Coastline リリースです!
【Coastline】
Style:Westcoast IPA
ABV:6.5%
00年代に愛された、ホップの苦味が強烈なIPA。
柑橘や草のような香りに、しっかり目のボディでガツンときます。
昔懐かしの味わいですが、今の時代に“逆に新しい“と感じる人もいるかもしれません。
先日リリースした「Passific IPA」お飲みいただけたでしょうか?
ジューシーな飲み口でありながら苦味の効いたスタイルで、IPAの醍醐味が詰まったビールになったかと思います。
今回のIPAは言うなれば、あの時語った初期衝動のエピソードの中で登場するIPA。
00年代に愛された、西海岸生まれのやや昔風なIPAであると言えるでしょう。
褐色の見た目にしっかりとしたボディ、一口飲めば目が覚めるような苦味と柑橘を思わせるホップのフレーバー。
「最近のIPA苦くなくない?」と思ってる人のハートに突き刺さるような仕上がりです。
ラガーのリリースの際も少し触れましたが、カルチャーが醸成されていくと、その内側でカウンターが起こりさらに複雑な体系へと進化していきます。
クラフトビールの世界でいうとそれが一番顕著なのがIPAなのではないでしょうか?
苦くないビール→苦いIPA→苦くないIPA→???
今後どうなっていくのか、もはや予測不可能ですね。
そんな混沌とした時代に安心感をもたらす、"ベスト盤"的なビールとなりました。
おまけ
懐かしい!と思った方、同志です。笑
ものすごく昔のことのように思いますがせいぜい10年前位なんですよね。
それほどにクラフトビールの世界は流行の流れが早いようです。
繰り返すようですが、Green Flashの「West Coast IPA」は僕がクラフトビールに目覚めるきっかけとなったビール。
当時このビールが開栓となるとビアバーに飛んで行ってました。
気づけば時代も変わり?飲む機会も減りましたが、2度ほどラベルデザインも一新しているようです。
一度目のラベル変更。
この頃はIPAからDouble IPAに変わってますね。
確か度数も少し高くなっていたような気がします。
IPAが浸透してきて、“もっと苦く!“という風潮の中でひたすらIBUや度数の高いIPA
が続々登場していたという時代背景があります。
さらにデザインも変わり現在は瓶→缶に切り替わったようです。
そしてスタイルもDouble IPAからWestcoast IPAに。
なんと初代のレシピに戻ったそうです。
2019年頃なので、ヘイジーブーム真っ盛り。
日本でもそうですが、やっぱり苦いIPA飲みたいよねという層が一定数いるようです。
たった10年の間の出来事ですが、クラフトビールの世界の縮図のような1本ですね。
Passific Brewingの10年後は?
想像もつきませんが、やりたいことは色々あるのです。
まあ、その話しはまたいつかということで。
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