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「魅惑の人」チョ・ジョンソクが魅惑の人

なんとか体調不良から這い上がってきました。
熱はないのに夜も寝られないくらいののどの痛み。
寝不足がひどく、このまま死んでしまうんじゃないかと精神的にまいってしまった。
コロナでもインフルでもない、のどの風邪ってなんやねん。

すっかり韓ドラを観る気もなくなり、床に臥せっておりましたが、本など読んで過ごし、ちょっとよくなってきたら、また観れるもんです。
仕事も休んだし、何もしなくていい。
こんな贅沢な時間に、取ってあった「魅惑の人」の最終話を。

魅惑の人」全16話完走しました。

王権と政治的権力をめぐる争いに直面した王。復讐(ふくしゅう)という秘めた目的のために王を惑わそうとするも、逆に魅了されてしまう女。複雑に絡み合うふたりの運命が、いま大きく動き出す。

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やっぱり時代劇はいいですねえ。その奥ゆかしさと映像の美しさ。衣装、建物、風景、どれもストーリーと共に楽しむことができます。ストーリは史劇ならではの王座の争いではあるけれど、そこに男装の魅力、BLか?と思うような演出にドキドキしつつも、モンウが女性だと知った後の王のモンウへの気遣い、優しい扱い、思いやりの言葉には胸キュンです💕

このドラマでは囲碁が大切な要素になってますが、「ザ・グローリー」でも囲碁の対決がポイントなってしましたし、静かな中で相手を追い詰めていく怖さ、囲碁に学ぶ立ち回り方などを表現しているようで、将棋ではなく、囲碁、ここは韓国らしさかな思います。

王様役のチョ・ジョンソクは「賢い医師生活」、映画「EXIT」「建築学概論」などで見たコメディチックな印象から、今回は時代劇、おふざけはなしの悩める王は、ちょっとセクシーでもあり、迫力のある場面では重みのある演技で違った面が見られました。

もともとミュージカルの俳優さんということで、「賢い医師生活」でも披露されていますが、歌もめちゃくちゃうまいんですよね。
아로하 (Aloha)はとてもいい曲です。


以前にバラエティ番組「花より青春~アイスランド編」に出演しているのを見たことがあるのですが、そのとき見えた人のよさ、英語が話せること、旅仲間の先輩後輩に挟まれて右往左往する姿は魅力的で、まさに魅惑の人でした。
まだ観られていない方は、こちらもぜひ!

そして、お相手のシン・セギョンの奥ゆかしさ、かわいらしさは格別です。
新米史官ク・ヘリョン」もよかったですが、男装からの女性に変わるこのギャップがさらに美しさを引き立たせているように思います。
どう見ても女にしか見えなくて、誰も気づかない、韓ドラの時代劇男装あるあるではありますが、それも含めて時代劇はファンタジー。
切られても、死んだと思っても生き返ったり、どこかに隠れて住んでいたり。
きっと生きている、、、そんな希望を持たせてくれて、必ずハッピーエンドに導いてくれる安心感。
悪は悪で徹底的に悪役であってほしいし、どこまですんねんと突っ込みたくなるほどにドキドキハラハラさせてくれる悪役がいてこそ、時代劇はおもしろい。
そして、王様とヒロインは結ばれて、あーよかったと心から思える。

全てをもってスケールの大きさが時代劇の魅力。
時代劇に慣れていない方にも理解しやすいお話なので、おすすめです。
最終回が終わって、ロスにならないために、すぐに次のドラマを見始めました。
次は放置していた「イ・ドゥナ!」9話と短く、既に見終わっちゃったんで、レビューは後ほど。

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