『ダダ』って知ってる?
ダダ。初めてその名前を聞いたのは確か、中島らもの小説「今夜すべてのバーで」だった記憶がある。
入院中の主人公が病院で出会った少年と、病院の屋上で話をするシーン。少年が読んでいた詩集がフーゴ・バルだった気がする。
ダダといってもトリスタン・ツァラだったり、ブルトンだったりと発祥地によって名がある代表が違うみたい。パリ・ダダとかチューリッヒ・ダダとか。
シュルレアリスムがポピュラーになって歴史の中に埋もれがちだけど、シュルレアリスムの発端となった前衛的な文化運動。
如何せん前衛的過ぎて理解できないというか、理解しえないことこそがダダというか。。(何もないが在る的な)
さて、今日の一曲は冒頭に紹介したフーゴ・バルの詩『Gadji beri bimba』を使用した曲。Talking Headsの『I Zimbra』である。
リリースは1979年であるが、最近公開された映画「スパイダーマン:ノーウェイホーム」のオープニング楽曲にも使用されている。
Hugo Ball-Gadji beri bimba
詩の読み上げの様子。
Talking Heads - I Zimbra
Liveバージョンの映像
スパイダーマン:ノーウェイホーム(サントラ)
ダダの運動からフーゴ・バルの詩を取り上げ、今回はTalking Headsの楽曲を取り上げました。
まさかスパイダーマンの映画サントラに使用されていたとは驚きです。スパイダーマンも昔のキャラが勢揃いってことで、気になっているまま見に行けてないのでそろそろ重い腰を上げねば。。
それでは、また。
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