シャーンティ(शान्तिः 平和)の意味とは?
ヨーガクラスの終わりやお祈りの終わりに唱えられるシャーンティ三唱について考察したいと思います。
唱えただけで心と周囲の環境が落ち着く!
シャーンティ3回唱えてみましょう。
ओम् शान्ति: शान्ति: शान्ति:
Om śhāntiḥ śhāntiḥ śhāntiḥ
オーム シャーンティ シャーンティ シャーンティヒ
シャーンティ(शान्तिः)の意味は?
環境(自分の周囲〜世界まで)、身体、心、精神が落ち着いて何の障害もない満ち足りた状態。平和、平安、静寂のこと。
3つの障害:ターパトラヤ(तापत्रय tāpa-traya )
人間がこの世界で苦しまなければならない 3 種類の障害(悲惨さ)を取り除き、私たちが平和になりますようにとの願いがあります。
1.自分の内面の静寂のために
आध्यात्मिक ādhyātmika アーディヤートミカ
痛み、病気、怠惰、ぼんやりなど、自分の体と心から生じる障害を取り除けるように、自己の幸せを願います。
2.自分の周りの平穏のために
आदिभौतिक ādhibhautika アーディバウティカ
周囲の人、野生動物、自然災害などの外界からの障害を取り除けるように、
周り、環境の幸せを願います。
3.世界の全ての平和のために
आदि दैविक ādhidaivika アーディダイヴィカ
高次の力または運命などから来る障害を取り除けるように、
生きとし生けるもの、世界全ての幸せを願います。
3つのことを意識して唱えてみましょう!
ओम्
आध्यात्मिक शान्ति: आदिभौतिक शान्ति: आदि दैविक शान्ति:
ओम्
オーム
アーディヤートミカ シャーンティ
アーディバウティカ シャーンティ
アーディダイヴィカ シャーンティ
オーム
心がすっかり整って、静寂な自分の内側を感じられるかも〜♪
もちろん普通に唱えても大丈夫。
太文字部分はマハー・プラーナと言って息を強く発音します。
オーム シャーンティ シャーンティ シャーンティヒ
まとめ
自分が幸せになって、周りの人を助けたり、幸せにしたりしたその連鎖が世界の幸せ(平和)につながる説、好きです。
順番を逆にして、世界の平和をまず願い、次に周囲の人たちの幸せを願い、最後に自分の幸せを願うという人もいます。謙虚説も素敵です。
自分ではコントロールできないこと、自然災害や戦争など悲しいニュースを聞いたとき、まず平和を願うことが大切なのだと思います。
स्मितः smita smile :)
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