失われた感情を求めて<好きへのプロセス6>理想のパートナー
「じゃあさ、とりあえず付き合ってみようよ」
「え…?!
あの、Yさんの付き合うの定義ってなんですか?」
まだマッチングしてから2回目のデートでのことだった。巷では「3回目のデートで告白」が定石という事で、今日はないだろうと踏んでいたため、不意打ちの告白に酷く驚いた。狼狽えて、付き合うの定義が何かを聞いてしまうほどだった。
「う〜ん。お互いが会いたい時だけ会う関係かな。
もし、どちらかが気が乗らないなら無理に会う必要はない。」
「なるほど!素晴らしいお考えです。」
「よし