3chordシリーズ考察2
ハローどうも通りすがりのヒロPです。
先日私用で大阪日本橋に行ったのですが、お金がなかったので特に何も買えませんでした。
ふふっ、お金ないわ
3chordシリーズのRockがリリースされてから結構経ちましたね。未だに8月に書いた記事を読んでくださる方がいて、驚きと同時に嬉さを感じながらこの記事を書いています。読んで下さりありがとうございます。
Thank you for...
今回の考察は、今までの曲の話の考察noteやツイートを一部否定する内容の考察です。内容は削除した前回の考察6と同様なのですが、勢いで書いていた部分もあるため、それを直した考察になります。稚拙な文章ではありますが、お付き合いいただけると幸いです。
前回の考察noteは下のリンク、もしくはこちらから
下はイケナイGO AHEADの試聴が開始される前に急いでTwitterにあげた楽曲内容に関する考察です
それでは
イケナイGO AHEADの女の子は、絵を見て付き合っていると判断した説
イケナイGO AHEADを聞いていて引っかかる部分があった。それは
私気づいちゃったよ 躍るように見えた
キャンバスの真っ赤なトートバッグで
という歌詞だ。このことから様々な考察ができる。それが今回の説だ。
キャンバス…
女の子はキャンバスの真っ赤なトートバッグを見て、2人が付き合ってると気づいたらしい。しかし、なぜキャンバスのなのか。もしかしたら、女の子は2人を直接見たのではなく、男の子が書いた現実に存在するキャンバスを見ただけではないだろうか。もしくは、ただの帆布のトートバッグであったことを言いたかったのか。
不埒なCANVASの意味
まずはキャンバスという単語が最初に出てくる不埒なCANVASから考えよう。不埒なCANVASにはキャンバスが2回登場する。
不埒なCANVASに気がついたら描いてる
君の顔や唇
下心のCANVASにある絶対見せらんない
空中庭園
歌詞に出てくるCANVASは大まかに2つ意味があると考えられる。女の子が描かれた実物のキャンバスと妄想というキャンバス。実際にどちらの意味のキャンバスかわからない。しかし、わからないからこそ、CANVASはダブルミーニングではないかと考えている。なぜなら、どちらの意味を当てはめても成立するからだ。
空中庭園=今は存在しない古代の遺物
妄想=現実には存在しないもの
現実には存在しないものという共通点から
空中庭園=妄想
曲中では男の子は美術表現をよく用いてる。おそらくは美術部員か、美術に関する仕事などをしている人物なのだろう(以降の文章ではまとめて美術部員とします)。そんな男の子が実物のキャンバスに好きな女の子を描いても、違和感がない。同じく、男の子が好きな女の子について妄想していても違和感がない。男の子の背景を含めて考える上で、どちらの意味を当てはめても違和感が全くなく、自然なのだ。だからこそ、最初に出てくるCANVASは、男の子が女の子を描いた実物のキャンバスと妄想というキャンバスの2つの意味を持っていると考える。
ちなみにキャンバスの素材である帆布を意味していた場合、男の子は帆布に絵を描いてるということになる。キャンバスならまだわかるが、帆布という素材に直接絵を描く人は中々いないので、今回は考察から除外した。
不埒な帆布、下心の帆布ってなんだ…?
ふぇ?
不埒なCANVASではキャンバスは実物と妄想上に存在するものと、2つの意味を持っている。では、イケナイGO AHEADの女の子のいうキャンバスは、妄想上の物、実物、帆布のどれなのか。
キャンバスの真っ赤なトートバッグ
まずは妄想について。妄想というキャンバスを見たのであれば、女の子はなぜ、他者の妄想を見ることができたのだろうか。曲中にそんな描写はない。仮に見えたとしたのなら、女の子は心を覗ける何らかの能力を持つことになり、曲中の話が成立しなくなる。キャンバスを見る前に男の子が誰を好きか、自分に恋しているか、などがわかるからだ。また、妄想は男の子が明かさない限り、男の子だけのものである。よって妄想ではない。
超能力…サイキックアイドル...?
