さみしい。でも、応援したい

真風さんと潤花ちゃんの退団が発表されました。
うっすら覚悟はしていたけれど、いざ公式のニュースを目の当たりにすると……やっぱりショックでしたーー

わたしが語るまでもなく、男役の極みである真風さん。とくに潤花ちゃんと組んで新生宙組になってからは一層深耕した色香、オーラ、包容力がバンバン舞台から発せられているようでした。たまらん。ありがたや。そのフェロモンどこから出てるの。

銀橋をのしのし歩いてこられる真風さんからはスターオーラがほとばしり、見てるこちらが客席にメリメリめり込まされる圧を感じます。メリメリめり込むしかなすすべのない我々を銀橋から一瞥して(あるいは完全スルーして)そのまま歩み去るようなところがまた一段と手の届かない、届くべきでない圧倒的スターライッって感じで んっも~~そうでなくっちゃ!!!ってなるんですよね。

そんな真風さんの宙組がまたステキな組で。タカスペではオチを担当させられる筋を書かれたり、下級生がはちゃめちゃ楽しそうにブリドリの司会していたり、とにかく何にも縛られていない雰囲気が伝わってくる宙組。

ハチャメチャ楽しい組子たちと、その心臓部分であるまかキキずんの絶妙なトライアングルがたまらなく好きです。
そんな宙組を見ているうちに、いつのまにか私も現ご贔屓さまである桜木みなとさんと出会いました。感謝してもしきれない。真風さんのご紹介に授かったようなもんです。

まだ退団まで半年以上もあるし、なんなら絶賛ハイロー/カプリチョーザの真っ最中だというのに、やはり寂しい気持ちです。

そして潤花ちゃん。
潤花ちゃんの退団はちょっと予想していなくて、やはりショックでした。
トップ娘役でありながらとってもフレンドリーなあったかい空気をまとう潤花ちゃん。なんだか子供にやさしい近所のおねえさん感も持ち合わせ、きっと公園の木にバドミントンの羽根が引っ掛かっちゃったら、自分の持ってるバッグのひもを最大まで長くしてふりまわし、取ろうとしてくれたりするんだろうなって思います(そして取れない)

そんなチャーミングな潤花ちゃん、いざ舞台の上では憑依型というのでしょうか。もう見惚れる間もなく観客を役にさらっていってくれます。
潤花ちゃんの怒り顔が好きです。「ジョルジュのバッカ野郎!」「どうやって?あなたにできるの?」(放送室)「私はheavenでは働かない!」
勝気なシーンに見入ってしまうのは潤花ちゃんだからこそ。

そしてスカステなど番組では、真風さんに対して大変強火で、その愛を隠そうともせず、共演している間ずっと愛の告白しているのでは?というくらいに頬を上気させながら楽しそうにしています。

告白すると、まかかのが次の宙組トップとして発表されたとき、私は新宙組についていけるかとても不安でした。まかまどが大好きでしたし、解体が大ショックで到底立ち直れていませんでした。
当時潤花ちゃんのことを知らなかったこともあり、ドキドキしながらプレお披露目のスヴィッツラハウスを観劇しに行きました。
いざ観劇してみると、舞台で潤花ちゃんは大人の女性をみごとに演じられており、そして真風さんの横で真風さんと潤花ちゃんの相乗効果による洗練された大人の恋を描き切っておられました。最高でした。
要は大感動したわけです。

いまでも、あの時スヴィッツラハウスで私を夢中にさせてくれた潤花ちゃんには、本当に本当にありがとうと感謝でいっぱいです。と同時に、”ついていけるかな””新生コンビも愛せるかな”なんてよぎった事、ごめんなさい、と思っています。

今となっては大大大好きな潤花ちゃんで、舞台姿から素の潤花ちゃんまでまるっと大好きです。その潤花ちゃんが大尊敬する真風さんと同時退団されること、そう選択されたこと、とても頷けます。
私個人の希望ではまだまだ見ていたかったけど、それ以上に潤花ちゃんの選択を応援したい気持ちがあります。
あの日、アナスタシアの千秋楽、舞台下手で控えめにご挨拶のお辞儀をした潤花ちゃん。その後、宙組をぽかぽかにし、疾風を吹かせ、ひまわりのような笑顔で今の宙組を導いてくれたチャーミングな潤花ちゃん。その姿を、今度は迷いなく最後まで応援したいなと、今、思っています。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?