育児戦争/家政夫と一緒。~その18~
おるすばん
「たいふうすごいね⋯⋯」
「ふゆきのまちはさかがおおいから、あまみずがかわみたいになっていっぱいながれてました」
「⋯⋯だいじょうぶかな」
「⋯⋯あーちゃーさんですか?」
「えっ!
だ、だいじょうぶにきまってるもん!
それに⋯⋯わたしたちのことやくたたずって、てつだわせもしてくれないんだから。
⋯⋯しらないもん」
「かわぞいのしっかりしていないところ、ぞうすいしてひどいらしいですから⋯⋯」
「うー⋯⋯だいじょうぶよっ!
だってあいつさいきょうのさーばんとだってじぶんのこといってるし!」
「でも⋯⋯しょせんまじゅつじゃ、しぜんげんしょうにはかなわない、って。
おしえてくれましたよ⋯⋯うう」
「ば⋯⋯。
ばかばかばか! ばかさくら!
だいじょうぶなんだからっ!
わたしたちおいてどこかにいくわけないんだからっ!」
「う⋯⋯うーーーー。
あーちゃーさぁん⋯⋯」
「ぐすっ⋯⋯ばかぁ⋯⋯」
ガチャッ。
「!!」「あ⋯⋯!」
「やれやれ⋯⋯ただいま帰った。
流石は未遠川、ゴロツキ(守護者)程度では抑えるので手一杯だった」
「あーちゃーさぁん!」「ばかーーーー!」
「っ⋯⋯と!?
⋯⋯なんだなんだ?」
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