ashi

一昨日ぶつけた足を整形外科に見せたところ、お医者もびっくりの腫れ模様だったらしく、「骨に異常があるかもしれないのでレントゲン撮りましょう」ということになった。

レントゲン室では別の若手先生が撮影の担当をしてくれたのだが、その人も「うわ…腫れてますね…」と露骨に引いていた。
問診票に「足の指を引き戸にぶつけた」と嘘偽りなく書いたのだが、彼らの長年の経験則による「足の指を戸にぶつけたとしたらこのくらい」というイメージをゆうに超えた腫れ方をしているのか、その日足を見せた何人かのうち全員が引いていたと思う。

レントゲン写真を見た先生が言うには、

「正面から見ると折れてるようには見えないんですけど、側面の写真を見ると右足薬指の第二関節のところがちょっと…わかりますかね?輪郭がぼやけてるというか、ややささくれ立っているでしょう?これが骨の表面の骨膜が損傷しているとこうなることがあるんですけど、割とレントゲンってその時の写真の具合でこんな感じに見えることもあるのでなんとも…こう、グレーゾーンというか」

要は実物を見た限り折れてないとは思えない腫れだけどレントゲン的には折れてないかもしれない、なのでちょっと分からない、ということらしい。
折れてようが折れてまいがそれは結果で、自分の感じる痛みは変わらない。なのでどっちでも良かったのだが、お医者さんとしては確証なく症状を患者に伝えられないという責任感があるのだろう。「もうそんないいのに…」って思うくらい言葉を慎重に選ぶあまり「グレーゾーン」って3回くらい言っていた。

とりあえず患部に超音波処置を施してもらい、プラ板みたいなので固定してもらって、お薬をいろいろもらって帰ったのだが、とにかく歩きにくい。歩きにくさのストレスで病院に行く前よりもツラいくらいだ。

友人の結婚式が二週間後に迫っているというのにこんな状態もみっともないので、どうにかして早期完治を目指したいけど、骨が折れちゃってたら1ヶ月はかかるだろう。そうなった場合、私は余興でバンド演奏をする予定なので、足ギプス野郎がベースを弾かされている可哀想なバンドになってしまう。
新郎新婦のためにもそれだけは避けた。

明日また病院に行く予定だが、どうか「今日見たらやっぱ折れてますね〜」ってならないで欲しいと切に願う。


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