感熱紙

昔の同人あるあるの漫画を読んでいたら、感熱紙というワードを目にして、昔は結構使ったなと思い返すのでした。

比較的若い人にはわからないかもなので雑な説明をしますが、感熱紙とは、熱に寄って黒く変色する感熱塗料を塗ってあって、専用のヘッダーが印字するときに熱を発して、描画できるようになります。

この感熱紙は単色でしか発色できないので、主に文書の印刷に使われていました。

※フルカラーの感熱紙は存在しますが最近の製品なので、当時はありませんでした。

熱を使って印字をするので、温度が高い場所で放置すると真っ黒になることがあったり。ストーブの近くにおいたりすると真っ黒になったりとか。

摩擦熱も例外ではなく、爪で擦ったりすると跡が黒く残ってしまいます。

保存状態が悪いと薄くなったりと重要な書類にはちょっと脆弱だったので、捨ててもいいような文書を印刷するときなどによく用いられたわけで。

自分も当時ワープロを使っていた頃は感熱紙で一通り印刷してから校正箇所を見つけたりして、清書分はインクリボンを使いました。

インクリボンも安くはなかったので、大事に使っていたわけです。

そういう感熱紙もインクジェットプリンターが出始めてから、すっかりと出番がなくなってしまい、今も使われているのかな? と思っていたら、コンビニのレシートとか、インクリボンを使うFAXに対応しているようです。

仕組みは同じようなものなので、限定的になりましたが未だに感熱紙が使われているんですね。うちのFAXもインクリボンだから、感熱紙で大体にできるかな…。後で調べてみよう。


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