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Hale リリースです!


【Hale】
Style:Hitomebore IPA
ABV:5.5%

茅ヶ崎の居酒屋「Que」の15周年を祝ってつくった、宮城県産の"ひとめぼれ"を使ったIPA。
ドイツにルーツを持つ酵母からなるフルーティーかつ軽やかな香りとホップの爽快な苦味が心地良く、ジューシーさもありながらお米ならではのすっきりとした後味も楽しめる仕上がりとなりました。

Illustlated by Uno Yoshihiko

茅ヶ崎の居酒屋「Que」の15周年を祝ってつくった宮城県産の"ひとめぼれ"を使ったIPAができました!

周年を迎えるタイミングでビールを一緒につくり始めて今年で3年目。いつも年が明けた頃から、今年はどうする?なんて話しをし始めるのですが、今回はQueの元スタッフに実家が米農家の方がいるのでそのお米を使うのはどう?というところからビールのアイデアを膨らませる作業がスタートしました。

これまでKölsch、Early Summer Weisseと比較的ライト目なビールを作ってきたのでやや違う路線にしようと、いうことからIPAをベースに。お米+IPAだと最近ではCold IPAなんてスタイルもあって、それを少し意識しながらも、こうしてせっかく月日を一緒に積み重ねていることも表現できたらと思い、Quotidieでもつかっているドイツ系の酵母をつかって仕上げることにしました。

通常のエール酵母に比べるとややフルーティーな印象が強いですが、ドライで軽快な飲み口になるのでお米のさっぱりとしつつ甘やかな香りとの相性はぴったり。またそれらをベースにアメリカのホップをたっぷりと使って芳醇かつ苦味を楽しめるバランス感を狙いました。

仕上がりですが、酵母由来の甘やかさとホップの香りから桃やぶどうのようなフルーティーさがしっかりと感じられます。お米からなるドライかつ軽やかな甘さがありながらシャープな苦味もあり、メリハリのある味わいがとても心地良いです。爽快さと満足感を兼ね備えたなんとも万能なビールになったのでは無いかと思います。

そして今回もラベルのイラストは茅ヶ崎を拠点に活動するUno Yoshihikoさんによるもの。毎回がらりとテイストが変わりつつもUnoさんワールドはしっかりと感じられるとても素敵な仕上がりになりました!

Queの横山さんは町に愛される存在。の、大先輩!いつまでもその背中を追いかけていこうと、この時期がくると思うのでした。


おまけ

無事に、めでたく、Queは15周年。
今年は前回までと場所を変え貸し間「木熨斗」さんにて周年パーティーが開催されました。

料理は松本から「餐」が出店。この春に遂にお店をオープンさせ、日々の営業を重ねることで更に研ぎ澄まされている様子で。旬の山菜や、一手間加えた野菜のおつまみなどを提供してくれました。店主の原くんには公私共にお世話になっているので、 こうして茅ヶ崎で一緒に仕事をできることはとても嬉しいことなのです。
また「Tyson Pizza」によるピザの販売も。タイソンと出会ったのはQueで行ったイベントで、年も近いこともあり仲良くなって、一緒にイベントをしたりDIYに明け暮れたりと何かと深い付き合いで。今は各所でポップアップ出店をしているのですが、行く先々での出会いから数々のコラボピザを生み出したていたりと、今後の展開がとても楽しみな存在。ビールとピザの組み合わせは言わずもがななので、出店が被る時はとても頼もしいものなのです。
そして今年も「森の仔自由学校」の子供たちも大活躍!生ハムの原木とかテンション上がりますよね。 みんなで力を合わせて楽しそうにしている姿はとても印象的でした。
お馴染みのDJ陣の演奏もあり、暗い時間まで終始会場は賑やかな様子で。あいにくアメのハレの日となってしまいましたが、「木熨斗」がそんなことを気にさせないほど素敵な空間を演出してくれました。
周年ビールは今年で3年目ですが、Unoさんのイラストも毎回テイストが違って並べていくのがとても楽しいですね。原画の展示などもあったのですが、やっぱり生の画というのは独特の迫力みたいなのがあって、言葉にしなくても伝わるその雰囲気というか、なんだかアーティストってすごいなーと改めて思ったりもしたのでした。

変わっていく良さと、変わらないものの良さ。そんなことを考えるきっかけになった1日でした。僕らの、Queの、この町の1年後はどんな姿になるのだろう?
また良い日を迎えられると良いな、と思ったのでした。

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