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平成20年代の合格方法は令和6年の弁理士試験に通用するか?

令和5年度弁理士試験では3417名の受験生のうち、188名の方が合格されました。合格者の減少に合わせて、試験委員の先生方が受験生一人の採点に当てられる時間は直近10年で3倍以上も増えています。

この、きちんと受験生と向き合える時代に、レジメやフレーズを暗記してそれを再現すれば合格すると言うアプローチは今もなお有効なのでしょうか。

私は、それは平成20年代の合格方法で、きちんと受験生と向き合おうとしている試験委員の先生方にとって、テンプレートを当ててくる試験に向き合おうとしない姿勢は、むしろ不快なのではないかと感じています。

もし、従来の試験勉強のアプローチに違和感を感じ始めている節があるのであれば、令和5年度弁理士試験口述試験の総括(1)を、ぜひご覧ください。そして、令和6年度弁理士試験できちんと試験問題と向き合うことができる今の時代に求められる弁理士になり得る見込みがあることをぜひ答案という形でアピールしてください。

弁理士・中川真人(https://filler.jp/benrishi