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その方法が可能だったらステキだから。ちょっとアレンジ考えてみる

小説家になって億を稼ごう 松岡圭祐

良い本ですよね。

脳内で物語を作りだす方法を、本書では『想造そうぞう』と呼ぶことにします。小説づくりの肝は、執筆ではなく『想造』にあると思ってください。作業の出発点にして最も重要な段階で、充分に時間もかける必要があります。

小説家になって億を稼ごう

わぁ、こんな方法、教えてくれちゃうんだ!

この本を読んだ時、私はまだ、アファンタジアの自覚が薄かった。
視覚として脳内再生ができないのは、小さい頃から自覚してたけど。そういう人が大多数だと思ってたから。自分を基準に考えるからね。それに普段は、あまり不自由はないし。

だから、本を読んだときは、なるほどね、と感心。特に、最初の準備部分は、私でも可能。これは効果ありそう! って、ウキウキした。

でも、まぁ、直ぐに、この方法は私にはできない、と、思い知らされた。

一部のできる人、ちょっと羨ましい、などと思ったが、それからしばらくして自分のアファンタジア状態が、だいぶ一般と違うと分かった。

あ、じゃあ、大抵の人、この本のやり方、可能なんだね!

可能な方々、やってみてほしい。
やってみたら、どんな感じに可能なのか、ぜひ、教えてほしいと思う。
どこの部分は可能で、どこが難しいか。

私は「想造」というのは、ある意味で可能。でも特に、「まだメモもとってはなりません」の部分でダメだ! と、実感した。

頭の中で、ありありと人物を動かす、というのは、元よりできない。メモせずに頭の中で練る、っていうのは不可能なのだ。

メモするしかない。メモするな、というが、メモしなかったら、カケラも覚えていないから、せっかく「想造」しても、なにも残らない。消えてしまう。「想造」しただけでは、何もしなかったと同じになってしまう。

頭の中で練る代わりに、外部装置がアファンタジアには不可欠だと思う。
その外部装置っていうのが「メモ」。

その方法としては、

プロだけが知っている 小説の書き方 森沢明夫

ぼくがプロットをつくるときは、 ①②③の「順番」にはこだわらず、とにかく頭に浮 かんだシーンからどんどん書き加えていきます。そうしているうちにプロットは少しずつ長くなっていき、最終的には原稿用紙一〇〇枚を超える分量にまで達します。ここまで書ければ、もはや、物語はほとんど完成しています。つまり、プロットの完成です。

プロだけが知っている 小説の書き方

のほうが、よいかも?

私は似たようなことを、アウトラインプロセッサを使ってやってる。
頭に浮かんだシーンは全部メモして、40話分の適当な場所にどんどん書き加える。そして、順番入れ替えたりしながら、ひたすらメモを足す。

ただ、「頭のなかにも「まるで映画のような」景色が流れ出すわけです」と、この本にも書かれている場所があるので、そういう映像化が脳内でできる方なんだなぁ、と、改めて思い知らされたり。
この本を読んだとき、やっぱり、私は、アファンタジアの自覚が薄かったんだなぁ、と。



AIイラストはPixAIで生成。


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