別に「笑顔」でなくてもいいじゃないか

「今日も一日、笑顔で過ごせますように」朝ヨガの先生が最後にそう呼びかける。決まり文句のようなものなのだろう。

でもこの「笑顔」が人を苦しめるのかもしれない。

笑顔でなければいけない。
悲しい顔をしてはいけない。
泣いてはいけない。
怒ってはいけない。
さわやかな私でなければいけない。
いずれも気持ちはわかるのだが、それがあなたを苦しめているのではないか。

別に笑えなければ笑わなくてもいいじゃないか。周りによく思われなくてもいいじゃないか。

とりあえず今日一日、なんとかかんとか生き延びることだけ考えよう。
青ざめた顔でいいじゃないか。
苦虫嚙み潰した顔で何が悪い？
起き上がれなくてもいいじゃないか。

生き続けたその日々の向こうに貴方の勝利がある。