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#19 不妊治療*はじめての胚移植から判定日までの記録

後日談になりますが、先日はじめての胚移植をしてきました。
今回は移植日から判定日をむかえるまでのことを書きます。
採卵後、チョコレート嚢胞の手術もあったのですぐ移植ができず、たまごとは約2か月ぶりの再会でした。
 
生理が始まった2日目からエストラーナテープを貼っているのですが、吸収が悪く?上から防水テープも貼るようにお医者さんから言われています。しかも5枚に増えました。さすがに貼る場所に困り、いつも夫に貼ってもらっています。
エストラーナテープ単体ならそれほどでもないですが、防水テープの端がめちゃくちゃかゆい。みみずばれみたいになってしまいました。
軟膏を出してもらったけどあまり効かず、今も日々お腹をかきむしっています。
 
移植日が決まってからは、こわいこわいと思っていたルティナス膣錠もスタート。やる前は恐怖しかありませんでしたが、やってみたら案外すんなりいけました。
いれやすい体勢は人にもよるそうですが、立ったまま少し中腰になって力を抜く?とアプリケーターを入れやすい感じがします。膣剤をいれてしばらくすると白いカスのようなものや、水っぽいおりものが大量にでてくるので、ナプキン必須です(汚い話ですみません)。
1日3回いれていますが、何かしているとすぐ忘れそうになるので、アラームをセットして鳴ったらすぐいれに行くようにしています。
 
もし妊娠すれば、エストラーナテープとルティナスは8週目まで続くそうです。早く薬づけの生活をやめたい気持ちと、妊娠していたい気持ちが折り重なって複雑な気分。
自然妊娠だったらこんな苦労することないよなあと思うと、つい愚痴になってしまいます。苦笑
 
そんなことはさておき、ちょうど8月は夫の夏休みがあったこともあって、移植前に2人で念願の四国へ旅行に行ってきました!
旅の一番の目当ては「ヒロシです…」のヒロシさんが以前迷宮グルメで紹介していた、高知県の「かいだ屋」さん。
高知なのにカツオではなくうなぎ屋さんですが、番組を見てからどうしても行ってみたくて、この夏ついにたどり着くことができました。(もちろん、カツオも食べました!)場所は高知屈指の絶景スポットでもある桂浜の近くです。

桂浜。海の青がきれい!
おとどちゃんがつぼ。


ぶらっと入って食べれるお店かと思いきや、お昼の12時半に行ったときには売り切れの札がかかっていました。うそー!迷宮グルメのときはあんなに空いてたのに!!

飛行機が目印

調べてみると、整理券を配っているときもあるぐらいの人気店らしく、あきらめきれなかったので夕方4時すぎにもう一度リベンジすると、やはりそこには整理券らしきものが…!15番まであるうちの7番目でなんとか整理券をゲットすることができました。

ここのうなぎはやばい

うな重を頼みました。皮はさくさくカリカリ、身はかむたびに脂がじゅわっとあふれだしてきます。とってもおいしく、いくらでも箸がすすみます。夢のような時間。あっという間に完食しました。 

かいだ屋さんの近くには神社があったので、お参りに行ってきました。
祈ることはただひとつ。
ちょうど胚移植前でエストラーナテープが始まっていたので、あとはもう祈るしかできない笑
お守りコーナーには子宝祈願のかわいいお守りがあって、見ていると夫が「これ、ぱた子に贈るね」と子宝祈願のお守りを買ってくれました。なんだかとっても嬉しくて、私も商売繁盛のかわいい招き猫の絵柄のお守りを贈りました。
 お参りをして、これからうまくいくといいな、とじわじわ心の底から思いました。いつかここの神社に3人でお礼まいりに来ることができたらいいな。海で遊んで、帰りはみんなでうなぎを食べて。
旅の途中ふと、そんなことを思いました。 

そんなこんなで夏休みを謳歌しているうちに、あっという間に移植当日を迎えました。
通っている鍼灸院では、移植前後に着床のための施術をしてくれるコースがあったので、病院に行く前にまず鍼灸院へ行きました。体をぽかぽかにしてもらって、骨盤内の血流を良くしてもらいました。
お昼ごはんはゲン担ぎで、焼たらこおにぎりを握って食べました。たまごだし、縁起がいいかなー?と思って笑 

そのまま病院へ向かい、ベッドで看護師さんから呼ばれるのを待ちます。
先回の採卵のときは、採卵前の洗浄がめちゃくちゃ痛かったのですが、今回は大丈夫でした!看護師さんから聞いた話だと、担当する先生によってもだいぶ痛みが違うそうです…感染するのはこわいけど(採卵時の腹膜炎で怖さを思い知った)、お手柔らかにと願うばかりです。

 私の通っている病院では、モニターで移植する様子を見せてもらうことができ、その日はじめて移植したたまごの写真ももらうことができて、感無量でした。全然実感はわかないけど、こんな1ミリにも満たない小さな小さな命のカプセルが、いつか赤ちゃんになって生まれてきてくれるかもしれないんだなーと思うと胸がいっぱいになります。
移植後20分はベッド上で安静なのですが、その間嬉しくて何度も培養士さんからもらったたまごの写真を見てしまいました。 

凍結胚移植のため、移植後1~2日もすると着床するそうです。
これを書いている今日は胚移植してちょうど1週間になりますが、この間37度台の微熱が続いたり、胸が痛かったり、生理前みたいな鈍痛とともに時折訪れる、ぎゅーっと絞るような子宮の痛みに悩まされています。

移植後しばらくは何の症状もなくて不安になっていたので、数日経って症状がでてくるたびに、着床しているかも?!と期待して検索魔になっていました。でも最近はむしろ痛みがあるたびに生理がくるのではないかとひやひやしています。かといってロキソニンも飲めないし。

症状があってもなくても、判定日までの間は心ここにあらずというか、落ち着かない気持ちでいっぱいになりますね。なるべく判定日のことを忘れて穏やかに過ごしたいですが、大好きなコーヒーを飲まずに過ごしたり、辛い物が食べたくなっても我慢したり、しょうがないけど制限も多いです。だめって言われるとつい食べたくなる笑 そして、膣剤をいれる時間がくると嫌でも思い出します笑

あんまり緊張するのでフライング検査しようかとも思いましたが、どのみちあと数日のことなので、「妊娠してるかも…?」みたいなそわそわ感を久しぶりに味わおうと決めました。何しろ病院で自然妊娠は厳しいと言われた1年前のあの日から、そんな気持ちすら持つことができなかったので、せめて数日間でもひたっていたいんです。ちなみに夫は毎日お腹に話しかけてきます笑

以前は、ダメだったときにすごく落ち込むから、期待もしたくなかった。でも今は結果は結果として受けとめられるような気がしています。もちろん、しばらくはやっぱりすごく悲しいだろうけど。判定日までの2週間ぐらいは、せめて未来へ希望を感じていたい。

4つあるたまごをすべて戻してもダメだったら…という不安が頭をよぎることもあります。でも、結局その時の自分にしか答えは出せないと思うので、そこはあんまり考えすぎずに過ごそうと思います。

ごちゃごちゃですが、判定日前のリアルな気持ちです。

 判定日まであと少し。きっと当日は心臓バクバクドキドキだろうな。病院へは、ちゃんと高知で夫からもらった子宝祈願のお守りと、前に両親からもらった健康祈願のお守りを忘れずにもっていこうと思います。

とりあえず、判定日前最後の週末は夫とオムライスを食べに行くのがとっても楽しみです笑


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