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将棋教室を体調を崩しながら回すのにやってたこと

最近


最近久々に友人知人に会うと、

「森内先生の道場で教室やってるんでしょ?」と言われることがあるが

ちがうよ??

・・・大事なことだからもう一度ね?

違うよ!!!?????????

どう次元がねじ曲がったかは分からないですが、
道場では一般のお客さんでございます。

てか最推しが代表の道場で私が教室??恐れ多いな??????
私の100倍強い方々が教えてるので、まぁ出番なんぞないわけです。

教室終わりに楽しく道場でいつも指させてもらっています。

私が教室をやるようになった経緯はnoteにも残しているのでこちらを参照してくださいませ。勢いで初めてもう4年と半年くらいになります。

とまぁとりあえず訂正はしておいてと、そもそもどこでやっているという風にはほとんど明言はしていないのですが、普通の地域のカルチャーセンターの一角で細々とやっている感じです。

じゃあそこのホームページ載せろやって感じるでしょうけれど、宣伝自体はカルチャーセンター側が既にやってくれているのもありますし、現状生徒の人数的にもおかげ様で満員御礼でキャンセル待ちが発生している状態なので私が頑張って宣伝する必要無いな???という感じです。

その分、教室の中身の方に注力した方が生徒に還元できるはずなので。
というか利益を第一に追求してないから出来るスタイルでもあるので、このやり方が一概に良いのかはわかりませんが。



さてさてこの半年も何とか運営してきたわけですが、また備忘録的に近況を書いて置きましょうね。

ここ数か月の起こった事

①毎月の手伝い依頼

基本的に私のワンオペ体制なので、毎度色々試行錯誤しながらこなしているワケです。

改めて9月現在の人数は午前午後合わせて16~17名とほぼ満席状態!退会もありましたが入会もあり、まさかの満席キープです。なんでや、、、こちとら無名の馬の骨やぞ・・・!わかって来ているのか・・・と申し込みがある度思っています。

こんな教室ですがキャンセル待ちも発生しています。
大丈夫ですか親御さん、お酒飲んだ後に決めてません?景気の煽りでちょっとだけ月謝上げたんですよ?お高いですよ??とこっそりアピールはしてはいますが、退会する人も全くおらずお待たせする形になっている状態です。

定期的に教室をやれる人も少ないですけれど、教室やれる人をこっそり募集中だったりするので気になる方は私までお声がけ下さいませませ。


・・・というくらいの状態ですので、毎度教室終わりにはヘロヘロになるくらいには体力削られるわけですね。その程度で音を上げるな腑抜けめと言われようと今はこれが精いっぱいなんじゃ。

なのでこの数か月、毎月1回誰かしらにお手伝いをお願いをさせていただきました。人手最高!人手最高!!

基本的には私の友人知り合いでお声がけさせて頂いてました。
遠路はるばる来てくれる方もおり感謝感謝でございます。

なかなか1人では手が回せない部分もある中ですので、1人いるだけで十二分にやれる事が段違いですのよ。人が教えているのを観るのも自分の反省になるのも良い。

これが恒常的に出来ればそれはそれで良いんですが、お予算的なところは悩ましいところ。無償でボランティアもなんか嫌なのでお礼と言うことで少しですがお渡してますが、それにも限りがあるので毎度毎度というわけにもいかず。

知らない先生が来ると、生徒の方々も違った刺激もありますし。
これまで来て頂いた方も、これから来て頂く方も、行ってみたいなーと思っている方も、今後ともご協力の程よろしくお願い致します。


②棋書の活用

8月某日・・・私も遂にコロナにかかってしまい、身体は動かず声も出ずの状態に。ワンオペの教室もおやすみせざるを得なくなりました。個人的には大事な試験前っていうのもあるし、本当になんでこんな時に

1人でやっている最大の弱点ですよね。私が潰れたらなんも出来ない。実際起こってみると悔しいモノです。
「教室を休む」ってことは「生徒が将棋に触れる場を減らす」ことに直結しますので本当に心苦しい限りなのです。


ではさて、自分が動けない中で教える側として最大限で出来る事はなにか考えてやったのは自分の棋書の貸し出しでした。

数年前のコロナの自粛期間で出来なかった時も、自分の本棚を全部リストアップして、希望に沿う本を生徒に送って勉強してもらう等をやってたというのはありますが、なんだかんだで10数年で積み重ねてきた財産です。

一応振り飛車党ではありますが、戦法自体は色々渡り歩いているので居飛車の本も割とありバリエーションは広く揃えているつもりではあります。
(棋書マニアの方から見たらお恥ずかしい限りの品揃えですががが)



