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さえこさんをバイブルに…!

 Lくんのことを好きだと気づいてしばらくした時、

 親愛なる友人にLINEしろ、などと言われて迷っている最中、


 ひょんなことで、LINEに移行する前の、メッセンジャーでやりとりしていた時代の、Lくんとの初期のやりとりを何通か見せることになった。


 その時、親愛なる友人に


 「お前、Lくんに訊かれてることガン無視してるやん、」


 と言われてメッセージを見たら、確かに、相手から聞かれていることとか話題を、

 たびたびスルーしてしまっていることを知った。


 まだLくんと知り合ってわりとすぐだから、私自身Lくんにまだ好意など抱いていない時代のやりとりではあるのだけれど、


 メッセージに気づいてなくて、数週間後とか数ヶ月後にメッセージに気づいたり、聞かれてることに気づかないで質問スルーしてしまっていたり、していた。


 それをふと思い出して、今気になっている人との過去のやりとりをちょっとだけ遡って確認してみた。


 やっぱり相手からのメッセージに書かれている「最近はこうなんだ」とかをガン無視していた。


 なんだこいつ、と過去の自分のやり取りを見て思う。


 ぶん殴ってやりたくなる。お前は何しているのだ、と言いたくなる。


 いや、まあ、Lくんとのやりとりに比べたら、まだちゃんと相手の言葉に反応していたけれど。


 Lくんにしろ、今気になっている越前くんにしろ、まあ、昔を遡ると全く人の話聞いていない私が見えるやりとりで、ああ、私LINEとかメッセージでやり取りするのあんまり得意じゃないんだなあと思う。そういえば思い出したけれどマッチングアプリのとき、

メールは長文派か短文派かをプロフィールに登録しておく制度があって、わりと昔から友人たちに文が長いなどと言われていたから、自分は長文派なのだと思って長文派と登録をして、

そうするとやはり同じように、マッチする相手は長文派だということが多くてやり取りを始めるのだけれど、


そのやり取りに関して、私がメッセージを送ったり返したりしている時、


 相手の日常とか今日のことが書いてあって
 その次に何か話が書かれていて
 その後にそういえば○○行かない?


などと書いてある文章に対し、私は無意識に2つ目と3つ目に対してだけ言葉を返していたのだけれど(つまり相手の今日の出来事の報告とかは読んでも、それにいちいち返していなかったしそんなこと考えてなかった)ある人に

 「あんまりちゃんと読まない人?」と問われた。


 それから、別の、数人には

「メッセージ短いね」

とも言われて、

友人たちにいつもLINEが長いとか、Facebookとかの文が長いとか言われてきたから、「私は絶対長文派なのだ」と思っていたけれど、そうでもないのかもしれないと、知った。


「文あんまり、読まない人?」とお返事をいただいてから、


 親愛なる友人に言われたことを思い出して
やり取りを振り返ったら、何か質問されていたことに気づいたり、十くらい書かれている文章の、最後質問や結論部分に対してしか反応していないことに気づいた。


 いや、これ長文を打ってくる相手にだけではなく、わりとやり取りしている相手の言動に対して、スルーしてしまっていることがほとんどであることに気づいた。


 そういうとこやぞ、と今、きちんと認識した。


 今までに、指摘してきたのはマッチングアプリで言われた人と、親愛なる友人だけだったけれど、そしてそれを指摘されたのはもう2020年の話なのだけれど、

 その指摘された2020年から3年が経ってやっと今、


 あれ、私お相手の発する何かについて、結構スルーしてる?

 自分が好意を今まさに抱いている相手ですらそういう節があるけど、自分が好意を抱いてない相手とか、過去のやり取りを遡った時、その今好意を抱いている相手との過去のやり取りで、私は相手からの質問とか、今俺こうなんだ、という話を無視していた…。


 おそらく、お相手は私に、恋愛的好意を抱いたことのない人たちだと思うけれど万が一、相手が過去のいつぞやかの時点で、ちょっと良いかもという、恋愛感情まではいかないけれどそこに繋がる可能性のある好意を抱いくれていたとしても、おそらく私とやり取りをしているうち、

 例えば、

 差し入れしに行くけど○曜日大学いる?


 という回答に対し、


 わあ、嬉しい!!○曜日はいないんだけれど、★曜日と※曜日はいるよ!


