうなものだが、どうもそうでも無いらしい。

それそれの学校によって部活自体が無かったり、部員が少ない、周りのやる気が無い。
また将棋教室で小学生までで対象外となり卒業、また初段に上がって卒業などで、通う所が無いなど、色々な要因によって将棋をする場が急に狭まるのだなと話を聞いていると思う所である。

んで、そういう部分で持て余している子ほど、もったいないくらい強いんですよ。研究もしてくるし、自力もある。全然初段ある。大変もったいないわけですよ。

そういう子たちが将棋で思い切り力を出せるように、私がサンドバック・・・ではないけれど、しっかり受け止められる相手がいる場として利用してくれている。そういう環境としても機能しているようです。
また4月からも強そうな子が入るので今から非常に楽しみである。

その分私がバリバリ研究しないといけないし、満足できるだけの問題や棋譜を提供しないといけない訳なのでまぁそういう意味ではハードなんだけど!だけど私の勉強にも当然なるレベルでやるので、出来る事は惜しみなく提供できるものはして、張り合いのある相手でいたいと思います。

そういう意味でも教える側で人呼べると、色々な相手と経験させてあげられるからホント人呼びたいんですよね。

逆に言うならば、そういう子たちが来れる環境って他に無いんですかね?
道場も通えるところは限られるし、なかなか由々しき事態なのではないかと。


また大人の方も引き続きご参加頂いており、忙しい時期もありつつ継続して頂いてとてもありがたい限りです。

職団戦や初めて大会に出るなど、それぞれ目標を掲げながらフォローをしている感じです。
また期末になって忙しくなったり、ご家庭のご都合で忙しくなるなどの対応として、ご依頼あれば個別でのオンラインでの対応もやったりしています。

皆様本当に熱心で、難しめかなと思った問題でもしっかり取り組まれて、それを続けてたらいつの間にか読みの入った手を繰り出してくるなど確実に全体的なレベルアップを感じている次第です。

あと私の方で足りないよなぁと思うのは実戦の場の情報提供。
初心者が参加していけそうな大会で実践経験を積むのも良いモチベーションに繋がるので、情報収集には力を入れて行きたい所。

・・・うん、わかっているよ?大会なければ自分で開催しちゃえばいいなんてすっごくわかっているよ???シンプルに慢性的な忙しさと人手不足なだけよ!!!
案は作ってあるんだけど、実現に至っていないので協力者求むっていう状況。


③振り返って

改めてですけど、丸4年。長いようであっというまという感じ。
毎回毎回必死で教えてますが、長くやっていると感じる事が最近増えてきた。
分かり易い事だと進級ですか。生意気でやって来ていた子がいつの間にか高学年、中学生に。よく通い続けてくれている。
小さい子たちが入って来て率先して教えてくれるなど、成長を見て取れるのも時間の経過を感じるところ。

またこんなこともあった。

そう、以前通っていた子がまだ将棋を続けていて、今通っている子と将棋を指したようだ。
なんでしょうねー、少しでも教えた子が将棋を続けて楽しんでいるっているのは大変嬉しい事。
その子強かったよーって報告を受けて「当然じゃない、私が教えてたんだから」って子供らには言いましたが、今思ってもよくそんな事即座に言えたなとw

教えるのを長く続けていられる教室などは、こうして教えた子たちがどんどん地域で広がっていくというのを、わずかながらに感じられたわけです。
これは継続してないと出来ない経験だと思うので、少しながらに、まぁ続けてよかったなと。

それがどれくらい続けられるのかは私次第なので、無理しない程度に継続できたらなぁとは思っています。


まぁこの1年も今まで以上にハードな1年でした。
個人的にも色々イベントごとはあって、

大きなところだと先の3月に離婚をしました。
祝って頂いた方々大変申し訳ない。なかなか難しいもので、このような結果となりました。お会いできた方にはタイミングみて直接報告していましたが、一応のご報告として。

こんな事があった時にも、教室で子供らが賑やかに将棋指しているのを見ると、少なからず元気をもらえるというか。とてもありがたく感じています。

そうは言ってもダメージは大きいもので、心臓部分がぽっかり空洞になった感覚と言いますか、ブリーチなら虚化してそうな状態。虚閃打てそうだったね。こんな状態で2メーター近い成人男性がどんな顔して歩くんですか。巨神兵ならぬ虚心兵ですよ。

そんな状態ですが、周りの皆さまに助けられつつなんとかやれています。
皆さま改めてありがとうございます。

今は健康第一でメンタル回復するのに必死こいて動いています。
指しに行ったり資格の勉強だったり筋トレ打ち込んだり。
また近いうちに推しの先生が若い時、精神修行に行ったという事で鎌倉に座禅を組みに行こうと思います。迷ったときには推しに習えで。



落ち込んでばかりもいられないのですよ。
この年度替わりの時期なので退会する方も数名。通ってくれて大変ありがとうございました。
そして、入会と体験も立て続けに入って来ていて、全然息つく暇を与えてもらえないという嬉しい悲鳴が上がっている状況です。

人が入れ替わってまた新たな気持ちで5年目を迎えられそうです。
ひとまず5年目の目標は、圧倒的に現状維持です。はい、毎年そうだった気がする。絶対無理をしないで、色々駆使して生徒の方々に良いものを提供できるように日々考えていければと思います。

長々呼んでいただきありがとうございます。
また1年気張らずにがんばって行きますので、生暖かく見守って頂ければ幸いです。

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