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【弁理士試験】受験生時代の1日の時間の使い方

こんばんは。もうすぐ弁理士登録予定のぱてこです。先日、弁理士試験の受験生からTwitterのDMで「受験生時代の時間の使い方(1日の勉強スケジュールなど)を知りたい」とリクエストいただきました。

そこで、私と同じく令和元年度の試験に合格したぱておさんにZOOM対談しましょう!とお声掛けし、勉強方法について40分程語り合ったのですが、

あれ?保存…できてない……

…やらかしてしまいました。語りつくした達成感から保存ボタンを押し忘れて次の録音をしていたようです(ぱておさん本当にごめんなさい)。と、言うことで、対談の内容をまとめた物がこの記事になります。今年は試験が延期となってしまい、例年の勉強方法がそのまま参考にはならないかもしれませんが、少しでも受験生のお役に立てれば幸いです。

1. 対談者の簡単なプロフィール

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ぱておさん
特許事務所勤務の特許技術者/短答試験を1年で通過、翌年に論文試験、口述試験に合格/選択科目免除/奥さんとお子さんと同居/大手予備校に通学し、1年目はA先生、2年目はB先生のクラスを受講。2年目から論文ゼミを受講。
石井ぱてこ
化学メーカー勤務の開発・技術営業職(合格後に特許事務所へ転職)/短答試験を3回目で通過し、論文試験、口述試験は1回で合格/選択科目免除/受験勉強中に結婚し夫と同居、子供なし/大手予備校に通学し、B先生のクラスを受講(短答向け半年間のクラス→初学者向け基礎クラス→中上級クラス)

2. 平日の1日の勉強スケジュール

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ぱておさんと主にお話ししたのは、試験直前期ではなく、基幹講座の講義やゼミがある時期のスケジュールです。2人とも働きながら勉強をしていたこと、同じ予備校に通っていたこともあり、時間の使い方に共通点が多いことがわかりました。

ぱておさんの平日の勉強スケジュール(1日平均2~3時間)
・朝の電車通勤  20分間
・仕事の昼休み 30分間
・帰りの電車通勤 20分間
・帰宅後 22時から就寝まで1~3時間
ぱてこの平日の勉強スケジュール(1日平均2時間)
・朝の電車/バス通勤 40分間
・仕事の昼休み 0~10分間
・帰りの電車/バス通勤 40分間
・帰宅後 22時~23時頃から就寝まで30分~2時間

ただ、比べてみると、ぱておさんの方が勉強時間が長いですね。私は、予備校の先生が「1日2時間は勉強時間の確保が必要」と言っていたので、それを目標にしていました。ただ、特に平日は眠くて夜30分程度しか勉強できずに寝てしまうことも正直ありました…。そのため、平均2時間と書いています。

もちろん仕事が忙しい時もあり、毎日同じように時間を確保するのは難しかったです。ぱておさんも日によってバラつきがあったとおっしゃっていました。特に子育てしながらの勉強は本当に大変だと思いますし、自分ひとりの時間を確保できないときだってありますよね。

3. 勉強時間の確保のコツ

社会人の勉強で大事なのは、いかにして隙間時間に勉強を積み重ねるか、だと私は思います。通勤時間などの隙間時間を活用するため、私は重いテキストを自分で薄く分冊したり、四法対照法文集に情報を集約したりして常に持ち歩いていました。あとは、講義映像をスマホにダウンロードしておいて、電波が悪くても見られるようにして出張に出かけていました。

出張行くのにノートパソコンと着替えに勉強道具も入れるとかなり重いんですよね。出張は嫌いではなかったのですが、いつも荷物が重いのがしんどかったです。無理してテキスト持ち歩いて、全く開けなかったときの徒労感と言ったら…。

4. 平日の勉強内容

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予備校の授業は週末にあるため、次の週末までに進んだ分の講義内容を復習し、短答の過去問を解く、というのが2人に共通した勉強方法でした。一度講義を聞いただけで理解することは難しいので、数日後にアップされる講義の録画映像を復習に活用し、倍速で1~3回は繰り返し聞いたという点も同じでした。

ぱておさんは、通勤時間や昼休みは講義映像やテキストで復習し、自宅では短答の過去問を解く、論文の答案構成をするといったアウトプットに時間を使っていたそうです。また、どんなに忙しくても、次の講義までに1回は講義映像を倍速で聞き返すことを心掛けていたとおっしゃっていました。さらに、講義内で飛ばされたテキスト中の問題も、次の講義までに解いていたそうです。

私は、会社に黙って勉強をしていたので、基本的に通勤時と昼休みは授業映像を1.5倍速で見る(聞く)方法で復習をしていました。自宅では法文集にマーキング、書き込みをしたり、短答の過去問を数年分解いていました。予備校の先生には「毎日論文の答案構成をするように」と言われていましたが、正直毎日はできておらず週1~2問のペースでした。

5. 週末の1日の勉強スケジュール

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ぱておさん
講義の日:授業6時間+予備校で小テスト1時間
模試・ゼミの日:模試・ゼミ3時間+自習室で3~6時間
ぱてこ
講義の日:授業6時間+予備校で小テスト30分
模試の日:模試+自宅で2~4時間

やっぱり、ぱておさんの方が勉強時間が長い!なんだか恥ずかしくなってきました。

2人とも、予備校の授業のある日は、帰宅後は勉強していませんでした。私個人的には、この時が一番解放感を味わえる時間だったと思います。予備校後に夫と外食したり、Amazon Primeで一緒にアニメや映画を見たりしていました。

勉強の内容は時期によって異なるので一概には言えないのですが、私は、短答・論文の模試の復習や、論文の全文書きなどの時間がかかることを週末にしていたと思います。

6. まとめ

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弁理士試験は試験科目が多く、何をどの時期にやるべきかといったことは多くの受験生の方が悩まれることだと思います。私が受講していたB先生は、どの時期に何の勉強をするかをかなり細かく指示してくださる先生だったので、そのスケジュールに置いて行かれないように必死にこなしていたというのが正直なところです。(遅れていって自己嫌悪に陥ることも多かったですが…)

もし、予備校に通われている方でしたら、先生やチューターに質問をして疑問を解消されるのが一番だと思います。通信の講座で勉強されている方、独学の方は、TwitterのDMやコメント欄で質問くだされば、もし私でお答えできることであればお答えします(他の合格同期に聞くこともできますので)。

試験の日程が決まらず、予備校も休校でモチベーションの維持が難しい時期だと思いますが、体が資本です!くれぐれも無理はしすぎず、健康第一でお過ごしください。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。




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