コーヒー日記⑪~『コモン』という言葉を広める~
今年は年始から斎藤幸平著『人新世の資本論』を読んで、大きな衝撃を受けた。
環境問題には昔から関心があったものの、自分が何を取り組んだらよいかわからなかった。
斎藤氏によれば、その解決の鍵として「資本主義によって解体されたコモンの再生」があるという。
コモンとは共有財のことで、水道・電気などの公共サービスをイメージするとわかりやすいだろう。ただコモンは公共サービスに留まらず、いたるところに存在する。わたしは今年になって、「本をコモンとして管理する」という取り組みを密かに始めた