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パステルアートに使うパステルの種類

まずは「パステルって何?」

いきなり「パステルを使います」と言われても、身近にパステルがあった人じゃないと、クレパスとかクレヨンのことだと思ってしまいますよね。

実は私もそのくちで、ネットでパステルアートのことを知り、見よう見まねでやってみようとした時に、わざわざクレヨンを買ってしまい、うまく行かなかった経験があります。

パステルという画材があるんです。手触りはチョークみたいで軽いです。クレパス・クレヨンとの違いは、油分が含まれていないこと。クレパスはカッターや網で削っても粉になりませんが、パステルはちゃんと細かい粉になってくれます。うっかり私みたいな間違いをしないようにしてくださいね~

パステルを買うとなると、どこのメーカーが良いの?皆どんなパステルを使ってるの?金額はどれくらい?って、いろいろ気になると思いますので、次にパステルの種類について書いていきますね。

パステルアートに使う代表的なパステル

パステルって、いろんなメーカーがいろんな種類を出しています。ここで語る使用感は、あくまでもパステルアートの描き方をした場合のものなので、パステル画の作家さんはまた違った感覚をお持ちかもしれません。その点を踏まえて読んでくださいね。

まずよく使うのがハードパステル。代表的なのはヌーベルカレーパステルです。写真は使用中の私のパステルですが、48色セットで2020年の4月現在の定価は5200円(税別)です。

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初期投資としては「高い」と思われる方もいるかもしれませんね。簡単な絵を描くだけで十分だとか、すぐに飽きてしまうかもしれないと心配な方は同じタイプの12色セット(1300円・税別)があります。削った粉同士を混ぜたり、上から塗り重ねて混色することができるので、12色だけでもけっこういろんな色が出せます。

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100均のダイソーでも売っています。写真は廃番になったものですが、リニューアルされて売っています。100円で18色も入ってるってお得な感じがしますね!

100均

おすすめの買い方としては、もともと絵が好きな人とか「できれば資格を取りたい」という目的がある場合は、迷わず48色セットを購入しましょう。無駄になるのが心配な人はまずは100均で。12色セットは微妙なところなんですね。というのは、12色セットで描いていて「やっぱり資格を取ろう!」と思い立った時、資格を取れる講座の標準はヌーベルカレーパステル48色セットのところが多いのです。そうなった時に12色セットの分がダブってしまうので、ちょっともったいない感が・・・

でも「補充用に取っておけばいいや」「将来ワークショップをする時のお客さん用に使おう」と思えば、無駄にはならないと思います。

ただ100均のパステルはやはりお値段なりの品質なので、すごく減りが早いのと、最後に色止めスプレーをした時に色によっては薄くなってしまうという難点があります。そういった点を踏まえてパステルを購入すると良いですね。

慣れてきたら買い足したくなるパステル

パステルアートが楽しくて、難易度の高いモチーフやいろんな表現をしたくなってくると、ヌーベルカレーパステルの他にもパステルを買ってみたくなります。そんな時に画材屋さんで見かけるのがソフトパステルです。ハードパステルとの違いは、やはりソフトというだけあって柔らかいです。なので削ると減りが早いですが、発色がすごく良いので少しの粉でもきれいな色が出ます。写真はゴンドラのソフトパステル。値段はお店によりますが、2本セットで売っていて250円前後ですね。

ゴンドラ

レンブラントのソフトパステルとホルベインのセミハードパステル。見た目や持った感じがクレパスに近い感覚があります。セミハードとありますが、私はソフトパステルの括りに入れて使ってます。値段はレンブラントの方が1本200円以上、ホルベインは120円以上な感じで値段がついてると思います。(バラ売りの定価を調べてもよくわからなかったので)

レンブラント

ホルベインセミハード

ソフトパステルの特徴は先ほども書いたように発色の良さです。残念ながらヌーベルカレーパステルは色によってはくすんだ色しか出ない場合があり(私の感覚では黄色とオレンジ)そんな時に代わりにピンポイントでソフトパステルを使うことで、絵がぐっと引き立つのです。

ただしソフトパステルは削った時の粒子が荒いのか、混色がうまくいきません。ハードパステルでは黄色く塗った上に赤を少し塗るとオレンジになりますが、ソフトパステルで同じことをすると、オレンジではなく塗った赤そのままの色になります。カバー力が高いという感じですね。

黄色から赤へのグラデーションを表現したい時に、ハードパステルでは黄色と赤をそれぞれ塗って、合流地点で混ぜるとオレンジになるので2色でグラデーションができますが、ソフトパステルは混ざらないため、赤・オレンジ・黄色の3色でグラデーションを表現することになります。

画材屋さんではバラ売りしてることが多いので、必要な色だけを買っていくと良いですね。

買ってみたけどうまく使いこなせてないパステル

画材屋さんで見かけてつい買ってみたものの、活躍しそこねて眠ったままのパステルもあります。これは私の場合なので、人によっては使いやすいと感じる方もあるでしょう。写真はパンパステル。

パンパステル

容器にパステルが入っていて、化粧用のスポンジみたいなもので塗るという使い方をします。指で塗ろうとしてもイマイチ感があって、お蔵入りになりました。色はきれいなんだけどな~。けっこう高いです。

ファーバーカステル

これはファーバーカステルのハードパステルです。細いです。削ると粒子がすごく細かくて、ケント紙などのなめらかな紙に塗ると、すうっと馴染みます。使い心地は良いのですが、1本が300円以上とけっこうするので、私のばあいもったいない気がして使いそこねている状態です。細くて折れやすいので、お客さんと一緒に使うには不向きです。ひとりだけでじっくり丁寧に絵を描きたい時に使うと、豊かな気持ちになれそうですね。

6本入りの箱

バラ売りで買ったら画材屋さんが入れてくれた箱に入っているのは、ヌーベルカレーパステルのパールタイプ。きれいなんですけどね~、普通に削って塗ってもパールにならないんです。色止めスプレーをかけると溶けるように色が薄くなってしまうんです。塗っては色止めして、さらに上から塗ってをパールっぽくなるまで繰り返せば良いのですが、根気と使い所を考えないと出番がないです。

最後に

さてパステルの種類についていろいろ書いてみましたが、いかがでしたでしょうか?最近では韓国のメーカーがお値打ちで出してるパステルもあったり、国産メーカーが出してるパステルもあるようですが、使ったことがないので割愛します。

画材屋さんが近くにあって、バラ売りでも買いやすい環境にある方はラッキーですよね。そうでない方はネットで購入することになりますが、お店によって値段がけっこう違いますし、メルカリやオークションサイトで手に入れられることもありますので、賢く購入しましょう。

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