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還暦になる前に…


 実は、まだ経済的自立に至っていない。日々の生活費…携帯料金も光熱費も食費も、持病の通院費も薬代も何もかも親に頼っている。


 これはいけないと、25歳くらいからずっと思っていた。大学院を修了して、ついに誕生日を迎えて25歳になって、

「ぁあ、私ももういい歳してんのに」

って。


 それがもう今年28歳になってしまう。


 結局3年間このままだった。


 26歳くらいから、目標は
「親が還暦を迎える前に」って。


 あと2年あるから、って。


それがあっという間に2年経ってしまった。


 結局、今も仕事は非正規で1日に5時間程度週に2〜4回入ったらもうそれが精一杯。

 お金の使い方をやっと、
やっと学ぶようになってきて、
でもまだ1月に親に借りた
4万円を返していない。
最近やっと少し余裕ができて、
でも27歳の目標だから、
借りたお金はきちんと返して、
できれば少し貯蓄もして、
夜は1時までに寝て6時間の睡眠、
読んでる本とかのメモも追いつかせて
そこまではやりたいの。



 数年前から、同級生たちが、
「親が還暦を迎えたから」
「親が退職したから」と
SNSに書くようになって、
実際、友人たちの親御さんが
退職して恩返しという話をたくさん
聞くようになった。


 その頃からあと3年したら、
お母さん還暦で、翌年の1月には
お父さんも還暦だ、って頭にあって

本当は恩返しとか、私が何かを支援するとかそのくらいしたいし、
中学から大学院まで私学に行かせてもらって大学院を修了してからも生活費も納められない医療費も払えない娘を黙って家に置かせてくれたのだから、それはもう、介護も何もかもやりますくらいのはずなのに、


3年はあっという間に過ぎてしまって、
ついに母がもうすぐ還暦を迎えることになった。


幸い両親ともに、健康だし、
まだまだ父も働いているし、
2人とも私より体力もあって
すごく元気で、


でも、だから、せめて、せめて
親が還暦を迎える前に、
経済的自立をするって、
目標を立てていた。
それが新卒で失敗して働けていない自分へのリミットだって。それなのに、
あと1ヶ月切ったのに、自立どころか、薬代と医療費を自分で払えないどころか、生活費も親頼り、親に借りたお金も返せていないとは…。


 27歳の目標の経済欄は、


「将来を見据えた経済状況をつくる」


 これは、不要な関係や誘いを断れない私が、断れるようになること、好まない人付き合いにお金を無理しないこと、不要な関係を切ること、お金の遣い方を知ること、母に借りたお金を返済すること、そして貯蓄することまで含まれていた。



 しかし、なんでも習得の遅い私は27歳8ヶ月目でやっと、自分にとって
お金を使った以上の価値を生むものとそうでないものがなんとなくわかってきた程度にしか成長しなかった。


 人付き合いには無理しなくなったし、勧誘も断れるようになったし、
自分の幸福度をあげるためのことにお金を遣えるようになったからこれでもとても勉強したほうなんだけれど。


 私どうも、何にしても、やってみて、経験して失敗しないと理解できないみたいなの。恋愛だってそうだし。


 だから、自立しようと意識してもがいてみないと自立できないんじゃないかってやっとわかるようになってきた。


 親が還暦を迎える前には、
同棲するなり結婚するなりシェアハウスなりして家を出てるつもりだったの。
(持病あるから、倒れた時のこと考えて一人暮らしはあまり考えてなかったかな。)

 でも、26歳で付き合った恋人とは短命に終わってしまったし、そのくらい信頼関係築けなかったし、周りの同級生は結婚したり子どもを産んだりが増えて、
ただ、仲のいい友人たちは、せいぜい一人暮らしで、まだまだ実家住まいの子が多いみたいだけど。


 そう、そういう子たちと一緒にいるからいけないんだってそれがやっとわかるようになったのが26〜27歳。


 それで人付き合いも減らしてみたし、なるべく自立してる人と話すようにしてみたりさ。


 そしたらやっと自分の幼さに気づいたけど。

 進むのがとても遅いから、まだまだ
親の脛齧りまくっているのだけれど、
親が還暦を迎える前に気づけただけ良かったってするしかないわね。


 お兄ちゃんも弟もとっくに自立した。弟に先越されるとはね。


 あとは、私だけなの。私だけが親にとっての厄介者なの。親はそんなこと言ってこないけどわかってる。私が自立したらお父さんもお母さんももっと自由になる。


 これまで、たくさんの経験をさせてくれて、私ばかりいろんなことにお金を使わせてもらって今も脛を齧ってて、


 だから、親が安心できる経済的自立をすることが1番の親孝行だって。


 それに、私、親と距離を置きたいって小さい時から思ってて、でもそのためには、結局経済的自立をしなければならないってことに、26歳でやっと気づいてそれでもまだ自立できていないの。いま、このnoteを打ってる携帯だって親が払ってくれたまま。