と回答すれば、相手としても

 そうか都合が合わないけどじゃあまた今度その曜日で大学行くことがあったら連絡するね


となるだろう。


でも、その当時の私は、

 ごめん、○曜日は大学いない


 とだけ答えている。
 過去に好きだった(まだこの時はそんな気持ちじゃなかったと思うけど)Lくんとのやり取りだ。


 これ、冷静に見ると、気がない相手とかに対しての返答ならまだしも、まだ好意を抱く前とはいえ友人に対する返答としては、全然気遣いがない。


 ちなみにLくんの時は、

 そのやりとりの後に、全然どうでも良い共通の男友達の名前を出して

○○にあったらよろしく伝えておいて


 と言っている。


 この流れでこれ見たら、私○○のこと好きだと思われかねないかもしれない。そこまで考えないと思うけれど。


 そういう返答の仕方をしてしまっていることに、全く気づかないまま、何年も過ぎて、友人に指摘されてから気づいたのだった。


 こういう部分で、気遣いができない人間だから、いけないんだな。






 失恋ショコラティエという、ドラマ化した人気漫画がある。


 その主人公、爽太は、高校時代から憧れているさえこさんに恋をしているショコラティエなのだけれど、

 その、さえこさんはこれまたもうとんでもなくモテるし、可愛い。

 ドラマでは石原さとみさんがあざと可愛く演じていた。


 その、ドラマの中で、石原さとみさん演じるさえこと、ショコラティエである爽太の同僚、水川あさみさん演じる薫子との会話の中にこういうやりとりがある。


 気になるけど好きまではいかない相手からのメッセージの返信に悩む薫子が

 「好きになってもらうために何か努力をしなきゃいけないなら、別にそこまで努力しなくてもいいかなと思っちゃう」


 と発言する。すると、


 「え〜上から目線!でもかっこいい!・・・そうですよね何もしないのに相手が好きになってくれたらそれが一番ですよね でも、そんなことって普通ないですよね。
 お菓子だって、味だけでも十分なのに、売れるために形や色を可愛くしたり、綺麗な箱に入れたり、愛される努力が必要なんだなと思う。
 意識的にも、無意識的にでも人の気を惹く努力をしている人が好かれているんだと思います」


 と。これは先日の、お見合いがうまく行かない女性にも届けたい名言がさえこさんから飛んでくる。


 そうだよなと今思う。その通り過ぎる。


 そして、薫子が、相手から来たメールについて、こういう時ってメール返すの遅らせた方がいいですよね!?なんて返信すれば…と聞くと、さえこさんはこう答える。


 「私は返したいときにすぐ返しますよ。返事が遅れて喜ぶ人はいないだろうし。」


といい、薫子が話した内容について、関心を持っている相手に対する返事として

「詳しく話すね、ハート、ゴハン行こ!いつ空いてる?って返します」


という。


 さらにもし好意がない相手だった場合は

「詳しく話すねハート(手でハートマークを作って)」と返信すると答えている。


 その理由については、今はその人「関心なくても、いつかこの人が会いたい人になるかもしれないから、との理由も述べている。


 こういうのはもうモテというか心配りができる人、なのだろう。



 さえこさんの返信の仕方を考えてから自分のこれまでの、相手とのやり取りを見たときに


 "(まだ)好意を抱いていない相手"に対して、私は全然気遣いができていない。


 もし、私がその人に全く関心を抱いておらず今後も絶対に抱かずむしろ、遠ざけたいかもしれない、とまで思っていたなら私のような返事でも問題ないだろう。それでも、さえこさんのように、"もしかしたらいつか、この人が会いたい人に変わるかもしれない“という可能性を含めて、相手のことを気遣って返信の仕方をするべきで、

 恋愛的好意に自分自身が気づいていなかったにしろ、友人として普通に好きである相手に対しての返信の仕方、として振り返ると、

 私はあまりにも返信の仕方が下手すぎる。


 だから、いざ好きになったときに、全く相手には、私が恋愛対象にもならず、親しい友人にもならずに、というか、好きになったときに親しい状態、仲の良い友人、わりとなんでも話せる人という状態になっていないんだ!とやっと今気づき始めた。


 私の恋愛に関して、足りないのは、こういうタイプの気遣いと、それをきちんと言葉にして伝えておくことができていない、部分らしい。


 私に足りないのはこういうさえこさんのような愛される気遣いのある人間性というか、そういうことを、日常的に無意識的にきちんとできること、なんだなとようやっと30歳前に少しばかり見え始めた。


 今日気づいたから、今日から少しずつでも意識したい。


 そのためにまず、失恋ショコラティエをもう一度完読する必要があるようだ。


 (漫画、買わなきゃかな。)


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