人生を変える30日チャレンジ⑮


30日チャレンジも半分に到達した。

毎日1つ、明確な
「これだけは守る」
「これだけは意識する」があると、

何気なくすごしていた毎日に
たくさんの発見があること、
毎日のルーティンも違うように努められることがわかってきた。


人生を変える30日チャレンジ
15日目。

「時間をかけない方法を考える」



今日は最初に、
1日過ごしてみた所感を書こうと思う。


わたしは、結構、特に今の仕事では
いつも時間をかけず、効率的に、
かなりテキパキと動いていた、

今日は特にその効率的な動きが
一層良かったように自分でも思う。



今日は別のところから社員がきていて
その方に、

ここはどうしますか、
この場合どうしますか、
と言われた時の対処は
いっぱいいっぱいの上司を見て
気を利かせて、
その方がこまらないよう、
子どもたちがこまらないように
安全でいられるように私が
さくっと答えたり、
お願いをしたりした。


今の仕事では、わりとテキパキと
動けているのかもしれない。

子どもたちへの学習指導でも、
いつも10人ほどを相手に1人で
30分ほどで、おおよそいつもは、
さくっときちんと
見られるように動いているし
それだけさくっと見ても、
きちんと分からないところの指導は
丁寧にしている方だとと思う。

その学習教室から戻ってきたあとの
子供たちの宿題確認などもわりあい
すぐにチェックを終えることが出来る。


今は手洗いうがいがとても大事だが、
子どもたちとの触れ合いの合間に
子どもたちが使ったコップの洗い物や
部屋の掃除は時間をかけずにどんどんやれるところから次々に丁寧に終わらせて、なるべくほかのスタッフが気づいた時には
ほとんど終わらせることができていたし、

子どもが遅くまで残っていて
スタッフが私しかいない時には
お掃除しながら子どもの相手をしたり。


いつもはここで働いていない社員が、
いた時には、その社員がしなければならない仕事の前に
必要なものが揃っているか確認をし、
例えば子どもの送迎の場合

「バス停は、ここを出て信号を渡ったところです。バスの出発の8分前の17:50にここを出てください。
その前までに子どもたちの帰宅用意を
終わらせるようにお手伝いします。
この子とこの子とこの子が一緒に行きます、
この子は途中下車します。
この子は駅に着いたら
1人でそのまま帰ります。
この子はお父様と待ち合わせをするかと思いますので本人に聞いてください、
何かわからなければ
直ぐにお電話ください、」


と、本来、責任者である社員が、
伝えるべき仕事も
前もって、きっと初めてこの仕事をするならこの、今日新しく来た社員は分からないだろうと想像して説明もしたし、

そのはじめてきた社員に、

おそらく、初めてだと
不安だろうなと、気を利かせて

バスは、何系統何行きの、
17:58発のバスです。
何番のバス停にとまり、
そこからこの出口を出たところまで
こどもたちをつれて行きます、


帰りは何系統か何系統のどちらかで
○○行きのバスに乗りますとこの施設の目の前で止まりますので、
それでこちらにお戻りください

とそこまで口添えして、

バスに乗る子どもたちには、
「今日は先生が違うから、
自分たちできちんと駅を見て
降りるんだよ」と伝えて送り出した。



さらに、今日、
また別の、
一緒に働いていたスタッフが

社員に物申したいことがあって……
と言い出した帰り際には、


きっとここで溜めさせては
子どもたちのためにならないな、

しかも、もし、私が居ない時に
この人がこの件について
社員に話したら
緩衝材になれる人がいないな、
と直ぐに判断し、

「私一緒にいきますから今
お伝えしましょう」と一緒に残って

そのスタッフの説明が長かったり
要点がつかめないところ、
何を言いたいのかが
伝わっていないなというところは
話の腰を折らないところで
口添えしたり補足したり
簡潔にまとめたり、

でも、社員側の(言われている側)
ストレスも感じるから、
間を取り持った上で社員には、

「今度からはもし、
人手が足りなさそうだなという時は
今回のようなトラブルに
繋がらないよう、短い時間だけでも
私にご連絡くださればシフトに入りますので人員を増やしたり、
今回のようにトラブルがあるかもしれないので、事前に十二分にご確認などお願いします。
でも、お忙しいと思いますので、
どうぞ抱えずに頼ってくださいね」とか

