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復刊を願う展示会終了しました!

おはようございます。
4月1日に横浜のアサバアートスクエア で行った「安井清子著『チューの夢トゥーの夢」(福音館書店)の復刊を願う展覧会」は多くの人に足を運んでいただき、復刊を願う声、難民キャンプで作られた刺繍作品を見たいなどの声もあり、結果的に4月22日までの3週間の展示となりました。この活動に賛同し、快く場所を提供してくださった横浜市金沢区のアサバアートスクエア に感謝申し上げます。

絶版になっている絵本をみんなで読めるように展示してあります。


 3週間の展示のなかでは、子どもの造形教室でもあるアサバアートスクールの子どもたちも見学に来てくれました。戦争で難民になってしまうこと。難民キャンプでは自分の名前もなく、番号で呼ばれ、食事は配給であったことなどなど。子どもたちは、私の説明を無言で聞いていました。

 ちょこっとの説明のあと、可愛く見える刺繍も近づいて見たら、銃を向けられ、逃げ惑う姿を発見し、食い入るように見ている子。お迎えに来たお父さんに説明する子。お母さんに展覧会の感想を求められ「怖かった・・」と抱きつく子。



 子どもたちに、難民キャンプでの生活を知ってほしいとこの本を安井清子さんは執筆されたと聞いていたので、ひとりでも子どもたちに知ってもらえたことは、この展覧会を開催してよかったと思った瞬間でした。

浅葉和子先生がそっと会場に並べてくれた本。


 会場には、「おとなはなぜ戦争をするの?」「新・戦争のつくりかた」がアサバアートスクエア の浅葉和子先生によりそっと置かれていました。3週間という会期中、ゆっくりと安井清子さんの絵本と合わせてこれらの本を読んでいられる方もいて、みなさんと一緒に一冊の本を囲んで考えることができる日々でした。

 72名からいただいた復刊願いは、その感想だけでも1冊の本になりそうです。もう少し待って、福音館書店に届けます。願いが叶いますように。

 

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