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知識ゼロからゲーミングチームを作ってみたら日本代表になってしまった話。1

最近『Eスポーツ』って言葉が少しずつ浸透してきましたよね。
かく言う私もそのコンテンツにハマった一人でもあります。
今回はそんな私が、何となくから作ったチームがアマチュア日本代表になってしまった話を少しずつしたいと思います。

『きっかけ』

私は元々マインクラフトを中心に趣味でYouTubeに投稿していた
いわゆる実況者という奴でした。
本当に趣味で自分の好きな事を投稿しているだけで、向上心も工夫も無い
チャンネルだったので、登録者は三桁が良いところでした。
そんな私がある日、あるFPSゲームにドハマりしてしまいました。
とても話題になったバトルロワイヤルゲームです。
今まで一切シューティングゲームをやってこなかったので、最初は酷いものだったのですが、プレイを重ねるごとに少しはマシになっていきました。
おかげで編集動画がなかなか投稿出来ませんでした( ´∀` )

ある日、知り合いの実況者(数回企画に及ばれしたくらいの面識)に
将来プロのゲーミングチームを作って頑張っていきたいという話があり、
その足掛かりとして発足メンバーとして手伝ってくれないかと頼まれます。
当時私はそのタイトルにドハマりしていたこともあり「上手いプレイヤーと遊べるなら楽しいかも」という軽いノリで快諾してしまいます。

チームとして名を挙げ、レベルアップしていくためにスクリムに参加することになりました。
しかし、メンバーは固定メンバーではなく参加出来る人材を代わりばんこに入れて行われていたため上手く連携が取れなかった記憶があります。
発足当初のチームですから、そこまでガチでプレイしている集団では無かったと思います。
反省会も出来ず結構モヤモヤしていました。
とても負けず嫌いな性格なので、やっぱり悔しいのです。

そんなある日、スクリムにチームの代表者が人数合わせで参加することになりました。
発足して間もないですから、人手がどうしても足りないんですね。
数試合行われる試合の中盤辺りだったでしょうか、代表者と選手間で認識の違いが発生してしまい、ちょっともったいないシーンが出てきます。
他のメンバーもその代表者に誘われて集まった元々フレンドだった方々だったので、代表者の行動に意見していました。
場の空気が悪くなります。
その試合が終わり、次の試合の待機をしている時です。
それぞれがトイレ休憩をしたりして、その場には私と代表者だけだったと思います(ちょっと記憶が曖昧)
前の試合のことを気にしているのかもしれないと私なりに考えて、
「〇〇さんまだ気にしちゃってるんですかー?ww」とおちゃらけた感じで
話かけました。
その時どんな反応があったかは覚えていません。

そして問題はその後です。
スクリム終了後。
代表者から突然DMが届きます。
「今、電話出られますか?」
みたいな文章だったと思います。
何のことだろうと疑問に思いましたが、了承して通話が始まります。
とても苛立った声で代表者が怒鳴り散らしてきました。
何が起こったのか状況を認識するのに数秒はかかりました。
どうしてそんなに怒ってるのかわからず確認すると、
さっきのおちゃらけた調子で投げかけた言葉に心底イラついてしまったらしい。

その時の私はまだまだ若造だったので、
『大したこと無いことで怒鳴り散らしている人』
という認識で埋め尽くされました。
ここでの私はそう苛立つだけで、何故そのことでそこまで怒っているのかを考えもしなかったのです。
詫びを入れろと言われ、平謝りをして通話が終了します。

今あったことをチームメンバーに話すと
グループの一人が私と同じ認識を抱きました。
こうして私ともう一人が抜け、チームは活動出来なくなり
そのチームは長いことスクリムに参加出来なくなりました。
最終的には一時的にその部門は解散になっていたと思います。
(また再開していた気もします)

ここで数年が経ち、今になって当時を振り返ると
何となくお互いの認識に決定的な違いがあったのだとわかりました。
それがこちらです↓

フレンドに頼まれたからチームに入ってあげた選手

チームに入ったからは代表者と選手の関係

ということです。
私たちは代表者をしっかりした代表者として見ていなかったのです。
ただのフレンドの延長線。自分たちにお願いしている立場。
そうだとずっと思って接していたのです。
ですが、彼はそうでは無かったのでしょう。

彼にとってはもう立派な代表者でフレンドではなく、
チームの代表者と選手という上下関係を構築した状態だと考えていたのです。
君たちはフレンドではない、何てことを言われたと思います、、w

この決定的な認識の違いが今回のような火山大噴火を生んでしまったと
言っても過言ではないでしょう。
当時の私は「頼まれて入ったのに、いきなり敬えって可笑しいじゃないか!」と不満タラタラでした。
それもわかります。
ですが、こうして自分がチームを作り右往左往した立場で
もう一度あの時を振り返った時に見えてくるものがありました。

それは簡単なことでした。
代表者は慣れないスクリム参加の申請、規約の確認、選手の勧誘など
やらなければいけないことが意外と多いんです。
頑張っているんです。
だから、頼んだ身ではあるけど代表者として頑張っている自分を
理解して欲しかったのではないだろうか、と。
自らこの道に踏み込んだのにそんなこと甘いんじゃないかとは思います。
でも代表者も人間です。
「ありがとうございます」「頑張ります」
そんなありふれた言葉が欲しかったんじゃないでしょうか。

嫌な人で止まっていた認識が少し動きだしました。
こう思えたなら、自分がチームを作って同じ立場になってみて
良かったなと思います。

そして私がチームを作った理由は主にこの事件が関係していたのです。
あそこより強いチームを作って見返してやる。
あの人の経営理念を打ち砕く!
自分ならもっと、良いチームが作れる!
と憎悪に燃えて作ったのでした(笑)

今回は長くなってしまったのでここまで。
次回はやっと本編に入ります。
タイトル詐欺になってしまってすみませんw
ですが、チームを作るうえで欠かせないエピソードだったので
語らせていただきました。
では次回もお楽しみに。


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