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Solar Pollen リリースです!




【Solar Pollen】
Style:Amber Ale
ABV:6.0%

アンバー(琥珀)カラーで少ししっかり目のボディ感から、モルトの風味が特徴となるこのスタイル。
カラメルモルトとホップの組み合わせで、ルバーブやベリージャムのような風味と、パウンドケーキのような優しい後味になってます。



モルトのキャラクターが主役のアンバエールというスタイル。
Waldのような黒ビール同様、寒くなると飲みたくなるビールのひとつでもあります。

IPAの登場以降、クラフトビールの世界ではホップ主体のビールが人気を博しています。
ですが、“麦酒“と書くくらいなので麦が主体のビールだって美味しいのです。
黒いビールはちょっと、という人への橋渡し的な役割でもあるかと。

カラメル化や高温で焙煎をしたモルトを数種類組み合わせ、琥珀のような色合いを引き出しつつモルトのもつ風味も大事にしました。
またホップ由来の香りとのバランスで、ルバーブやベリー系のジャムのような香りで、味わいはパウンドケーキのような優しい甘さが広がります。

不思議と、優雅な午後のティータイムの情景が頭に浮かぶかも。

温度が上がった時の表情の変化も楽しく、ゆっくりと飲みたい一杯になりました。


おまけ


ルバーブやベリーのような香りが特徴の今回のビール。
ホップの香りは果物に例えることも多いですが、ベリー系の香りの特徴をもつホップはそう多くありません。

今回ベリー感を出すために使ったのは”Barbe Rouge”というホップです。

産地はなんとフランスのアルザス。ワインの産地としても有名ですね。
あまりビールのイメージのないフランスですが、アルザスはドイツとの国境付近ということもありホップ栽培も盛んなようです。
島国の僕らにはピンとこないことも多いですが、地続きにいくつもの国があるヨーロッパならではの文化の交錯感。
アメリカやオセアニアなどとはまた違った感覚のホップ栽培に期待したいですね。

また最近では南アフリカや中国産のホップなども注目され始めています。
まだ市場に出回る量は少ないですが、国内のクラフトメーカーでも一部使用しているところもあります。


当然ですが、ホップも農作物なので同じ品種でも栽培地域による違いがあります。
原料も進化し続けるビールの世界、今後がとても楽しみです。

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