続いて帆布という意味でのキャンバスについて考えよう。不埒なCANVASから躍るFLAGSHIPまで、真っ赤なトートバッグについて詳しく描写されていない。そして、イケナイGO AHEADになってようやくキャンバスのという描写がされた。しかし、これは本当に帆布という意味を指しているのか。
女の子はキャンバスの真っ赤なトートバッグを見て付き合っていると判断した。もし女の子が実物の真っ赤なトートバッグを見て判断したなら、なぜキャンバスという単語を使ったのか。
おそらく、キャンバスは帆布という意味ではないからだろう。イケナイGO AHEADで重要なのは真っ赤なトートバッグを見て気づいたことであって、素材はそこまで重要ではない。わざわざトートバッグの素材を描写する必要があまりないのだ。しかし、曲中では「キャンバスの」と表現されている。そのことから、女の子のいうキャンバスは帆布という意味ではないと考ることができる。
不埒なCANVASでのキャンバスの持つ二つの意味や女の子が超能力者である描写がない点、曲名の英単語がイケナイGO AHEADだけ帆布を素材としたものではないことや仲間外れである点なども踏まえて、イケナイGO AHEADの女の子は男の子によって実物のキャンバスに描かれた真っ赤なトートバッグを見たのだろう。
妄想?それは実物だ
では、女の子はなぜ男の子の描いた実物のキャンバスを見ることができたのか。ここで前回私が出した考察3を思い出して欲しい。考察3では、一人称、絵画的表現、恋をしているかで、イケナイGO AHEADの女の子が印象を歌っているとした。
印象は、昼下がりから夕暮れまで、美術室にあなたと呼ばれている男の子?と2人でいる女の子が、恋をしている曲である。昼下がりから夕暮れまで、特に用事もなく美術室にいる人はあまりいないため、印象に出てくる2人は美術部員の可能性が高い。ではあなたとは誰だろうか。
不埒なCANVASと躍るFLAGSHIPの2曲のうち、イケナイGO AHEADの女の子と同じくらい美術表現を用いてる人物がもう1人いる。それが不埒なCANVASの男の子だ。先程も書いたように、不埒なCANVASの男の子は美術に精通している可能性が高いため、美術部員でも不思議ではない。
要所をまとめると、
不埒なCANVASの男の子が持つ、妄想上と好きな女の子とトートバッグが描かれた2つのキャンバス
イケナイGO AHEADの女の子が見たと考えられるキャンバスに描かれた躍るFLAGSHIPの女の子と赤いトートバッグ
印象から、男の子とイケナイGO AHEADの女の子が同じ美術部員で、その都合上お互いに描いた絵が見られる可能性
って、おいおいおいおいおいおいおい
これじゃあまだ何か抜けているじゃないかァーッ
という方もいるだろう
確かに、このままでは終われない。なぜなら、上の考察のまとめだけでは、この歌詞の一節と歯車、辻褄が合わないからだ。
恋することは 尊いよって
輝いてた 絵になったんだ
イケナイGO AHEADにて、女の子は「絵になった」と言った。一般的に「絵になる」というと、美しいものや人物と風景などがよく合っている時に用いられる慣用句である。歌詞のそのままで捉えると女の子は、「直接CANVASの男の子とFLAGSHIPの女の子が付き合っているのを見た」となってしまうだろう。
しかし、忘れてはいけないのが、女の子が美術部員である可能性が高いこと。このことから、慣用句とは違った解釈ができる。それは、女の子は本当に2人の絵を描いたのではないかということである。上でも言ったように女の子は美術部員である可能性が高いため、絵を描くことができると推測できる。
以上の考察より、
イケナイGO AHEADの女の子と不埒なCANVASの男の子は美術部員である
男の子は妄想と実物のキャンバスに躍るFLAGSHIPの女の子を描いた
イケナイGO AHEADの女の子は、男の子が描いたFLAGSHIPの女の子の絵を見てしまった(だからイケナイGO AHEADでキャンバスの真っ赤なトートバッグと表現した。)
絵から、イケナイGO AHEADの女の子は2人は付き合ってると判断し、2人を絵に描いた。
よって、イケナイGO AHEADの女の子は絵を見て付き合っていると判断したと考える。
おまけ(早とちり説)
では女の子はいつ絵を見たのか。これがわからない。
不埒なCANVASなどでは曲中に季語が登場し、ある程度季節などが予測できるが、イケナイGO AHEADと印象には季語が存在しないため、季節や時期が分からない。そのため、女の子が2人が付き合っていると確信した時期もわからない。それ故に、時系列的にイケナイGO AHEADはどこにGO AHEADしても、それぞれの楽曲と合ってしまうのだ。
イケナイGO AHEADの女の子が男の子の告白以降(不埒なCANVAS以降)に絵を見たなら、内容としては一般的な失恋ソングになるだろうし、私が前に出した考察と同じ流れになるだろう。
しかし、もしイケナイGO AHEADの女の子が告白する前に絵を見たならば?女の子はキャンバスの絵を見て、2人が付き合っていると早とちり、勘違いをしていた可能性が出てくる。
実は恋鐘は一度もそんなことを言ってない
そうだった場合、イケナイGO AHEADはただの女の子の失恋ソングではなく、早とちりして気持ちを伝えられなかった、悲しい歌となってしまう…
そして時系列的に最後の楽曲となる躍るFLAGSHIPでは、女の子は答えを出さず、続きはご想像にお任せしますendで3chordシリーズが終わる。
あとがき
この度は拙い文章による考察を読んでいただきありがとうございます。実はこの記事は去年の10月から11月の間で出そう計画していたのですが、筆者の都合で忙しくずっと未完成のままでした。しかし、先週あたりにtwitterにて #躍るFLAGSHIP一周年 というハッシュタグを、とある方のツイートをつてに発見し、今回の考察は躍るFLAGSHIPの要素は薄いと感じつつも、参加したいと思い急遽記事を完成させました。もしその方がこの企画に参加していなかったら、この記事は未完成のままお蔵入りしていた可能性が高いです...
本当にありがとうございます。
さて、考察内容についてですが、結構強引な部分があるのが否めないですね...
ジェンガを遊んでいる時に残った一本の主柱のように崩れやすい考察ですので、こういった考え方もできるんだ、という風に捉えていただけるとありがたいです。考察にあたって、メインとなる不埒なCANVAS、躍るFLAGSHIP、イケナイGO AHEADの3曲の他に印象も含めたのですが、作詞家の只野菜摘さん曰く、メイン3曲は三位一体シリーズなので、印象やAthanasiaなどは3曲に関係ないかもしれませんね!関係あろうとなかろうと、ここまで面白い曲を作れる方というのは素晴らしいです。ありがとうございます。
それでは考察記事についても書くことがなくなってきたので、そろそろ終わらせていただきます。お付き合いいただきありがとうございました。
それではまたどこかで
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?