「今後こういうことがあった時に
社員同士やスタッフに共有がないと
また他の人がパニックになったり
社員共有されていないと同じことが
起こった時に対処法がないと思いますので、責任者の○○先生と
お話し合いの上トラブル対応マニュアルをつくるなどおねがいします。
また、(今回文句を抱えていた)スタッフの○○さんには
先日のミーティングの際に、一言
謝罪をする、
もう少しやわらかな口調で
おつたえするなどが必要だったと思います」

という内容まで添えてから退出した。


「ほんとにありがとうねえ」

スタッフの方からそう言われ、

「いえいえ、おひとりで言おうと思うと困惑しますしね、」

と伝えた。


帰り道、ふと、

今までも、今もだけど、
私はわりあい
こういう、間を取り持ったり
間尺に合わないのに
周りの負のエネルギーや
文句、ストレス、これは伝えないと
伝わってないだろうな、
トラブルになりそうだな、
といったことで間を取り持つこと
結構多い気がするな……


と思った。


本来、このスタッフさんが
伝えようか迷っているとき、
伝える時、私は帰宅しても
良かったわけだが、

今日は「そこにきちんと時間を割いて
間に立った方が良い気がする」
という勘が冴えていた。

そこまで、余裕を持って
職場を見渡せる頭がまわるように
なっていた私は、
今日一日をふりかえって、

そういえば、特に今の仕事を
はじめてからは、

「仕事はやいですね」

「よく同時並行で色々できますね」

「ホウレンソウがきちんとされていてすごいですね」

と言われることが多くなったことを
思い出す。

個人的に今の職場の人々や、
そういう風に言ってくる人が、
ホウレンソウや確認が少ないだけな
気もしているのだが、


そういう風に動いている私は、

前の職場までの私とは、
驚くほどに余裕が異なり、
イライラやストレスが自分に
溜まっても、周りには優しくいられるし余裕が異なるから仕事効率が違う。




私は小さい頃から何に関しても
ノロマで、ゆっくり一つ一つ
やらないとパニックになる方だ。

一気に情報が来たら困るし、
同時に色々なところを見られないし
様々なところに気を回しながら
仕事をするのは苦手だと思っていた。


しかし、今の職場にいると、

上司にも
「先生、同時に色んな仕事するし
頼むとすぐ終わるし、連絡もはやいし
色々な方向に気を回してくれるし
ほんとにすごいですよね」
と褒められる。


正直なところ、今の職場の
スタッフや社員たちが一般的に
求められるだろうレベルに達していないだけなのではと思うのだが、

そう言われていることをふと思い返して

ぁあ、確かに、わたしは
この仕事を始めてから

次の動きはなんだっけ、
何が必要だっけ、
上司はここまで気が回るかな、
子どもたちは今何をしているかな
この同僚はここまで考えていないな、
子どもたちは次の動き分かっているかな
何分前から何回かに分けて声掛けが必要だな、
など様々なことに気づくようになってきた気がする。

