苦手なものが多すぎること

 今日はスタートアップ関連のイベントにお呼ばれして、せっかくなので取材記事を出そうと思っているのだけど、トークセッションが終わった後にレセプションパーティーがセッテイングされて、内心で仰け反っていた。別にスタートアップ関係者と仲良くなるつもりもないし、もっというと東京発だろうがアムステルダム発だろうかテルアビブ発だろうが、良いサービスは広まってグローバルに使われる時代になりつつあるわけで、そこの勘所を押さえている人は本当に少ないと思っている身からすると、悪いのだけどそのパーティーを抜け出す人にこそ光を当てたくなってしまう。まぁ、天邪鬼だし、僕が人見知りでこの手のパーティーにいつまで経っても慣れないということがあるのだけど。

 同じように、最近改めて苦手だと再認識するようになったのは、ライター同士のコミュニティだ。いくつかFacebookのグループに入ってもいるのだけれど、ごくごく一部の人以外、話が合いそうな気がしない(笑)。

 これは僕がブロガー出身で、食うに困って売文するようになったという出自と、あまりにプロセスが違いすぎるのだからだと思うのだけど、なんというか皆が極端に楽天的か、必要以上に悲観的なのか、どちらかでしかないように見えるのだ。まぁ、中にはバランスが取れて淡々とお仕事をされている方もいるのだけど、そういう人はSNSには顔を出さない。非常に賢い選択だと思う。

 しかし、お金稼ぎも苦手で、細かい事務も苦手で、プレゼンテーションも苦手……と挙げていけばキリがない。こんな自分でも、「書ける」一点だけでひとまずは生きていけるというのはありがたい反面、その足場はとても脆いものだという気持ちが常に離れないでいるのだ。


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