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「運の方程式」~幸運を引き寄せるための秘訣について~【書評】

運命は生まれた時から決まっていると言う人もいますが、私はそういう考えに賛成できません。自分の心や考え方を高めていくことによって、運命をも変えることができると私は信じています。

京セラ・第二電電創業者・稲盛和夫の言葉

 私達は「運」をコントロールできるのでしょうか? 誰しもが、目の前に立ちはだかる壁(お金、人間関係、健康など)を前にして、自分の無力を思い知らされるはずです。私もそうでした。

 この本を選んだのも、どうにかして壁を乗り越えたいという思惑があったからです。加えて「運の方程式」が大学や学術機関などの研究データから導き出されたことです。説得力と信頼性も選んだ理由でした。

         幸運=(行動×多様+察知)×回復
         🔵行動:チャレンジの回数
         🔵多様:多彩な体験・経験を積む
         🔵察知:小さな変化をキャッチする能力
         🔵回復:挫折から学び、立ち直る力       

運の方程式

「運の方程式」は、著者が科学的知見を拠りどころにして構築したものです。第一章から第四章までは、方程式にある四つの要素をそれぞれ説明しています。合わせて、要素を高めるトレーニングもあります。

 第四章(要素は回復)を読んで、私は勇気を貰いました。書かれている内容が「人生論」に近かったからです。読む時間がない時は、この章だけを先に読むのも有りだと思います。

近年「私達の成功は、大半が能力よりも ”運” で決まる」という見解が、経済学やリスク分析の分野から提案されているそうです。「運の方程式」もこの流れから生まれました。

「幸運の女神には前髪しかない」という言葉があります。チャンスは目の前に現れたその時にしかないという意味ですが、「運の方程式」を体得して、二度とないチャンスを掴みましょう!

〔P.S.〕運に関わる動画とサイトを紹介します。どうか参考にして下さい。


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