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せめてもの日記#02

11. 17

質問には質問で返す、面倒には面倒で返す!

という考えのもと、生まれた「彼氏いる?」の返し方↓

「いますよ〜〜、刑務所にいます。終身刑。日本の死刑制度についてどう思いますか?」

ーーードン引きされる姿が眼に浮かぶ。そっちが面倒な質問をしといて評価が下がるのは私、という不公平が起きるので誰もわたしにきかないでください。


11.0.05

祝日、今日は会社を休めるし通りには日本国旗がはためいているから祝日ってことはわかるけれど、何の祝日かはわからない。もっと、その日が何の日なのか象徴するモチーフを旗にしてくれれば気付けるのに。

そもそも、祝日はなんであるんだろう。毎年、テレビ局やラジオ局は憲法記念日がくるのに合わせて憲法を主題としたものをつくり放送する。その日を機会にいま一度見つめ直すというのはとても重要だ。それは社会に限らず、もっと個人的な概念でもいいかもしれない。愛とか死とか、誰にでも関わってくる大きなテーマを、自分にとっては何か、世間にとってはどうなのかを考えれば、より人生が豊かになる気がする。

愛の祝日、つくっちゃおうかしらと調子に乗り始めた時に、もうあるじゃんと気づいた。バレンタインデーがそう。チョコレートのお祭り騒ぎに乗るのも楽しいけれど、手元に置いているそれが本当に愛か見つめ直すのもいいと思う。(愛にコーティングされた別物かもしれないし)

死は。もうだいぶ原型から離れてしまっているがクリスマスはどうだろう。イエスキリストが生まれた日。自分の中で大きな存在感をもった対象が消滅する、死、について。いつ死んだっておかしくない日々を過ごしているけれど、それがゆえに忘れてしまいがちなことだし、あらためて考える機会を設定するのは画期的だと思う。

ついで:

国民の祝日を定める祝日法第一条には以下のように記してある。

自由と平和を求めてやまない日本国民は、美しい風習を育てつつ、よりよき社会、より豊かな生活を築きあげるために、ここに国民こぞって祝い、感謝し、又は記念する日を定め、これを「国民の祝日」と名づける。

ツッコミ不在

12.00

冬の日没は地味だ。夜にむけてなめらかにグラデーションを深める。夏の夕焼けは印象が強い。「ハイみんな注目、今から暮れまあああす!」と叫んでから沈む。声がでかいのでつい見てしまう。


12.🎒

勉強の哲学を読み終わって、自分のこだわりについて見つめ直してみた。しばらく考えてこれかなと思ったのがある。それは、自分が心を動かされる作品や、作りたいと思うものに共通していた。ひとことで言うと「葛藤」

生活保護を題材にした漫画が好きで、生活保護受給者に向けてかける言葉をひとつひとつ迷っているところが良かった。どうしてとか、おつかれさまとか、普通のひとだったら何も考えずに条件反射で出てしまいそうな言葉も、一旦飲み込む、そして口にするときも恐れながら言う。わたしたちはどうしたって毎日コミュニケーションをするから、ことばひとつひとつにそこまでエネルギーをかけられない。けれど、人間関係の築き方として正しいのはそっちだよなと思って惹かれた。

JOKERに満足できなかったことも、このこだわりにつながると思う。そもそも期待の仕方が間違っていた。主人公はきっと私だ!!♡と思ってウキウキしながらレイトショーにひとり滑り込んだ。ポップコーンとコーラを持って、首を絞められる準備をしていた。だが彼は日々の不幸にピントをあわせないように暮らし、積もり積もったストレスがある日彼を解放する。なんでもしていいという全能感の快楽に溺れる。

裏切り者〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!

お前!もがくことをやめやがって!!!共感するどころか腹が立った。ジョーカー、自分とは違う人間だったよと友達に報告すると「そりゃそうだろ」と言われ、更に落ち込んだ。(楽しみ方を間違えていた)

自分が何かつくろうと思った時も、シンプルに感情が働く内容には納得ができない。

例えば、仲畑貴志さんの名コピー「好きだから、あげる」は私には書けない。

「好きだから、あげない」になってしまう。

自分が何にこだわっているかに気づいたと同時に、なぜ自分は面倒くさいのかにも気づけてよかった。そして、葛藤だらけのものもかたちにして、2020年春には完成させたい。

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