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Bonfire リリースです!


【Bonfire】
Style:Stout
ABV:6.0%

焙煎した麦芽による、カカオやコーヒーのような風味と香ばしい飲み口が特徴の黒ビール。
ホップ由来の明るいキャラクターもあり、複雑な味わいでありながら、バランス感のある仕上がりです。


キャンプでの一番のお楽しみ、焚き火タイムとなるとどうしてもスタウトが飲みたくなります。
薪の香りか、夜の雰囲気がそうさせるのか、とにかくラガーやIPAじゃちょっと違うという気分になるのです。

イギリスにルーツを持つスタウトですが、今回は少しボディ感やホップの味わいもあるアメリカン寄りのスタウトを目指しました。

黒ビールの醍醐味はなんといっても焙煎した麦芽由来の、コーヒーやカカオを思わせる風味が楽しめるところ。
また香りだけでなく、モルト由来の甘く香ばしい味わいがより顕著になるのも特徴です。
バランスがとても重要で、酸味や渋味が出ないようにイギリス産の濃色麦芽を5種類組み合わせバランシングかつ複雑な味わいになるようにしました。
ホップ由来のどこか明るいキャラクターもあり、「黒ビールはちょっと...」という人にも試して欲しい仕上がりです。

最近では、甘味が強いお菓子のようなスタウトも人気ですが、副原料を用いずとも麦芽の風味だけでこれだけ複雑な味わいになるというのを体感して欲しいです。

アウトドアシーンはもちろん、料理との相性の良さや単体での楽しみ方も。
少し地味な存在ですが、守備範囲広めな名選手かつ、名脇役。是非試してみてください。


おまけ

Campfire or Bonfire?

今回のビールの名前は「Bonfire」です。日本語にすると「焚き火」。

スタウトというビールは焚き火との相性が抜群だと思っていて、アメリカ人の大好きな焚き火のお供「スモア」(焼いたマシュマロをチョコとクッキーで挟んだもの)から着想を得た「Campfie Stout」なるものもあります。

最初このビールも「Campfire」という名前にしようと思っていたのですが、焚き火にまつわるとても好きなエピソードを思い出し「Bonfire」と名づけました。

街で食料補給の際に買ったハンバーガーを分けてもらう図

そのエピソードの主人公は茅ヶ崎在住のハイカーのジュンキさん。
先日開催した「Chigasaki Hikers Meeting」の主催の一人でもあります。

彼は2018年にアメリカを南北に縦断する「Pacific Crest Trail」というトレイルを歩いていたのですが、その時に地域によっては焚き火をするための許可が必要でした。
そこで「How Can I get Bonfire Permit?」(焚き火の許可証はどこで取れますか)と質問すると周りは大爆笑。
なぜ笑いの渦に包まれたかというとBonfire=焚き火という意味ではあるのですが、それはそれはどデカい焚き火(ヤグラを組むような規模の物)を指すようです。
日本人の感覚だとCampfireの方が大きな焚き火をイメージしますよね。
「この日本人、山中でどデカい焚き火をしようとしている!」と現地の人には衝撃だったのでしょう。

またこの話しは、その場の笑いで収まらず。
長期間トレイルを歩く人たちの慣習?でトレイルネームというものがあります。それはトレイル内でのニックネームのようなもので、自分で決めたり、人につけられたりと様々なのですが、ジュンキさんもその場でトレイルネームを「Bonfire」と命名されその後の数ヶ月間「Bonfiire」として暮らしたようです。

いつの日か「Bonfire」をしながら「Bonfire」さんと「Bonfire」を飲みたいな、なんてことを思ったのでした。笑



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