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初の最前列体験 ハイロー&カプリチョーザ、とりとめのないレポート

友の会でも一般でも、基本20列より後方、もしくは2階後方席に寵愛を受けがちなわたしですが、ついに最前列に座る日がやって来ました。と言っても自力で引き当てたわけではなく、徳のある神々しい友人にお誘いを受け、ホントですかホントですか、わたしでいいのですかホントですかとどこぞのプロポーズよりも入念に確認し、友人の「うむ」の声に神ですか殿ですか姫ですかと感謝しきりで連れて行っていただいたのでした。

というわけで初のSS最前列をレポ。
でも人はキラキラを過剰摂取するとメモリーがショートするんですね・・・
正直あんまり覚えていないのです・・・

すぐそこやん やべえな


・めっちゃちかい

わかりきっていたけどわかりきっていた以上に近い。手を伸ばしても届かないはずなのに手を伸ばさなくても届いているような錯覚に陥る近さ。

サッ、サッという衣装の布擦れの音が直に聞こえる。
でも靴音は聞こえない。
どうやって歩いているのタカラジェンヌ。浮いているの・・・

カプリチョーザ、チョンパのスタンバイで暗闇の中シュッとした人影がスッ…スッ…スッ…と数秒でずらっと並びきったときは感激した。タカラジェンヌすごい。

流石に暗くて表情は見えませんが、初日の後方席からは全くわからなかった銀橋スタンバイがこの席からはもう目と鼻の先で行われていて、そこからドキドキが止まらなかったです。

あんな暗闇でどうやって隣の人との距離感確信して止まれるやろうか…夜行眼も備えてるのかタカラジェンヌ。

・カプリチョーザのサングラス芸

もはやあまり記憶もないのだが、カプリチョーザ始まってサングラスでキザッた男たちがズラリ。銀橋から客席を威圧でパーーーンッ!と照明食ったときの圧倒。ずばーーーんと座席にめり込んだかと思った。

擬音語で言うなら「どわあぁぁぁぁ~~~~~~~~!!」

めちゃめちゃ澄ましてキザる優希しおんさんが目の前に。
当方ずんちゃんのオタクですが、あまりの圧倒にキョロキョロする余裕も与えられず き、きよちゃん!!!(優希しおんさんのこと)と座席にめり込んでいる間にチョンパが終わりました。

・とにかく背がたっかい

全員たっかい 本当に高い 細身でそんなに高くないと思ってたすっしーさんがプロローグで銀橋出てきた瞬間 たっかっっ でっか 威圧 と思いました。そしてずんちゃんが近づいてきたときも たっかっっ ずんちゃんせぇたっかっ 足なっが! てか、顔ちっさ、、、いや…顔良ーーーーーーー!!!!(昇天)

あとこれは話半分に聞いてもらいたいのですがスモーキーのウェーブヘアははたして地毛?かな ・・・・うーん、どうかな・・・???と思いました。襟足のあたり・・・でも私あらゆる見定める目を持ち合わせていないのでなんともわかりません。

・メイク解析度の高さ半端ない

美しいお顔に美しく施された舞台メイク
一人一人セルフメイクされた美しいお顔は最前列からの視線にも、2階最後列からの視線にも届くように計算されている。その質感や仕事ぶりが大変によく見られる近さで、思わず見とれてしまった。

キキちゃんのROCKYが目の前を通った時、唇がシルバーのようなベージュのような色味で、薄い口元がお肌との境界線を曖昧にするシルバーに光っていた。ここまでのシルバーベージュのルージュ芹香さんは記憶になく、この唇が芹香さんのROCKY・・・!!!と内心ドキドキ。シルバーの唇から静かな色香を放っていた。

みなさんの首筋や胸元に施されたドーランの感じも普段遠くから見ているときには気づかない質感で、近さゆえーーー!と印象に残っている 触れたわけでもないのに触れて確かめたような感覚におちいる(変態)

