能力主義(教育)の空虚さ
僕たちの経験した学校教育はなぜか点数によって勝者と敗者を生み出す。敗者はもちろん悲しいが、勝者は勝者で苦しさを抱えて生きている。周りを見るとそう感じずにはいられない。だとすれば敗者も勝者も関係なく、学校教育は虚しい人間を輩出し続けていることになる。
僕もそのうちの一人で、青年期の多くを集団内の競争に捧げてきた。学校の要求に対して常に期待通りに応えてきたし、多分レールに沿った”いい”人生を送っている。ただこれまで僕は今ひとつ人としての実感に欠けた生活を送ってきた。更にそういう