今日、弁理士短答試験を受けに行ってきた。今後どうする?・1年勉強した感想・反省点について
試験中に感じたこと
○○ができない
試験中に感じたのは、やはり細かいところを覚え切れていない。
例えば、
canかmustかがわからない。
テキストを読んでいて条文に返っていなかったので、条文ではどのように表記されているのかがわからなかったなど。
時間はそんなにキツキツではないなとも感じました。センター試験の数ⅡBの方がよっぽど厳しい時間制限だと思います。
あと、説明が30分と試験時間が3時間半なんで、合計4時間はトイレに行けない辛さはかなりあります。耐えられない人は耐えられないと思う。
今後の勉強法で絶対取り入れないといけないなと思ったのは、四法対照を取り入れることと条文番号ごとの題名(条文名)を覚えること。
短答試験に条文番号がでないから条文番号は覚えなくてもいいのでは?と思ったりするのですが、条文番号と題名を覚えていくことで漏れなく全ての条文を頭から瞬時に引き出せるというメリットがあると思いました。
みなさん、今日はお疲れ様でした。
1年間本当にお疲れ様でした。そして、私もお疲れ。1年間仕事をしながら受験生になるというのはかなりハードだなと思った1年でした。
始めた当初は1年で受かってやる!と思ってたし、実際1年で合格している方々もいらっしゃるので、自分にも頑張ればできるだろうなんて高を括っていたわけですが、そんな生半可なものではなく。
弁理士試験に1年で受かるというのは多分、東大・京大をスラっと現役で合格したりするタイプの方だなと思いました。
私には到底無理。特に仕事をしながら1年合格というのもありますが、実態はよくわからんなあという気もしました。実態がよくわからんというのは、実際フルタイムで残業もちょくちょくあって普通のサラリーマンをしていて1年間で合格できるというのは相当キレる人なんだろうなという印象です。努力という問題ではなさそう…。
でも数年かければ受かる試験だとも思いました。毎日コツコツ地道に7時間とかやってたら数年で受かるんだろうなという試験だとも思います。まあこれができない人が大半なのでしょうが…。
1年で1535時間勉強をした。ダメだったところ。
手帳に何時間勉強をしたかをずっとメモっていたのですが、2021.3.15〜2022.5.22までで1535時間勉強したそうです。
2021.3.15の地点では完全に無知な状態だったので、なかなか健闘したんじゃないかなと思います。まあおそらく全然ダメダメな点数でしょうが。
ダメなところとしては、受講が試験前ギリギリまでかかってしまったこと。具体的には1月頭くらいまで新規事項を習っている状況でした。これは全然間に合ってない。
そして、そこから過去問対策が始まり…。過去問も1.5周というかなり中途半端な状態で試験に臨むことになりました。
下三法に関してはもう全く間に合ってないなあという感じでしたね。特に条約。条約はほとんど色塗り状態でした。厳しい…。
勉強法において何がダメだったかな?と思い返すと、条文番号ごとに覚えていなかった。暗記に傾倒してしまい、趣旨を絡めて覚えてないので半分丸暗記状態だった。
丸暗記は正直危険だなと。意味わからずに覚えるのって本当に意味がないというか。理解できないから少なくとも丸暗記をしようというスタンスなのですが、やはり食いしばって理解に努めないといけないのだなともすごく感じました。
法律の言い回しとか表現とか用語ってめちゃくちゃ独特なんですよね。で、私みたいな今まで人生で法律に携わったことのない人間が法律の条文を読んでると「何が言いたいねん!?」の繰り返しなんですよ。
それを徐々に溶かしていく。ゆっくりゆっくりゆっくり溶かしていく。そんな作業です。時には問題を解いていて「あそこの条文ってそういう意味だったのか!」と思ったり、青本を読んでみてなるほどと思ったり。とにかく条文を味わう作業って多分大切なんだなと思いました。
理解に徹した方がいいのだろうというのが結論です。マニアックな内容や出にくい内容に関してはバッサリ切るかとりあえず覚えておこうとするのは前提で。
条文の素読の取り入れ
弁理士試験の勉強法に条文の素読っていうのがあるじゃないですか。あれってどうなの?とずっと思ってたのですが、私個人の結論としては、
基礎講座→逐条解説講座→体系別過去問1周
が終わったあたりから取り入れてもいいのでは?と感じました。初めは理解するので精一杯だと思うんですよ。私も正直この1年は理解することで精一杯で覚えるというところまでいけてないなと思ってました。
多分一発合格できる人って理解するのに割かないといけに時間が極端に少ないんでしょうね。なので、一度さらっと聞いたら理解できるしイメージできる。
でも私みたいなポンコツはそれが無理なんですよね。何を言ってるかわからん!だから、多角的に色んな方向から説明を何度もされることで、色んな質問をして、時にネットで調べたりしてやっと形が見えてくるんです。
ここの時間の差が何より大きいのではないか?と感じました。多分こういうことをしなくても1を聞いて10を知れる。もしくは1を聞いてすんなり1が理解できる人が一発合格できるのでしょうね。
私は10を聞いてやっと1を理解する。だから、同じ授業を何度も聴いて止めてを繰り返して、1.5時間の講座を3時間かけたりして聴いてました。本当にどうしてもわからないところは何度も止めて、先生の発言を一字一句テキストに書いておき、後ほど何周かしたときに見返してみようなんてこともやってました。
本当にこうしないと理解ができないんですよね。だから消化不良にもなる。まあ頭が良くないので仕方がないです。でも、挑戦してみることで自分の能力についても深く理解できるし良い経験だったなと個人的に思います。
挑戦しないと自分の能力を過大評価したり過小評価しちゃいますからね。勉強すると謙虚になれるのでいいですよ。
まあ何でもすんなりできちゃう人はおごってしまうのかなあ笑 少なくとも私にはその心配はなさそうです。
ひとまず休憩します。休憩してから今後、仕事についても色々と自分の身の振り方をしっかり考えていきたいと思う。
挑戦の場を与えてくれた弁理士試験に感謝。おつかれ!
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