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UEFAが緊急会合を実施へ

UEFAが新型コロナウイルスに関する対応に関して緊急ミーティングを開くことを明らかにした。UEFAによる声明は以下の通り。

「UEFA calls meeting of European Football Stakeholders.」
“UEFA(欧州サッカー連盟)がヨーロッパサッカーの利害関係者を招待。”

 「COVID-19(新型コロナウイルス)へのヨーロッパサッカーの対応を協議するためにステークホルダー(関係者)がUEFAによって招集された
 ヨーロッパにおけるCOVID-19の現在進行形の感染が拡大しWorld Health Organisation (WHO=世界保健機関)による今後の見通しが刻一刻と変わる中、本日UEFAは55のメンバーアソシエーション(加盟国)の代表者やEuropean Club Association(ECA=欧州クラブ協会)やEuropean Leagues(=ヨーロッパプロサッカーリーグ連盟)の理事、FIFPro(=国際プロサッカー選手会)の代表者に呼びかけを行い、3月17日火曜日に予定しているCOVID-19へのヨーロッパサッカーの対応を協議するためのビデオカンファレンスに参加するよう要請した。
 この会合ではUEFA EURO 2020を含む、欧州のあらゆる地域の国内リーグや欧州カップ戦、トーナメントなどが議論の対象となる。
 この会合を終えた後にまた続報を発信できる予定である。」

 重要なのは最後の部分、6月12日(金)に開幕予定のEURO2020も既に議論の範疇に含めてUEFAが関係各国および団体と対応を協議するということだ。
 3月末には残り4枠の本大会出場国を決めるEUROの最終予選もまだ予定されており、今回延期されたチャンピオンズリーグやヨーロッパリーグの決勝トーナメントの試合のリスケジューリングや中止の判断も含めて、欧州各国の政府や関係省庁などとも密接に連携しながら障壁を取り除き、この終息のタイミングの見えない新型コロナウイルスによる影響を最小限に止めつつ、ヨーロッパサッカーにとってベストの判断をUEFAは下す必要がある。

 大嵐の中で揺れ動く船上で小さなジグゾーパズルを組み合わせるように難解で繊細かつ最上のバランス感覚が求められるこの骨の折れる作業を、UEFAがどのようにやってのけるのか。今後の続報に注目していきたい。

※画像はUEFA.comより引用

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