 こんなの良くないってわかってる。


 変わるためには、行動しないといけないからね。私、27歳の目標の中で、経済的自立が1番難しいと思い込んで後回しにしようとしてた。


 でも、実は、きちんと向き合ってこなかっただけなんじゃないかって、
現実を甘んじて受け入れて、覚悟してもう28歳になるんだから、自分で責任をとらなければならないんじゃないかって、やっと、やっとそう思ってきた。


 身近な友人には、親が仕送りしてくれててそれで生活してるとか、おじいさまの遺産で生きてるとか、働いてるけどまだ実家住まいとか、そんな友人たちだってもちろんいるけれど、


 そういう人たちがいるからって安心するのは違うんだよ。私は少なくともそう思ってる。違うって。


 そして、経済的自立のためには、、やっぱり今の仕事を続けることはできないって。


 だって今の仕事、薄給なのに、
勤務地遠いし、やること多いし、
時間外に仕事のことばかりに囚われてしまうもの。


 転職活動、怖くなって逃げ出して、
何度も何度も逃げ出して、結局今も、無職4年目だけれど、ちゃんと向き合うしかないんだよね。


 かといって、持病もあるし、働き過ぎちゃいけないのもあるし、身体に負担がかかるものはダメだから、周りの人が言うように「仕事を選ばずにがむしゃらにやりなよ」ってほどのことはできないけれど。


 でも、とりあえず経済的自立、
精神的自立の第一歩、貯蓄のために

 「お金の遣いかたを見直す」
 「貯蓄するために動く」

ってのは考えた方がいいね、


 投資や株なんかも興味あって色々勉強しかけたわりには、元がないからとか理由つけて手を出さなかった。やってみないと成功できないんだから、勉強も、就職も、なんでも、やってみないと何も始まらないのにさ。


 恋愛だって、そうなんだよ。
26歳の時の彼のこと、まだ、
ずっと想ってる。想ってるから
何度も言葉になる。でも、
ただ想ってるだけじゃ、何も始まらないし何も終わらないんだって、やっとわかるようになってきたの。


昔からなんでも理解するのが遅かった。おはじきだって何やってるのかよくわからなかったし、正負の数理解した頃には文字式も終わって方程式に入ってたし。


でも、その、遅い理解のペースなりに、
みんながもっと早くにわかってたこういうこと、今更理解できるようになったんだから、それを甘んじて受け入れて、遅いなりにやらないとさ。


遅くてもやらないよりはいい。
やらないと失敗しないから。
今の私は、失敗を避けてるの。
失敗するのが怖くなって
就活も恋愛の消滅も何もかも。


わかってる。
27歳が終わってしまう前に、
そしてその前に親が60歳を迎えるまでの残り1ヶ月に、


もっとできることあるはずなんだって。目の前の仕事のシフトに、
周りの人がやらない仕事を請け負いすぎて一杯一杯になってる場合じゃないんだって。


それから、今更って言われたって
私は過去をただ悔いるだけなんてしないよ。


だって、24歳の時の私は本当にボロボロで新卒で働けるような心身じゃなかったし、26歳くらいでがむしゃらにアルバイトしちゃった時だって、毎月風邪引いてるくらい辛かったし、人間関係も断れなくてまだまだ大変だったし、やっと人に意思を告げていいんだって、街のキャッチのお姉さんとかとわざわざ話乗ってあげてしばらく聞いてから断らなきゃいけないかなとか考えなくていいんだって、友人に嫌なら嫌だって言っていいんだって、働く時にもらってる給料以上のことをして、できない人の先回りをして仕事しちゃいけないんだって、そういうのやっとわかるようになってきたから。



 母が還暦になる1ヶ月後にはまだまだ、あまり状態は変わらないかもしれないけれど、父が還暦になる8ヶ月後には、もっともっと、自立へ向かっていたいな。

 お薬代は、まだまだ高くて出せなさそうだけど。


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