湿気の多い日の塗装は大変です【ソフビ塗装と成型の常識】
日本には四季がありそれぞれに気候の特徴があります。
それに伴って、ソフビにおいては塗装や成形におおきく影響が出ることを割と最近の方は知りません。
特に成型においては『クリア成型』に大きく影響が出ます。
以前は常識的だった話ですが、なかなかそう言った知識が受け継がれない状態になってきてるのは確かです。
成型、特にクリアにおいてですが湿気が多くなると
・綺麗にクリアにならず濁る
という状態が起きます。
『梅雨時期にクリアは作らない』
『乾燥時期はクリアが綺麗』
ということは本当に常識的な話です。
そのリスクがありますよ、というのは承知の上で発注をしていました。
現在はそう言ったリスクを知らないために何度も工場にやり直しを要求して、最後には工場に断られる。
気がつくとどの工場でも作業をしてもらえなくなる。
というトラブルが本当にあとを絶えません。
先日も直接やりとりをしていないが、製作進行の方があるアーティストの作品ということを工場が把握しており、作業をなかなかやってもらえない。
という事例もお聞きししました。
たまたま1個が良いできたからこのレベルで全部上げろ!
と何度もやり直しをさせて料金はそちらの腕が悪いから追加では支払わない。
プロなんだから当たり前だろ?
と言い上記のような常識を知らずに無理を強いするアーティストです。
非常に恥ずかしい行為です。
また、塗装に関しても湿気の多い日は『白化』というものがあります。
塗装をすると表面に白い靄がかかってしまします。
塗装に関しては成形品を温めるということも一つの白化対策になります。
以上のように工場も四季に合わせて色々と工夫をして製品を上げてます。
まずはそういう事をと熟知した製作会社に製作をお願いする事。
我を押し通しすぎない事。
ということが長く生産をする秘訣です
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