見出し画像

大自然の視点から見た藍染め

  1. 宇宙が誕生して137億年→地球が誕生して46億年→自己保存と自己増殖の生命活動開始~最初の生命・原始微生物が誕生して38億年→
    1-1. (動植物は原始生命→光合成細菌→好気性細胞→バクテリア(原核生物(DNAが細胞質に浮遊)・細菌)との共生→多細胞化した成れの果て)

  2. 数回の氷河期を生き抜いた極限環境生物が誕生して35億年→
    2-1. 藍=極限環境微生物→ (アミノ酸→蛋白質→酵素)好アルカリ菌(細胞膜の外に水酸化物イオン(OH-)が存在している環境に棲んでいる)を利用した染め物=高アルカリ(pH10.8前後)で水素結合等により構造が強化される(普通の蛋白質(アミノ酸→蛋白質)は高アルカリで構造が分解する)

  3. 最初の人間が誕生して100万年→ホモサピエンスが誕生して20万年→アフリカから拡散して10万年・・
    3-1. 紀元前2400年頃のエジプトのミイラを包む麻布に藍染めの糸が織り込んであるのが発見されている
    3-2. アメリカ大陸でもペルーを中心に高度な染織技術があった
    3-3. 印度でも古代から藍染めが行われていた
    3-4. 3C 頃の「魏志倭人伝」に藍で染めた布の記事が書かれている
    3-5. AD.7-8C「万葉集」「鴨頭草(ツユクサ)に 衣色どり摺らめども うつろふ色といふが苦しさ」「古事記」「延喜式」に山藍を使った青摺りの記載がある
    4-1. その涯にある今此の瞬間(自然界は微生物で充満している)
    4-2. 藍染めは、35億年の極限環境微生物の働きを、高々20万年のホモサピエンスが、高々4000-4400年間利用させてもらって色・藍色をいただいている行為なのでしょう。

琉球藍沈澱藍発酵

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?