これらは、
子どもたちに危険がないように
子どもたちの安全と楽しい1日を考えてやっていることだが、


そのように周りを見て仕事をしている今の職場では、

働きはじめてからこの半年ほど
スタッフや社員に
「なんでみんな気づかないの!?」
とか

こどもたちの生意気さに
辟易したりしていた。


もっというと、私はもともと
例えば文句や苦言、クレームや
誰かに対してマイナスなことを述べる時

相手が何にプライドを持っている人か
どういうタイプの人か、
どういう言い方がいいのか、
など考えないで
ズバズバ言う人達に対して

なんでこの人たちは、
相手が気を悪くするとか
相手が耳を塞ぐだけのような言い方しかしないのだろうとずっと思っていた。



しかし、少し前から

「事に仕える」という意識を持つように
なった。


「周りの人ができないのなら、
あなたが率先してやりなさい」
とお坊さんにいわれた。


私は30日チャレンジと
この言葉で、
自分の心に余裕をもち、
同僚と子どもをよく観察し、
周りの人が気づいていないことに
気づくようになってきた。

すると、職場での私の立ち位置も
私自身の振る舞いも、仕事中の余裕もまるで変わったのだ。

多少の周りの連絡不足は想定して
事前に動けたし、トラブルも
大きくなる前に対処出来た。


そうか、これが心に余裕を生むんだ、

余裕がなければ他人を抱擁できない。


余裕が生まれると、自分の仕事を
さくっと終わらせられるし、
周りの人の仕事に困っている部分、
困るだろうと予測できるところを
事前に考えられる。

いつも以上に他人の気持ちを慮って
行動を起こしても、
いつものように倒れるほどの疲労や
気疲れが来る気遣いとは異なって

気疲れせずに、
優しく抱擁してトラブルの
間に立つことができた。
と思う。




私は、昔からノロマだった。

何をするにも遅くて、
幼稚園の時、
みんなが絵を描き終わって
ご飯を食べていても片付けられなくて
みんながご飯を食べ終わる頃に食べ始める。
小さい頃は咀嚼がうまくできなくて
ご飯を食べるのにとてつもない時間が
かかった。
私が食べ終わる頃にはみんな
次のアクティビティにいっていた。


夜ご飯だって幼少期は
2時間も3時間もかけてやっと
たべおわったり、朝にパン半枚が
咀嚼できなくて残すから
おにぎりになったり、

足し算引き算だって
全然ついていけなかったし、
小3で塾に通い始めた時も
宿題が終わらなくて毎晩、
夜中まで起きていた。

中学に入っても、
正負の数が理解出来たのは
文字式も終わった頃だったし……


とにかく、歩みが遅くノロマだった。



だから、昔から
周りと同じペースで学べるように
周りと同じように生きていけるように
できうる限りの努力をしてきた。

周りと同じペースでできないなら
周りが休んでいる間にやったし、

宿題も課題も、提出期限までに
出してきた。どんなに予定詰めでも
アルバイト詰めでもやった。

周りの友人にはついぞ
ついていくことなど
できていないかもしれないけれど、

小さい頃から、
自分が周りより出来ないことを
自覚していたからこそ

出来ないのなら、周りより遅いなら
人より先にやろう、
きちんと終わらせてから遊ぼう、

幼稚園、小学生の時から
その精神はずっと貫いていた。


私はまわりより
仕事や勉強ができない、

ずっとそう思っていたけれど、

こうして余裕をもって
仕事と向き合い
子どもたちと向き合う意識を
持ってみると、

一つ一つの仕事を丁寧に、
でも効率よくやり、
なおかつ周りの人の仕事が滞らぬよう
こまらないよう、考えずとも
すっと思いついたし、

案外、周りの人で、
周りのことや先のことが見えていない人も少なくはないんだなぁ……なんて
思わされたりもする。




時間をかけない というのは

決して急いでやるだとか
粗雑にやる、

ということでは無い。


むしろ、丁寧に、
周りをよく観察して、
一つ一つのことに向き合い、
一人一人に向き合っていくことで
結果として時間がかからない、
環境が円滑にまわることを
考えることが出来る。



DAY15気づき

・案外、まわりの人は、他人の気持ちや感情の揺れ、「この人はここがプライドだからここは傷つけない」とか「この人にはこういう言い方が良い」とかを考えていない人が多かったりする

・これまでの人生、人の間にたつのはしょっちゅうあったが、疲弊してしまうことが多かった。しかし、周りをよく見て、周りの人に優しく抱擁して生活すると、心に余裕が出て中和役もさっと、職場を円滑にするために出来るものだ


・ホウレンソウをする際は相手が困らないようにを想像することが大切だが、心に余裕を持ち、まわりをよく観察し、最も冷静でいられることが大切。

・「時間をかけない方法を考える」とは
決してパパっとやってしまえばいいとか、雑にやることではなくむしろ、
いかに丁寧に、いかにそこにきちんと気持ちと時間を注いで適切にやるかをきちんと考えて行動に移すことである。

・トラブル対応の時には特に、
システマで大切とされているような
「いかにゆっくりと、丁寧に落ち着いて対応するための平常心が大切であるか」に気づく。
いつも平常心でいられる人が、最も早く危機やトラブルを察知し、冷静に対応できるものだ。

・子どもたちにも丁寧に、落ち着いて、きちんと向き合っていると、
子どもたちからの反応も異なってくる。


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