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保護犬との暮らしは大変?

あなたの覚悟と、どれだけ向き合うかによると思います

保護犬はいろんな身体的ダメージ、精神的なトラウマを抱えた子が多いです

繁殖引退犬のパッセは、最初こそお試し行動がありましたが、すぐに懐いてくれて、こちらが手を伸ばせば、お腹をなでろ~、とヘソ天するし、おもちゃの遊び方も上手で、社会性もありました

ただ今と比べるとガリガリで、子宮が多臓器に癒着するまで出産や、帝王切開を繰り返されていたし、両足ともパテラ(膝蓋骨脱臼)でグレード3、つまり膝蓋骨が常に脱臼した状態です
アレルギーなのに、アレルギー要因のものを食べていたからか、毛の艶がなく、ガシガシでした
乳腺にしこりがあるのに放置され、
避妊としこりの除去手術をする際、グラグラの歯を何本か抜きました

パッセの心は壊されていなかったにせよ、体はボロボロでした

右側が来たばかりのパッセ
腕も細くてカリカリ
目も力がないように見えます
左側が最近のフワッフワなパッセ

でもわが家へ来て、しこりの検査をして良性とわかり、アレルギー検査をして、低アレルギー専用のごはんにして、毎日散歩に行って、一緒に遊んで、一緒に昼寝して
そうしているうちに、ガリガリの体には筋肉が付き体に合った食事のおかげか、ストレスフリーになったからか、
病院の先生からは
「毛艶もすごくよくなりましたね」
と褒めていただきました

カットに行く前のモフモフパッセ
可愛すぎる


一方、一般家庭から飼育放棄されたサクラの場合
性格は温厚で、とてもおっとりしています
サクラも同様、お試し行動で、わざとおしっこシートから外して粗相する、ご飯を食べないこともありました
施設では寝ていることが多い、と聞いていましたが、今は私のそば、もしくは膝の上でくつろぐのがお気に入り
意外と寂しがり屋な一面があり、とてもかわいいです

でも、サクラは名前を呼ぶとシッポを振りますが、「おいで」、がわかりません
どうしたらいいのかわからないけど、名前を呼ばれて嬉しいからか、その場でシッポを振り続けます
おもちゃの遊び方は一切わかりません
お茶碗を置くカンッという音や、少しでも金属音がすると、とても怖がります
お散歩も苦手で、すれ違う人や犬に、フォンフォン鳴きます
ドッグフードではなく、人のごはんを食べていたからか、副腎が肥大して、胆石がたまっています
なんというかムチムチ?ボテボテ?な体型
歯は1本しか残っていない
ため、お湯でふやかさなければ食べることができません
ご飯にもこだわりがあり、ある程度温かくないと食べたがりません
毛艶もなくボサボサ
ストレスなのか、癖なのか、ずーっと手やおまたを舐めている
アレルギー持ちで、皮膚が弱く、カサカサ
目は白濁し、両膝ともパテラ持ちで、乳腺付近にしこりもありました

サクラは心も体もボロボロです

我が家に来た当日
少し不安そう


半年たった今、100%ではないけど「おいで」というと、近づいてくれたり、散歩も常に吠えなくなってきました
ごはんも低脂肪のものが良いと伺ったので、アレルギー源ではない馬肉を中心としたドッグフードに変え、散歩も毎日行くことで、くびれのあるスッキリとした体型になりました

右側が来て間もないサクラ
パッセと比べてもボサボサでポテポテボディ
左側が最近のサクラ
随分表情が和らいだし、日々の散歩でスリムに

まだできていないこともありますが、時間をかけて少しづつ、少しづつ
こちらの意思を理解してくれています

容易くはないかもしれません
でも、溢れる愛情と、向き合う気持ちをもてば、シニア犬や、ハイシニア犬に限らず、どんな犬でも、必ず懐いてくれますし、寄り添ってくれると思います

おしりをくっつけっこ
サクラはパッセを枕にしてるのに
パッセはまったく気にしてないのがかわいい


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