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階層性を意識することの意味とは?

こんにちは。
Parole編集部です。

日々の朝拝の後に日々の様ざまな気づき、またその時に最も重要だと思われる情報を共有するための時間があります。

様々なテーマでその日のお話をご紹介している本シリーズ、今回は来る12月25日におこなわれる大祓祭祀のテーマをはじめ、「階層を意識する」ということの意味について、お話がございました。

祓いをおこなう上でも、大切なポイントとなる階層性に対する意識。
それでは早速、記事をご覧くださいませ。


おはようございます。
明後日は、大祓祭祀が行われますので
皆さん色々とお忙しく
準備されているかと思います。

やはり、こういった準備も含め
また祓いというものもそうなんですけども、
階層性ということを理解して進めていかないと
最終的に統合されない、ということが起きます。

仕事には仕事の階層性があり、
祓いにも祓戸四柱の神がありますけども、
階層性に分けて祓う
ということを言っている訳ですね。

つまり、何事をするにあたっても
階層性によってなされるのであって、
一般的なものの見方には
階層性というものが存在していないので、
同じ領域の中で行ったり来たりしながら、
最終的にごっちゃになってしまう訳ですね。

ところがこの階層性という概念がありますと、
ただ左から右に移動するのではなくて
どんどん次元転換していくということで、

最終的に祓いの場合だと
祓われるということになりますし、
仕事の場合ですと、
この階層性によって指示系統が本来的に
統合されたものになる訳なんですね。

そういった意味で、日本という国は
昔から、例えば「分をわきまえなさい」とか、
あるいは「格式」とか「格が高い」とか
そういう言葉がありますけども、
これはひとえに階層のことを
言っているのでありまして、
ここは非常に日本人のあり方として
大事にしてきたところがある訳です。

また以前もお話したように、
大祓に出てくる畔放ち、溝埋というような
天津罪というのがありますけれども、
階層を壊してはいけないとか
階層を飛び越えてはいけない、
ということを言っているわけです。

この部分を真に理解しませんと、
本来的な祓いはできませんし、
今度の25日の大祓会も
十分な形で完遂できないかと思います。

ですが、日々、皆さんも
こうやって仕事をしていく中で、
階層性ということを
よく理解されていると思いますし、
そこは心配ないのですが、
ちょっと油断すると、自分の階層性を
飛び越えたことをやってしまったり、
あるいは特定の階層にいるにも関わらず、
その役割をしないで
終わってしまうことがあるんですね。

階層というのは、どこが偉い
というのではなくて、それぞれの階層に
それぞれの階層の役割があって、
それを全うすることが、人の美しさです。

現代社会ですと、
そこをまたいだり壊したり、
勝手にルールを破ったりすると、
なんか格好いいとか思われたり、
「おっ」というのがあったりしますけど、
それは非常に若い人間の話で、
目立ちたい人がやることです。

本来的に階層というのは、
厳然として存在している訳ですね。
ここを勝手に、操作してはいけない訳なんですね。

一方でこれがしっかり理解されて
全体性がまとまってきますと、
非常に美しい、まさに神の世界が
できるといいますか、階層性の世界ですので、
そこをしっかりすることができれば、
誰が見ても、立派な物に見えると言える訳ですね。

元々この言霊といいますか、
五十音図の「あいうえお」という言葉も、
階層性があるよ、ということを
言っているのでありまして、
単に言葉にいくつか種類がある
というだけではないんですね。

あの行、いの行、うの行っていうのは、
全部階層が違いますよね。
そこに、「あかさたなはまやらわ」
とある訳ですけども、従ってこの階層が
整然としっかり並んでいる様というのが
非常に美しく、また宇宙の完成形だと
言える訳であります。

今度の大祓会は特に「吹き送り」というテーマも
同時にはらんでいますので、
この階層性ということを理解しませんと、
祓いもしっかりできないってことになるんですね。

ですから、今回準備をするにあたっても
この階層性が大事になりますし、
またこの祓いという吹き送りの世界においても
階層性というものが非常に重要になりますので、
よくよく皆さんの中でこの階層というものを
しっかり捉え直して
また臨んで頂きたいと思っております。

ではまたよろしくお願い致します。

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