・コブラの趣味

仮面舞踏会用にダンたちが用意した衣装を着ず、オリジナルの服に身を包んで現れたコブラちゃん。その衣装をよくよく見てみると、何やら肩と膝にイカツそうな装飾が施してある。じっと見てみるとそれは、右肩に鷲、左肩にコブラ、右膝に鷲、左膝にコブラ。
…なんてお召し物なのコブラちゃん。真風さんの入りでさえためらうような主張の激しいお召し物。それをダンもテッツも特にツッコむことなくパーティタイムしてる。昔から持ってたやつなのそれ。それともコブラあるあるなの。
じっくり見れば見るほどトンチキな衣装で面白すぎました。カナもなんか言ってあげて!

・オペラなしで見る快適さ

流石に最前列は視界が開けて近く、オペラの必要なく公演をみられます 肉眼で表情や視線の先が明確に追える するとどうなるかというと、いつもより一段と物語に没入し、引き込まれ度が高まります 

とはいえずんちゃんのせり上がり、ずんちゃんの首押さえつけ、ずんちゃんの闇医者案内、ずんちゃんの水の精、ずんちゃんの開襟、ずんちゃんの階段降り、ずんちゃんのパレードはオペラ使いました(めっちゃ使ってる)

吐血は下手だったので絶対に生でみたいとノーオペラで目撃 記憶に刻みました

この距離ならずんちゃんを見ながらRUDEBOYSの集団美も見られる、とダンスシーンはオペラを下ろす。

すごい迫力だった・・・ずんちゃんの体幹をみた。左右に手足をザッザッと回す振りでも体の中心がまったくぶれないのを確認。

やはりオペラを通さない視界に映るもののイキイキ感は一味違うし記憶にも焼き付けられる。もう毎公演この席に座りたいのですが、どうしたらこの席保守できるんでしょうか。どうしたら・・・どうしたら・・・どうし・・

・ずんちゃんの稜線美

ちょうど下手の立ち止まりポイントだったのでピタッと立ち止まって歌ったりセリフを言ったりして行かれるのですが、こんな近くでセリフ聞いたことなんてないもんですから、その瞬間(あ~~~~止まってる~~~~目の前にいらっさるぅ~~~~)という3才児脳が前面に出てきて集中が一気に途切れます。あの美しい鼻筋。ずんちゃん・・・うなされる・・

逆にずんちゃんがセンター付近に立つときは横から見ます その横顔の美しさったらなかった
国宝級の鼻筋(また言っている)、二階を見上げるときのカッと開かれる瞳、フェイスラインの美しさ、首筋の色気、そして長すぎる御御足と小さなおちり あぁあのおみ足がカルトワインの足バッ!の左足…愛しい左足…

・ずんちゃんのカプリチョーザ

カプリチョーザの記憶知りませんか・・・どっかに落としてきてしまったみたいで・・・どなたか拾ったらわたしまでおとどけおねがいします。
今持ってるずんちゃんの記憶一覧

 ・水の精のスカートさばき ずんちゃんも前側のスカートだけじゃなくて後ろ側のスカートもそっとたくし上げるようにさばくんや・・・男役では絶対見られない仕草だけに印象にのこっている
 あとドレスの内側が深紅に彩られたスカートだという事。清廉なヴィーナスにみえる装いと反転して内なる秘め事をドレスから感じ取らされて静かなる興奮。そして翻すたびに覗くおみ足・・・ひ、膝・・・(これが一番言いたかった)

 ・プロローグ?中詰め?のおててビラビラの振り きょうらんのおーくしょん彷彿するやん( ;∀;)・・・

 ・君を夢の中に縛り付けて 少し腰を落として下手から客席にむかって歌うこのフレーズ・・・勘違いさせてもらっていいですか視線いただいた状態で聴いてしまって硬直。忘れられない。宝箱にしまいました。

