PASSTOマガジン vol.9 | 自宅にいながらみんなの不要品を次の人へつなげる、新たな取り組み
みなさん、こんにちは。
PASSTOマガジン編集長のガクです。
株式会社ECOMMITとLINEヤフー株式会社が連携し、9月12日(木)より自宅から不要品を発送できる「宅配PASSTO」が期間限定でスタートしました。今回はその取り組みについて、改めて「循環」や「ECOMMIT」、「PASSTO」についても触れながらご紹介します。
使わなくなったモノ、捨ててませんか?
最近、家の中にある物が増えてきて、ちょっと片付けが大変だなと感じたことはありませんか? 特に忙しい毎日を送っていると、整理整頓はついつい後回しになりがちですよね。気がつけば、もう使わなくなった服や家電、キッチン用品があちこちに…なんてことも。
また、これから訪れる衣替えのシーズンでは、買い替えが発生したり、着なくなった服が大量に出るなど、まだ使えるけど手放したい洋服がたくさん出てきますよね。
でも、実はこれらの「不要品」、ただ捨ててしまうのはもったいないんです。まだ使えるものをリサイクルやリユースに回せば、資源を大切にできるし、地球にも優しい。可能な限りそのサイクルを回し続けて新たな資源の使用をおさえつつ、経済を回す。そんな考え方が「サーキュラーエコノミー」、つまり循環型社会なんです。
最近では、私たちの生活の中で、この「循環」の考え方がますます重要視されています。モノを捨てるのではなく、次の人に使ってもらったり、リサイクルして新しい形で生まれ変わらせることが、これからの時代に求められています。
なぜ、いま「循環」なのか
私たちの社会は、便利さを追求する一方で、大量生産・大量消費・大量廃棄というサイクルが続いています。使い捨て文化が蔓延し、まだ使えるものが廃棄される現状は、環境への負荷を増大させ、資源の枯渇を加速させています。
これまで「モノを持つこと」は豊かさの象徴とされてきましたが、近年では、必要以上のモノを持つことが逆にストレスや生活の負担となることが認識され始めています。
サーキュラーエコノミーは、環境問題を解決するだけでなく、私たちの生活をより持続可能で心地よいものにする可能性を秘めているのです。
捨てない社会をつくるのに必要なもの
例えば洋服。みなさんはいらなくなった洋服をどのように手放していますか?
リサイクルショップに持ち込んだり、ネットのオークションやフリマで売ったり、色々な方法がありますが、やっぱり一番多いのは「ごみとして廃棄」なんです。
モノが循環していくために今の世の中に圧倒的に足りていないもの。
それはみなさんが手軽にいらなくなったモノを手放せる場所と仕組み、つまり資源循環のインフラ自体が整っていないことです。
この問題に着目し、捨てない社会の実現を目指して設立された企業がECOMMITです。その中核事業であるPASSTOは、サーキュラーエコノミーを推進するために誕生しました。PASSTOは、「モノを捨てるのではなく、次の人につなぐ」という理念のもと、不要になったモノを手軽に回収し、リユースやリサイクルへとつなげるサービスです。
PASSTOは全国各地に設置された「PASSTOボックス」と呼ばれる専用の回収ボックスを通じて、多くの人々がモノを捨てることなく、簡単にリユースやリサイクルに参加できる仕組みを提供すべく、日本全国に広がりはじめています。
しかし、もっと手軽さを求める人もいるでしょう。物理的なポストにモノを運ぶ手間があるということで、時間や場所の制約を感じる人も多いかもしれません。
そこで新たに誕生したのが、「宅配PASSTO」です。このサービスは、家の中で不要になったモノを段ボールに詰め、自宅で集荷してもらうだけで、リユースやリサイクルに回すことができるという、より手軽で便利なサービスです。
みんなの不要品回収、宅配ではじめます
宅配PASSTOは、忙しい社会人や家事で手一杯の方々にとって、特に便利なサービスです。手元にある不要なモノを整理したいけれど、時間が取れない、重い荷物を持ち運べない、という方々に最適です。
家にある不要なモノを段ボールに詰めて、ネットから集荷を依頼すれば、指定した日時に宅配業者が自宅まで集荷に来てくれます。これで作業は完了。
あとは、ECOMMITがモノを適切にリユースやリサイクルに回してくれます。
