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世界が注目するサーキュラーエコノミー(循環型社会)とは?

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パーツワンが運営をしているビジネスモデルはサーキュラーエコノミー(循環型社会)のひとつとなります。世界で注目をされているサーキュラーエコノミーに関する情報を発信していきます。
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サーキュラーエコノミー市場で注目をされる"リビルト部品"とは

リビルト(Rebuild)とは”再生”や”再構築”という意味を持っています。IT業界ではプログラミングを作り直すこと、自動車業界などでは中古製品から核となる部品を取り出し再利用可能な状態にしたリサイクル製品を”リビルト品”と言います。 〇リビルト部品のメリット/デメリット メリット ①新品と比較をすると安価 ②破損した部分を修理するよりもリビルト品で代替した方が早い ③供給がない部品を探しているときに活用できる デメリット ①機能をしない可能性も秘めている。そして、その

自動車リユース業界の市場規模

平成 27 年度の環境省調査によると約 3 兆1千億円となりますが、市場の約 6 割以上を自動車、バイク・原付バイクが占めています。 ■リユース市場規模(自動車、原付、カー用品) 自動車      :約1兆8,112億円 バイク、原付バイク:約2,076億円 カー用品     :約595億円 ※参照元:環境省/平成27年度 また、自動車補修部品市場における市場規模は2,380億円(リユース部品(1,290億円)、リビルト部品(1,090億円))と推計されています。 ※参

もったいない文化の輸出!

”もったいない文化”の発祥国となる日本。2004年にノーベル平和賞を受賞したワンガリ・マータイ氏(ケニア環境副大臣)が”mottainai”を標語に環境保全運動を進めたことによって、世界的に知られる単語となりました。 いつの間にか日本は世界有数の食料廃棄国となり死語になりつつありましたが、日本人にはもともと”モノ”を大事にする文化が備わっており、海外からも日本の”もったいない”は美徳として注目を浴びていました。 現在、大量大量消費の社会を終えて世界では”循環型社会”への挑

サーキュラーエコノミー実現において欠かせない"SDGs"とは

SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」を省略した呼称となります。歴史上、貧困に対して最も効果を収めた世界的な取り組み「MDGs」から引き継がれ、2015年9月の国連サミットで採択されたものです。国連加盟193か国が2016年~2030年の15年間で達成するために掲げた17のグローバル目標と169のターゲット(達成基準)からなる国連の開発目標です。 ○世界を変えるための17の目標/SDGs 1: 貧困をなくそう 2:

サーキュラー・エコノミーとは

”無駄”を”富”に変える今世紀最大の資本主義革命と言われています。従来の大量生産・大量消費型の経済モデル(調達~廃棄)から脱却をした新たな経済成長モデルとなります。サーキュラー・エコノミーの市場規模はコンサルティングファーム"アクセンチュア"の発表によると2030年までに4.5兆ドルに達すると予測されています。 また、2015年末に欧州委員会(欧州連合の政策執行機関。)が”サーキュラーエコノミー(循環型経済)パッケージ”を新しい産業や雇用を生み出そうとすると成長戦略であり、