 ・友人が思い切り優希しおんさんに一本釣りされました この衝撃がすごくて私のカプリチョーザの記憶も一緒に釣られていった説もある。詳細は以下のツリー参照です。

・無名街とスモーキー

ちょうどスモーキーの芝居位置だったので、それはもうあらゆるスモーキーをこの目に焼き付けました

ずっと発熱してるんだろうなとわかるスモーキー 
チーム紹介で階段から降りた後、ララちゃんに見せるやわらかい表情
そんなスモーキーをいつも心配そうに見つめているララちゃん
スモーキーの決定には全幅の信頼をおいてる家族たち

目の前で見られて感無量でした

せり上がり出てきた時、温度が下がるような無機質な感覚 空気が変わる瞬間。

最初のRUN THIS TOWNは果てしなくカッコよく、無名街の結束を示すような踊り方。そして直後リプライズは歌詞の意味を考えさせられる辛いしんどいRUN THIS TOWN

望んで無名街に生きているわけじゃない、いつか出られる日を夢見て、でも奥底では出られないことを知っている、そんなことを歌い踊る

吐血前の床のやり合いは緩急も編集済みの1.5倍速映像でしか成しえないバトルを見てるかのよう これがリアリティなんて 普段からその路の人なのかなと錯覚してしまう 本当にすごい

咳き込み、吐血して手についた血をじっと見たあと口元をぐいと拭ったスモーキーとそれを目の当たりにして(ぬぐったっ ぬぐったっ)と瀕死の私

このときはRUDEの誰にも気づかれずにその場を去るのよね それもまたスモーキーらしくて 主張しないのよスモーキー オレの利き手を噛んだなぁぁ!とか言わないのよ

スモーキーの去り際、寒そうにモッズコートの襟元をクッと持ち上げるように寄せて去っていく仕草がすきでした。アギラールはジャケットをバシッとするけど、スモーキーはそっと襟元を寄せる・・・

”愛の意味さえ知らない、名乗るべき名前なんてない” 境遇の少年たちが身を寄せるように無名街の家族を名乗っている。
でも心の奥では ”どれだけ叫んでも声は届かない ここから抜け出そう” と渇望してるんだよね。

ずんちゃんが「本編のハイローをなぞりながらも自分たちの理解も入れていければ(意訳)」と言っていたけど、それの象徴が「胸の奥底では外へ出たいと望んでる」事と「でもほとんど諦めている」だった。

生まれた場所も誇れず面倒事を押し付けられて無名街の中だけでなんとか家族を形成しているRUDEBOYSたちが、実は外の世界を渇望しているって、ものすごくしんどくないですか。ずんちゃんのRUDEBOYSからはそんなやり場のなさと憔悴、希望と諦めを同時に感じさせられた。

他にも銀橋に来たときは、編み上げられ薄汚れたゴツいブーツや、ワッペンのついたボトム(ボトムにワッペンついてんのかわいい)、チェックのはだけたシャツの開き具合と、中のグレーのシャツ(グレーなんて汗がいくらでも染みそうなのに一切そうはならないヅカマジック)・・・あらゆるスモーキーを貪欲に目に焼き付けました。

果たしてこれは最前レポなのか、それともずんちゃんのレポなのか

全く分からなくなりましたが、初の最前列にすわったよ!の記録でした。

一番最後、パレード。銀橋にきてくれたのがルイマキセで。
ルイマキセが元気いっぱい、おれはやったぜ、おれはやったぜ!たのしいぜ!君はどうだい、楽しかったかい?そうか、それならよかった 最後まで楽しみつくしてくれよな!じゃあな、ちょっと舞台戻ってくるからまだまだ楽しめよ!
というメッセージが体中からこぼれ落ちて見えるようなルイマキセに最後の最後までぶちあがらせてもらいました。ちょっと泣いた。

お友達本当にありがとうございました。最前列ばんざい。また会おう、その時まで待ってろよ。

読んでいただきありがとうございました。








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