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Quotidie リリースです!

【Quotidie】
Style:Kölsch
ABV:4.5%

茅ヶ崎にある居酒屋「Que」の13周年を祝うためにつくった"ケ"ルシュ。
白ぶどうやレモンのような香り、程よい麦芽感とスッキリとした味わい。
「日常」に寄り添う、何杯でも飲みたくなるようなビールです。


「Que」という名前の居酒屋が茅ヶ崎にあります。
"ハレ"と"ケ"のケです。

普通外食って、“ハレ”ですよね
なのに、どういうわけかこの店は“ケ”なのです。

まるで家のような、いやむしろ家より家らしい家みたいな居心地の家?あれ?
みんなで使う、共用のリビングスペースのような、そんな空間なのです。

店主の横山さんとはかれこれ10年以上のお付き合い。
僕がビールの世界に足を踏み入れるきっかけとなった人でもありますし、ブルワリーの物件を紹介してくれた張本人でもあります。
巡り巡ってこうして、一緒にビールを作れたことはとても嬉しいことで、こんな形で祝福できるなんてビール屋やっててよかったなーと思う瞬間でもあります。

今回のテーマは“ケ”ルシュという言葉の面白さが発端ですが、お祝い事はみんなで楽しく!という思いもありドイツのケルン地方にルーツを持つ「Kölsch」というスタイルでビールを作ることになりました。

現地ではわんこ蕎麦ならぬ、わんこビールのように提供されるのが特徴で、当然何杯でも飲めるような絶妙なバランスで設計されています。
今回は伝統的なケルシュスタイルをベースに、そのバランスを崩さない程度に少しだけモダンな要素を加えて仕上げました。

ケルシュ酵母が醸すフルーティーな香りとホップの組み合わせで白ぶどうやレモンのようなニュアンスも。
モルトのクリスプ感はしっかりあるのにしつこくなく、ほのかな酸味やドライなボディが次の一口を誘います。

スーパーナイスなラベルワークは茅ヶ崎在住のイラストレーター「Uno Yoshihiko」によるもの。僕らのタップルームのトイレを彩ってくれた、あの方です。

「Quotidie」=「日常」
という名前の通り、まさに、なんでもない日万歳!という気分にさせてくれるような、そんなビールです。



おまけ

店主横山さんと、ラベルの原画

改めまして、13周年おめでとうございます!
ビール作りを通して、記念すべき日をお祝いできたことがとても嬉しいです。

5/22(Sun) 、梅雨入り間近のここ茅ヶ崎で圧倒的なハレ模様の中行われた13周年の記念パーティーの様子をお届けします。

会場は国の有形文化財にも指定されている「茅ヶ崎館」にて。
畳貼りの大広間と縁側を通して広がる庭が気持ちよく、とても素敵な空間です。

松本を拠点に活動する「餐」による料理も楽しめました。
“Hello Passifc@The Source Diner”の際にも料理を提供してくれた原くんと、強力助っ人として創和堂チームも駆けつけてくれました。
山の恵みや、雪解けの季節を感じさせる料理で、茅ヶ崎にいながら長野を感じられるのがとても良かったです。

「森の仔じゆうがっこう」の子供達によるホットドックやフライドポテトはビールのつまみに大人気!それ以外にも準備に、片づけに大活躍してくれました。

そしてパーティーには欠かせないDJ陣も特別な1日を演出してくれました!

今回のビールに欠かせないのがこのラベルワーク。
茅ヶ崎在住の「Uno Yoshihiko」によるもので、当日は原画の展示もありました。
本当に最高な雰囲気のラベルに仕上がっていて、僕らも大興奮!
一度きりで終わらず、何度も作りたい大切なビールとなりました。

photo by ももちゃん

3年前に行われた10周年のパーティーの会場もここ茅ヶ崎館でした。
僕は当時、長野から茅ヶ崎に戻ってきたばかりで、その日もビールの提供を手伝いをしていました。
「これから茅ヶ崎でブルワリーやります」と言っていた頃で、まだ「Passific Brewing」という名前も決まっていなかったと思います。
3年の月日が流れ、同じ場所で、自分たちで作ったビールを提供できていることはとても嬉しく、胸がジーンと熱くなったのでした。

それにしても、20席ほどしかないお店のイベントにこれだけの人が集まるのは本当にすごいなと。この日は延べ300人を超える来客だったとか。

続けること、誠実であること、人に優しく、人に愛されること。
そんな当たり前だけど、とても大切なことを、さらりとやってのける横山さん。かっこいいんだ!

14周年もみんなで祝えるよう、頑張っていきましょう!


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