カルチャーセンターに棋書を持っていく旨を伝えて、生徒への連絡をセンターの受付の方に任せ、ダンボールに棋書を詰めて行きます。


ダンボールにもサイズに限りがあるので、厳選して棋書を選びます。
「あの子はこの戦法選ぶよなー」とか
「この本はこの子選びそうだなー」とか
色々あーでもないこーでもないと考えながら詰め込む。
39度の熱を出しながら、何故かその時は動けたんですよね。

こういう時の為に買っておいた初心者導入本なんかも加えつつ、ひとまず梱包完了。熱が引いたのちに教室に直接持って行き後を託しました。
もちろん感染対策はしつつ。

急な連絡だったものの、棋書貸し出しの話を連絡受けて生徒さんは結構な人数取りに来てくれて来たようである。思った以上に皆勉強熱心だぞ!?どうした??

割と狙いは的中する部分も外れる部分はありつつも、かなりの冊数を教室が出来ない日に持っていって読んでくれたようである。話を聞いてみると、結構読み込む人もいれば、そんなにという人もいる。借りただけで全く読んでいないという人がいないのが奇跡的。
「これどういうこと?」と質問してくる子もいて本当にちゃんとやってきている。

将棋に何かしら継続して触れておくというのは大事ですし、生徒らが自発的にやってきたっていうのはひとつ収穫かなと。



棋書も棋士の先生が培ってきたものを集約して形にしているモノですので、それらの恩恵を享受させていただきました。感謝感謝。


③教室内大会の用意

日々の課題というか、これまでの課題というか、出来てなかった部分というところで「モチベーションの維持」があります。

教室の中で私や同じ教室の仲間と指していて、ほめながら上達していき、級の認定などなども行って来ましたが、真面目な実戦の場が足りないのと共に、明解な目標が今までちゃんと用意できていなかったわけです。

場所柄という部分で近隣で初心者が参加出来そうな大会というものがほとんど無く、いち習い事として参加している子もいるので都内などの遠方の大会へ行くというのもそこまで積極的ではないわけですよ。
習い事を掛け持ちしていたり、仕事の都合など時間を捻出するのも大変というのもあります。

これを見ている将棋指し達!初心者が大会に足を踏み込むハードルって我々が思っている以上に100倍高いぞ?


しかしやる気がある彼ら。
やれる大会が無いならば自分でやってしまえばいいじゃないか。
という事で、教室内ミニ大会を開催することにしました。

はい、ミニ大会です。大会をやりたいという事は前々から考えていたんですが、折角やるなら外部へオープンにして初心者大会かなーと考えていましたが、こちとらワンオペでぇい。そこまでやれる時間を捻出できる時間が無いのよ。

なら手の届く範囲でやったらいいじゃんという事で。幸いなことに人数はちょうどいい感じでいる。タイミングよく全員揃うかどうかわからないけど、勢いでやっちまえと。生徒へは事前に告知はさせてもらっています。

大会に向けての練習なんて彼らはやった事が無いので、これもまた良い刺激になっている模様。窮地にに立たされると人間必死になってきます。
少しでも良い内容の将棋が指せるようフォローが出来れば。

ミニと言っても大会は大会なので形だけでもちゃんとしようと。
ルールをきっちり、チェスクロもあり、賞状なんかも用意。副賞はどうしようか悩み中。人手も必要なので応援も呼びます。

少しでも実際の大会の緊張感を感じてもらえるように工夫はしていきたいとは考えてやりたいと思っています。

というか8月に大崎で行われたねこまど将棋まつりに大会のお手伝いという事で運営側で参加させて頂いて、わずかながらに勉強をさせていただきました。
大会運営の流れとか管理回りの用意など色々参考にさせて頂いて、今回の決行に至っているわけです。改めてねこまどさんありがとうございました。

開催予定は10月21日(土)。
さてさてどうなるやら。



おわりに

とまぁ何かとドタバタ忙しかったり、コロナにかかって倒れていたり、この慌ただしい中でなんとか半年乗り切っております。

本当に日ごろから手伝い等協力してくれている皆様、カルチャーセンター内でも諸々工面してくれているスタッフ様、近隣の道場の方々、そしていつも続けて通ってくれている生徒達のおかげで何とか乗り切ってこれている感じです。
改めて感謝しつつ、少しでも楽しく将棋ができる場所に出来たらと思います。

さてさてこれで4年半ですか。過ぎてしまえば早いもの。
5周年にはなんかイベント組めたらいいなぁ。手広く考えてみましょ。


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