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マンガヨムニーー

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漫画の感想やそれにちなんだことを描いた日記をまとめています。
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記事一覧

漫画アプリを呼んでいたら時間が溶けていく。

スマホがなかったときは、電子書籍や週刊雑誌を買って漫画を読んでいたのですが、スマホを使うようになって漫画アプリを入れるようになったら、こっちの方で漫画を読む時間が増えてきました。 実際、漫画アプリの供給ってかなり多くて、CMやウェブ広告にも時々流れるけれど、漫画アプリを検索かけるとまあ出るわ出るわで。 毎日読んでいるのが、ジャンプ+、マンガワン、ヤンジャン、ゼブラックてなところですが、集英社に偏っていますね。あとマガポケも入れているんですが、あんまり読んでない。 週刊漫

春画流布の罪で獄門に処せられた絵師が漫画家の職場にタイムスリップ

逢坂総司郎は江戸時代にご禁制とされた藩で春画を描き、こっそりと売り流していた。 この逢坂という男、少年の時に巫女と龍の絵を見て、画に生涯を捧げた。家を捨て、流れ着いたその地で画を書いていたが、春画しか描けなくなってしまう。 いつか、あの画に見た龍を打ち倒す表現ができるまで、その牙を研ぐ。 大名、鶯谷寛喜は春画師を禁じた本人であり、自分が見られないから春画師を死罪にすると決めた暗君であった。 ある日、いつものように春画を描く逢坂。伸び悩むことに悩んでいたところ、御用改に

買ってよかった漫画とか

家庭崩壊した一家の末っ子、梅はその荒んだ家庭環境によって誰にでもキレて暴力を振るう少年になってしまう。中学の入学式で一波乱を起こしたあと、上級生の報復に会い、刃物を手にしたときに目が憎悪に染まった。 梅の持つ刃物が上級生にむけられたとき、飛び込んできた人影に梅の身体は一回転した。 梅を抑えたのはダニエルという名のカナダ人と合気道だった。梅はこの不思議な武道に出会い、その理念に触れて、自身に巣食った荒ぶる心に向かい合っていく。 梅の家庭はどうにもならないほどすさんでいて、姉

昔の漫画を読み直して

いつも読んでいるマンガワンのアプリにデビルマンが配信されました。 一応読んだ覚えがあるのですが、あらすじを語る程度にもおぼろげで断片的であります。 9月いっぱいまで配信しているようなので、少しずつ読み進めてみようかなと。 昔の漫画を一度読み通したあとでもう一度読み直すとわかってなかったことがわかったりして、こういう機会はあってもいいですね。 いまはマンガアプリではコメント機能があるので、コメントを読みながら見逃していなかったところを補完できたりなど、なにげに便利だなと

拳児2を読んだで。

単行本とセミハードカバー版も持っているので紙書籍で買いましたよ、もちろん。 拳児2はトニー譚と決闘のあとに年月が流れて、皆が成人して家庭を持ち、それぞれの人生を歩んでいる後日談的な話ですが、 拳児は技の研鑽を続け、社会の流れに気にする様子もなくわが道を歩んでいるところ。中華街で占ってもらったときは英雄の相があるみたいなことを言われていたので、それなりに社会を動かす大物になっていたのではと思ったりもしたけれど。 いじめの相談や中華街のトラブルにも格上の貫禄を見せてくれたけ

廃刊になった昔の漫画誌をふりかえる

RSSリーダにリンクが残っていたとある作家さんのブログから、コミックボンボンが休刊(事実上廃刊)をちょっとだけ、調べてみたんですよね。 大まかに書くと編集の好き嫌いで人気の低かった作品が生き残って、人気のあった作品は気に入られていなければ、打ち切りにされてしまう、そういう事案がよくあったようです。 自分も当時はボンボンを読んでいたのですが、友達の家に遊びに行くとコロコロを持っていて、どちらも読み比べていた時期があったんですけれど、 なぜか、ボンボンを読んでいても面白さが

漫画を読むMP

最近、マンガの未読がたまり続けていると日記では何回も書いていたわけですが、 毎日のマンガアプリの未読を消化していたことで、何かの欲求を満たしていたのではないかと思うようになりました。 昔は電子書籍で漫画を買ったら、すぐに読み始めていたものでしたが、ダウンロードしているので、後で読めるからと後回しにして、放置をしてしまったり。 で、今日ある程度消化していたのですが、ジャンプSQの5月号を今頃読み終えたわけです。もう明後日には6月号がでるというのに。 単行本も言わずもがな

