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高いギターを買った

私の#自分で選んでよかったこと
は高いギターを買うという選択をしたことだ。

私はこれまで、何か道具や物に対して大きなお金を使ったことがなかった。

というかそういった趣味がなかったというのも一つである。

大学生になって(なんだ、大学生かよ...とここで読むのをやめないでくれるとうれしい)

大学生になってサークルでギターを始めた。幼少期から今まで自分で音楽を奏でるという経験はなかったが、ギター弾けたらカッコいいんじゃないかというただその一点でギターを始めた。

ギターは難しい。大学の最終学年になった今でも、歴に全く見合わない下手さである。

でも好きだ。適当に触ってるだけで楽しい。本当に楽しい。でもちゃんと練習はしない。本当に何か適当に鳴らしているだけだ。

適当に鳴らしているだけだが、触っている時間が長い分、試奏などで高いギターを弾いた時に音の違いがわかるようになってきてしまった。

最悪だ。

もう初心者用セットのギターの音では満足できない体(いや、耳か)になってしまった。

これはもう、買うしかないか...高いギターを...バイトの収入は6-7万...でもお金は色んな理由で消えていく...うう...でもとりあえず試奏だけ...

というのが今回の件である。

で、買ったギターは写真のやつである。見た通りめちゃめちゃ可愛いのである。音は何というか甘くておしゃれな感じである。最高なのである。

なんだかcmの吉岡里帆さんみたいになってしまった。

まあそんなことは置いといて、とにかく高いギターを買うという選択をしたのだ。

お金を貯めて一括で払った。

もちろんクレジットカードで買った方がいいのは重々承知だったが、なんだか大金を払うという経験をしてみたくて現金で払った。

ATMから下ろす時は周りを確認しながら、持っていく最中はバッグを2重にして、泥棒になった気分だった。

払う時は金額が足りているか不安で、確認してもらっている最中、冷や汗が止まらなかった。

硬いケースに入ったギター、高いギターのケースってこんな硬いんだと思いながら持ち帰った。

家に帰って開けた時、ケースの中のなんとも言えない良い匂いが風と共に鼻をくすぐった。買ったのだ。私は。

ギターめっちゃ弾くぞ!!!と強く思った。

これから先、どんな高い買い物をしてもこの高揚感を超えることはないのだろう。

心が若いうちにこんな素敵な経験ができて良かった。生活は苦しくなるが、高いギターを買うという選択ができた自分を褒めたい。

また、高いお金を出して買いたいと思えるギターに出会えた人生で良かった。

あ、まだまだ長く生きますよ、とりあえずの途中報告です。

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