スヌーズと戦う奇妙に至福な時間
朝が苦手で。目覚ましは掛けるけれど、目覚ましとはいつもスヌーズの闘いとなる。無意識でもなく、ちゃんと意識して止めるけど、眠っちゃう。
ヘタをすると30分のスヌーズタイムが過ぎてしまって寝過ごすこともある。
といっても、予定があるときはちゃんと眠くても起きる。
だから、ちゃんとやりたいことがあれば、早起きできる、という理屈は分かる。ショートスリーパーに憧れていたし、やりたいことは山のようにあるのに、ダメ、ね。
薬の副作用を抑える薬のなかに眠剤的なものがある、っていうのはキツい要素ではあるかなぁ。
でも、実は、スヌーズと戦っている30分に、奇妙なことが起こっている。
半覚醒状態というか、半端に夢を視ている状態になってるんだろうね。
「あ、頭の中にイメージが、映像が、画像が見えてる~!」
夢なんだから、アファンタジアの私でも脳裡にイメージが見える。けど、起きている感覚(気のせい)で、夢が視られている感じになるのが面白い。
目が覚めた、と感じた途端に、映像は消えちゃうけど、スヌーズと闘う時間のなかには、かなりの確率で「あ、見える!」っていうのを味わえる。細切れの夢なんだろうね。
起きちゃうと、回路が切断されちゃって夢も思い出せない。夢の内容自体は覚えているけど、映像は思いだせない。声や会話が夢の中で聞こえているのかは確認できない。会話や言葉は存在しているから、記述的になら思い出せるけど。
匂いも、感触も、夢のなかではあんまり感じてないみたい。
夢の中では、何を食べても無味なことは確認済み。
スヌーズと闘うなんて無駄、という説に異論はないけど。やりたいことがあるなら目覚ましがなる前に起きられるはず、というのにも賛同するけど。
アファンタジアの私には、頭の中に映像が見える感覚が珍しいし嬉しい。なので、スヌーズと闘うなんていう、一見ムダな行為、半端な時間、っていうのが愉しいのよね。
AIイラストはPixAIで生成。
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