ちょっと変わった異世界ファンタジー

とある中央アジアの新興国。小国ながら大国から武力で勝ち取ったこの国の大統領がアレクサンドル・プルチノフである。 この大統領は乗りこなす行為が大好きで乗れるものは大体乗ってしまい、生き物から兵器、国家までも乗りこなしてしまった。 なので、この大統領の騎乗欲が満たされず、忙しい日々を送っている。 そんなある日、いつもの日課で愛虎にまたがって街を歩いていると大型トラックが来襲。 あわや大統領はトラックに引かれて異世界に行くのかと思いきや、余裕の表情で一本背負い。トラックを。

紙書籍で買ってよかったマンガとか。

これを買い始めた当時は白土三平とカムイくらいでしか言葉だけしか知らなかったので、読み始めたらスケールの大きさや知的な好奇心が刺激されました。 主人公はカムイなのですが、読み進めるとカムイ以外にも正助の動向も気になって、権力者に抑圧されても差別や、暮らしも、周りを変えていこうとする努力の過程が生々しく描かれているのです。 カムイは非人の集落に生まれ、権力者の汚れ仕事をひっそりと遂行する忍者の一味となり、己の技を磨いて抜け忍となって、追われる身となり毎度の死闘を繰り広げるわけ

昔から買い続けている作家とか

コミックビームが桜玉吉のために作られたとか未確認なわけですが、防衛漫玉日記を始め、日記エッセイの漫画がほんとに面白かったので、今の今ままで新刊が出てはだいたい買っています。 今の作風の元になった「しあわせのかたち」の終盤に収録された「しあわせのそねみ」が今でも思い出せるほどに強烈な作品でした。 コミックビームの連載時から軽いうつ病と診断されて、漫玉日記シリーズの終わりには相当に追い詰めれて、ひり出した一本一本が苦しさや空虚に混じった紙面になったりと読んでてしんどいなと

紙で買ってよかった漫画とか

コミックビームを買いだしてから、初めて出会ったのが終盤の当たりでした。 ちょんまげ頭で学校の屋上に住み着いて自給自足の暮らしをしている中学生が、最初は間抜けなままだったのに急に何かを悟ったようにキャラが変身、喧嘩に強くなるわ、赤い信号機のランプを盗んで大根の育成を成功させるは、農業高校に推薦入学、農協に就職して、闇流ししている米業者を摘発したりなど、わが道行くかっこいい兄ちゃんになって最終回を迎えるという、奇跡的な作品です。 作者の思う所、キャラが動き出して暴れてしまった

ちかごろ、気にしている一作

部屋から発掘して出てきた。 大学生になって上京した根岸くんはポップミュージシャンになって、デビューしようと希望を抱くも、 デスメタルバンド「デトロイト・メタル・シティ」のギターボーカル「ヨハネ=クラウザー二世」となって、エログロバイオレンスあふれる歌詞を叫び、カリスマとなってメジャーになっていく。 カヒミ・カリィに憧れながらも、路上ライブでは東京タワーを○イプし、ギャラリーをわかせたクラウザーさん。後に東京タワーは先代のクラウザーさんからも同じ目に会うという不憫な建

この本を手放さなかった過去の自分に褒めてあげたい

年末も迫って、少しずつ大掃除よろしく部屋の整理を少しずつ進めています。 PCの内部を掃除したり、配線周りを整理したり、溜まった紙袋を思い切って捨てることにします。 昔から漫画本を買いためているのですが、そのときに収納する箱に大きさがまちまちだったので、サイズの違うダンボールが不揃いに揃っていました。 これからはホームセンターの小さめのダンボールに収納を統一して、持ち運びを楽にしようと考えています。 昔は無計画に収納容積のあるでかいダンボールに入れていたのですが、これを

RYUFINALが届きました。

中平正彦ストリートファイターシリーズ完結編。 殺意の波動を超えるため、修行に励むリュウの終着はまだ遠い。 同じ師匠、同じ技を学ぶケンは一足先に真の格闘家の道を見つけていた。 ケンに大きく差をつけられたリュウは行きずりに出会った仙人オロと共に修行の旅に出る。 仙人オロはリュウは心に力を身に着けているのにその正体に気づいていないと見抜く。 リュウは旅の途中でたくさんの強者と巡り合ってきた。それこそ、巡り合った者たちを強者に変えていく「心の力」の正体だった。 リュウ