リユース率は88%、リサイクル率は10%と回収したほとんどのモノはそのままの形で次の人の手にわたり、リユースできないモノもリサイクルされ、廃棄されるモノはごくわずかとなっています。
みんなで回す循環の輪
利用者は宅配PASSTOを利用することでサーキュラーエコノミーに貢献することができます。不要なモノがゴミとして廃棄されるのではなく、新たな価値を持った形で再利用されたり、リサイクルによって再資源化されるのです。これにより、廃棄物の削減や資源の有効利用が進み、環境への負荷を軽減することができます。
季節の変わり目、クローゼットの整理のタイミングに。
引っ越しや大掃除、模様替えの際に使わなくなった家具や家電、小物類が出てきたとき。子ども用品やベビーグッズなど、一時的に使っていたモノが不要になることもあるかもしれません。
家族や友人の間で不要になったモノをシェアする感覚で、PASSTOや宅配PASSTOなどのサービスを利用してみてはいかがでしょうか。
宅配PASSTO実施概要
■実施期間:2024年9月12日(木)〜10月31日(木)
■実施内容:
「PASSTO(パスト)」が宅配にてご家庭の不要品を回収します。回収の必須アイテムをいれていただくことで、ご自宅から簡単に送料無料で不要品をお送りいただけます。 回収した不要品は国内外でリユース品として再流通されるほか、リユースが難しいものに関してはリサイクルパートナーを通じて再資源化されます。
◼️ご利用の流れ
STEP 1:「サストモ」LINE公式アカウントを友達追加し、専用ページをチェック https://lin.ee/S9KbB6b
STEP 2:"必須アイテム"を確認して箱に入れる。
STEP 3:"同梱OKアイテム"を入れ、満杯にする。
STEP 4:140サイズ以下の段ボール箱に梱包する。
STEP 5:集荷専用申込みフォームを入力し、集荷を依頼(無料)
「サストモ」LINE公式アカウントを友達追加用QRコード
◼️対象
LINE公式アカウント「サストモ」LINE公式アカウントを友達追加いただいたうえで、以下の都道府県にお住まいの方限定のサービスとなりますのでご注意ください。
「サストモ」LINE公式アカウント https://lin.ee/dzFebgM
・関東:東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・群馬県・栃木県・茨城県
・中部:愛知県・静岡県・山梨県・岐阜県・福井県・石川県・富山県・新潟県・長野県
・関西:大阪府・京都府・滋賀県・奈良県・兵庫県・三重県・和歌山県
■回収できるもの
・必須アイテム:アクセサリー/小型家電/おもちゃ/ホビー用品/調理器具/食器類
・同梱アイテム:衣類/ファッション雑貨/生活雑貨/アウトドア/スポーツ用品
◼️配送方法:140サイズ以下の段ボール箱に梱包のうえでお送りください。全国のスマリボックスのご利用または、佐川急便であれば無料集荷を受付しています。
「サストモ」について
LINEヤフーは、SDGsをテーマにさまざまな社会課題や取り組みに関する情報を伝えるメディア「Yahoo! JAPAN SDGs」を「サストモ」にリブランディングするとともに、提携パートナーとサステナブルな取り組みを開始します。
LINEヤフーはこれまで「Yahoo! JAPAN SDGs」を通じて、さまざまな社会課題や取り組みに関する情報を伝え、課題解決に向けたアクションを後押ししてきました。また、昨年11月には『サステナビリティに取り組む友だち』という意味を込めて、「サストモ」LINE公式アカウントを開設し、企業のサステナブルな取り組みを伝え、ユーザーがサステナビリティを“自分ごと”として捉え、アクションを起こすきっかけを届けてきました。多くのユーザーに友だち追加いただき、友だち数は現在361万人を突破しています(2024年9月時点)。
このたび、「Yahoo! JAPAN SDGs」から「サストモ」にリブランディングした新メディアでは、メディアとしての情報発信だけでなく、さまざまな提携パートナーとともにサステナブルな取り組みを、オンライン・オフライン双方で推進していきます。『すてきな一日を、だれもが、いつまでも楽しめるようにする』という、「サストモ」の新ミッションのもと、だれかの声を社会の力に変えていきながら、すべての人や生きものが、それぞれの一日を楽しめる世界をつくっていくことを目指します。
https://sdgs.yahoo.co.jp